今年も、奈良県橿原市城殿町にある特別史跡に指定されている「本薬師寺」跡周辺の休耕田に、約14,000株のホテイアオイの花が咲きました。
今回は、爽やかなスミレ色の「本薬師跡のホテイアオイ・2018」を紹介したいと思います。
「本薬師寺」は、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒のために建立に着手しましたが、完成前に天武天皇が崩御したため、持統天皇が遺志を継いで完成させました。
現在は、金堂の礎石と東西の塔跡の礎石や小堂が残るのみですが、休耕田から住宅地を挟んで西側に畝傍(うねび)山を眺めることができます。
この休耕田に毎年、地元の小学校の生徒さんによってホテイアオイの株が植えられています。株を増やしながら8月末から9月頃に見頃を迎え、現在スミレ色の淡い紫色の花が見事に水田一面に広がっています。
西方には大和三山の一つである畝傍山がそびえ立っており、スミレ色の淡い紫色の花ととてもマッチしていますよ!