今日は父の命日、恒例の父の背負子のご案内の日です。早いもので父を亡くして30年になります。父が私につないだタネがこの随想古事記です。今年でgooblogのサービスが終了するそうです。私も終わりにしようかと思います。どうぞ皆様の中で一人一人の古事記が醸造されることを願っています。
父の背負子(随想古事記)
父の願い 2010-04-30
私の邪馬台国 2012‐10‐04
随想古事記・はじめに 2012‐10‐05
随想古事記Ⅰ・あめつちの・・・・・ 2012‐10‐09
随想古事記Ⅰ・イザナギとイザナミ 2012‐10‐12
随想古事記Ⅰ・アマテラスとスサノオ 2012‐10‐15
随想古事記Ⅰ・海幸と山幸 2012‐10‐23
随想古事記Ⅱ・関連記事便覧 2012-10‐17
随想古事記Ⅱ・神話と言語 2012‐10‐17
随想古事記Ⅱ・天津神と国津神 2012‐10‐24
随想古事記Ⅱ・アジアの神話と歴史 2012‐10‐31
随想古事記Ⅲ・大和の心1 2012‐10‐26
随想古事記Ⅲ・大和の心2 2012‐10‐27
随想古事記Ⅲ・大和の心3 2012‐10‐29
随想古事記Ⅲ・大和の心4 2012‐11‐02
随想古事記Ⅲ・大和の心5 2012‐11‐03
随想古事記Ⅳ・おそれながら・・私の仮説 2012‐11‐04
随想古事記・おわりに 2012‐11‐06
随想古事記前章・民族の形成 2011-04-11
随想古事記前章・五色人の謎Ⅰ 2011-04-13
随想古事記前章・五色人の謎Ⅱ 2011-04-14
随想古事記前章・五色人の謎補(私の五色人説) 2011-04-21
アインシュタイン博士の言葉 2012-08-17
私の『中朝事実』 2013-11-03
天帝とはツクヨミノミコト!!! 2024-10-17
地震・雷・火事・親父・・・・・私たちが受け入れる以外ない理不尽なもの・・・・・
地震と雷は、これはどうしようもなく、善もなく悪もなく逃げのびた人が振り返るもの。火事は用心すべきもの。親父は、ひたすら仕えるのが、タネとしての人間の道。三皇五帝の第四帝尭(ぎょう)をご存じですか。尭は後継を選ぶにあたって、ひたすら不出来の両親に孝を尽くしこれまた不出来の弟の面倒をよく見て一族をまとめたという理由で、第五帝舜(しゅん)に禅譲したのです。人間もまたタネ、親を選ぶことはできません。その親がいかにあれ、孝を尽くすのが人間修行というものだと先哲は考えました。言いなりになるのではなく、人たるべき道に気づかれることなく導かねばならないのです。そのように偉大な子を持つかもしれませんから、親というものも、後生(こうせい)畏るべし、と示されています。人の道は、親に仕え子を大切に慈しみ己を律して修養に励むことを理想として、東洋の哲学は偉容を誇っています。親を選ぶことはできないと言われていますが、それよりもなお以前に、その親がなければ子である自分はいません。どう否定しようが、こればかりは如何ともしがたいものです。親子とはそのように、タネの繰り返しです。この自覚なしに、これからの未来の人類を生きてつなぐことはできないでしょう。背負子は否応なく背に負うものなのです。