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マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

平戸便り9

2013-02-21 17:28:31 | 平戸
平戸に帰郷しています。帰郷した日から晴れて良いお天気になりました。周辺の野辺は冬枯れですが、それでも梅が咲き桃の花が咲いています。野辺の道には水仙が香り高く咲いています。なんとなく笑っているような雰囲気の景色です。

自宅の庭も梅が満開、どうだんつつじは赤く芽吹いています。もくれんのつぼみも膨らんでいます。春は心を明るくさせる季節だなあと、しみじみ感じています。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!


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『バベルの塔』道標1

2013-02-09 10:52:07 | 日本語・古事記・歴史・日本人
バベルの塔・・・・・・子供のころから不思議に感じていた旧約聖書のものがたり・・・・・・戦争の象徴的な始まりとして心の歴史の物語として語り継がれてきました。実際にその塔についての考古学的研究もあります。私の中でこの『不思議物語』が一つのテーマとして浮かび上がってきたのは、カタカムナ解読の楢崎先生・宇野先生が『日本語が世界最古の言語である』と後進に課題を掲げられているのに触れてからです。

歴史に言語学をとりいれられた川崎先生のお陰で人類の民族進化の道筋が大まかに見えてくると、『バベルの塔事件』も少し見えてきました。いつかこの問題に真正面から取り組みたいと思っていますが、今はまだインスピレーションの赴くまま・・・・・といった状態です。そんな中一つの大きなヒントを得たので最初の道標として残したいと思います。

それはカタカクナウタヒの中の『ハム』という音。宇野先生の残された解説書『相似象』の中で、『ハム』という音は日本語の中で成熟しなかった・・・・・と述べておられます。『ハム』という音・・・・・その音の伝える意味は(私の考えですが)一刻一刻変化する状態を表しているので簡単にまとめるのは難しいのですが、日本人の得意な『和』というものの中にいてそれを維持し続けている力を感じとっている・・・・・・日本人は『ワ』という音を選んでそれですべてを表現させた、或いはそれが好きだった・・・・・・或いはそれがぴったりしっくりした・・・・・

        ワ・輪・和・わ・・・・・・・

でも、でも・・・・・宇野先生の『日本語の中で成熟しなかった』という残された文章を見つけて『ハム』なる音を感覚的に心の中で考えてみました。そしてヨーロッパ人はそっちを好んだ・・・・・という結論に達しました。

        『ハーモナイズ』『ハーモニー』・・・・・

ヨーロッパ人の心の中に、日本人の『和』は無いと思います。その一部の『ピース』はあるかもしれませんが・・・・・でも『和』は『平和』とは違います。その代わりヨーロッパ人の中で支持され発達した『ハム』を語源とするに違いないと思う言葉・『ハーモニー』、その『ハーモナイズ』する力が作り出した状態でありそのものが『和』です。だから西洋の音楽にはそれぞれの力をまとめるコンダクターが必要で、日本人の作りだす邦楽には緊張の輪(間)のおのずさりで、楽曲がかんせいされる・・・・・要素の調和からなる西洋音楽と、全体の輪からなる邦楽と。

日本語は『バベルの塔』事件を通り抜けてきた言語だと確信します。そして『カタカムナウタヒ』は洋の東西を問わず発達し続けた原言語を今に伝えており、それは全世界の音として発展したのだと思います。




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2月教室のお知らせ

2013-02-04 10:08:35 | マクロビオティック
今年度最後の教室のお知らせをします。

    2月23日土曜日、マクロビオティック教室13:00~16:00
                ヒレフリ山教室19:00~21:00


追って記事を補足するかもしれませんが、和みさんにお問い合わせお申込みください。(0950-23-2566)しばらくお目にかかっていませんので、楽しみにしています。おげんきでおでかけください。




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脱水あとのまつり

2013-02-02 09:34:58 | マクロビオティック
実は私は、以前にも2回『干からびた』経験をしたことがあります。今回の事件で思い出して、3度目の正直、やっと一纏めをすることが出来ました。最初は昭和63年秋頃のことです。私達は自宅を新築しました。そして主人は念願かなって『サウナ』を手に入れました。毎日堪能してその心地よさを私たち家族に吹聴しました。そして当然私にも体験するよう説得にかかりました。毎日顔を突き合わせている開業生活、断るのもなかなか難しい・・・・・・私も決心をしてやってみました。

親切な主人が温度も低めに設定して、水風呂も30度くらいで用意して、水分補給用のお水も十分用意してくれて・・・・・・『いいか、初めてなんだから熱いと思ったらすぐに出て水を飲め・・・・・水風呂につかれ・・・・・我慢するな・・・・・』サウナ指南が続きます。お陰でまあ楽しく(?)初めてのサウナ体験は終わりました。でもそれでは終わりませんでした。

翌朝起きた私は、自分がカラカラ状態になっているのを感覚的に知りました。唇からお腹の中、大腸の粘膜まで
       『干からびた~~~!』というのが実感でした。勿論声もかすれて出ません。その時あらためて思いました。主人は『丸太』、私は『板』のような体格で正反対、主人に心地よいものが私に良いとは言えないものが多い・・・・・・あ~あ、あとのまつり・・・・

2回目は久司学園に勉強に行って3週間ばかりボストン郊外のベケットに滞在した時のことです。周囲の人達が口をそろえて言いました。アメリカは乾燥しているから喉をやられる・・・・・と。でも少なくともその時の実態はそうではありませんでした。冬のベケットは雪に覆われていました。久司学園の滞在施設の暖房はボイラーでわかしたスチームのパイプ循環によるもので、とても穏やかな暖房でした。その冬はそれでもとても温暖だったらしく、私は何の異常も感じることなく楽しいショート遊学体験を堪能しました。

そしてニューヨークから成田直行便で帰国しました。福岡に移動して1泊、翌日平戸に帰還しました。そして初めて自分が『干からびている』ことを感覚的に知りました。その時の感想は何の芸もなく、

       『やっぱりアメリカは乾燥していたんだ~~~あ!』


今回の事件で3回目、本当に3度目の正直です。『干からびる』、つまり脱水状態になるということがどういうことなのか、やっと分かってきました。何と言っても脱水状態にならない事が一番大切なんですが、原因の種類はともかく脱水になったとします。私はすでに3度もなっています。その時の私の細胞の一つ一つは当然防御反応をとります。どうやるかと言ったら自然界で植物が行っている通り、『しおれる』んです。植物は日中しおれて翌朝には見事に露を滴らせている。残念ながら人間にはそれが出来ない???そして一番外側の細胞の細胞膜は完全に(もちろん干からび方によりますが)しおれ切って『盾』状態になるんです。これがアメリカ滞在を快適に過ごせた理由だろうと思います。アメリカでは乾燥状態だったので、身体の正しい反応でそれ以上の水分蒸発を防いだのだと思います。

でもそれは日本にいて作ってきた身体と大気環境との関係ではありません。帰国した途端、サウナから出た瞬間、ホテルで干からびてしまった後、そのかわいそうな細胞膜の死骸の盾がお荷物になります。それを認識する脳とのずれで多少の時間差が必要で、しばらく経ってから違和感を感じるということになります。サウナとエアコンは環境の変化の無い状態で無理に急速に起こった事態ですから、身体は大変だっただろうと思います。そして私の感想ですが、

サウナ(熱)は腸管全体異常が起こるが肺はあまりひどくない・・・・・エアコン(風)は肺がひどい・・・・・


その干からびてくれた細胞膜の処理にはかなり時間がかかる・・・・・・それがなかなか回復しない理由だろうと思います。今回もやっと味がするようになりましたが、今日でもう6日目です。水分を補給すれば治るなんて簡単ではありません。『盾』が出来てしまったら、補給は充分に受け付けられません。多分むくみとして現れる羽目になるはずです。細胞膜が再生されなければ吸収されないのですから。私が体験した程度ならば自力で何とか克服できると思います。でも脱水って重症だと死と直結している問題です。究極的に言えば、そんな事態に陥った場合、解決策は輸液しかないと思います。各人各様に限界が違っているのですから、自力で不安を感じたらすぐ医療機関を受診した方が良いと思います。脱水が起こると、細胞は機能を果たさないからです。機能を果たさない身体に、マクロビオティックも何もありません。輸液が無かった時代、多分そういう場合は死んだのだと思います。

悪条件をものともせず意欲的に暮らすことが出来ているなら、まあ大してひどくありませんから、ひたすら水分摂取と食養生に努めて耐えるのもいいかもしれません。腸には葛を、肺にはネギを!!ネギの白い部分がずんぐりして焼いたり煮たりするととろ~り甘くなるネギをどうぞ。その調理中の蒸気を吸い込むのもいいかもしれません。咳が排泄に必要だとわかっていても、咳は体力を消耗するものです。和らげる必要があるかもしれません。水蒸気の吸入だけでもずいぶんと楽になります。吸入器が無くてもほっとタオルを作って口に当て息をするのもいいですし、スープのようなお料理は吸入しながらのようなものです。

これが3度目の正直・あとのまつりの結論です。愚かしいものですね。3度も体験しないとわからないなんて・・・・・・でもこれの積み重なりが伝統の知恵として古来受け継がれてきたものかもしれません。




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コメント (2)
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珍(?)体験をしました。

2013-02-01 10:00:47 | マクロビオティック
先月26日は東京の同窓会に出席しました。高校の私達の学年だけの同窓会で名付けて『子丑会』、『チューモー会』と読みます。この同窓会に初めて吉祥寺に住むようになって出席しました。3年前のことです。

       同窓会ってこんなに楽しかった~~~!

故郷は遠く離れて思うもの・・・・・むべなるかな、むべなるかな・・・・・と言ったところで、私は生涯できるだけ『子丑会』には出席しようとひそかに誓っています。昨年は末息子の結婚式と重なり出席できませんでしたのでとても楽しみにしていましたし、懐かしい顔に会って本当に楽しい一日でした。

今回主人も同じ26日に東京でお世話になった病院の薬剤師さんの結婚式に招かれていました。それで一緒に上京し、その日は主人とは別行動、私は一足お先に孫達の所に行きました。翌日お昼ごろやってきた主人も含め夕方まで孫や子供達と楽しく過ごして、夜は新しい『東京ステーションホテル』に泊まりました。きれいなホテルでした。3階建てに見える4階建てとかで、普通のホテルからの窓の景色とはかなり違っています。自宅の窓から見ているのと大して変わらない人の往来が見えました。ゆったりとしたつくりで天井も高く、調度品も立派でした。

まあ、それはいい思い出が出来たんです。だけど暖房大好きの主人の事、それにホテルの布団は一様に少ない・・・・・快適な暖かい環境を作り出してくれました。風が直接当たるなら文句も言ったのですが、ホテルの空調は見事です。どこから吹き出していたのか・・・・・・それで日頃起きない事が起こりました。通常私は夜中にトイレに起きることも喉が渇くことも殆んど無いのですが、その日ばかりは夜中に何度も起きて水を飲みました。喉が渇いて渇いてたまりません。5~6回も起きたでしょうか。それで疲れたのか、久司先生を思い出して、朝シャワーを浴びました。

背中が痛いんです。孫達とボーリングに行って、2ゲームも投げたんです。その時は何ともなくて、マクロビオティック仕込みの頑強な体を誇っていたのですが、この時ばかりはさすがに、『年か・・・?』と自分の現状に疑念を挟みました。昨年の金毘羅参りでガタガタになった時も、たま先生の車の中で小1時間眠らせていただいたら回復したのに・・・・・主人には内緒にしたまま、帰途につきました。このホテルは鉄道利用には最適です。新幹線で名古屋につきました。軽いお昼をとって、尾張一宮へ。

尾張一宮から10~20分歩くのですが、それが何となくだるい・・・・・背中はダル痛くて何となく熱っぽい・・・・・咳も出始めました。主人と『喉をやられて風邪をひいたらしい』ということになりました。20年以上風邪なんか引いたこと無かったのに・・・・・いや30年以上かもしれない・・・・・・主人は明日は通常通り仕事ですし、私は早期回復を願って早く寝ることにしました。

でも事態はそれで終わりませんでした。夜中じゅう咳き込んで主人に迷惑をかけたのです。そして翌朝には完全に味覚もおかしくなっていました。何を口にしても苦いばかり・・・・・味は全然分かりません。やる気もおこらない・・・・・・昨日木曜日鼻水が増えました。カラカラになって咳をしても辛いばかりだったのが、痰が少し出てくるようになりました。やる気がないので何もすることのないまま、お昼に梅干し湯漬け(それだけがかろうじて食べられたんです)を食べながら、テレビをつけました。そしたらそこで『脱水症』の話をしていたんです。

     え!、私は脱水だったんじゃ~~~~???

それで主人が用意してくれた漢方薬も、無いよりはましだけど、もう一つ決定的ではなかった???確かにお薬嫌いの私でさへ、麦門冬湯は飲みたい感じ・・・・・最初の熱にも葛根湯は効いた・・・・・・マクロビオティック生活をしていると、暑さ寒さに対応力が増すので、日頃から寒ければ寒いなりに暮らしている・・・・・・それをあんなに快適な空間を過ごしたから・・・・・
文明は恐ろしい・・・・・!!!

今日金曜日になってやっとお洗濯をしようという気になりました。味覚も少しましになってきました。昨日は散歩がてらに歩いてみたのですが、どうも敏捷さに欠ける・・・・・月曜日に帰ってきたので、今日で5日目・・・・・やっと回復してきました。子供達は電話の私の聞いたこともないような声に心配しました。まだまだ変な声ですが、大丈夫です。私の中で一番すぐれていると自負している味覚が戻らなかったらどうしよう~~~~~教室もやめるしかないといくらか気になりましたが、それも杞憂に終わりそうです。人体の回復再生能力は素晴らしい!!!でも味覚ってあんなになるんですね。味蕾を舌に感じるのですが、それがゴロゴロしている・・・・・皆様脱水にはくれぐれもご用心ください。




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