バベルの塔・・・・・・子供のころから不思議に感じていた旧約聖書のものがたり・・・・・・戦争の象徴的な始まりとして心の歴史の物語として語り継がれてきました。実際にその塔についての考古学的研究もあります。私の中でこの『不思議物語』が一つのテーマとして浮かび上がってきたのは、カタカムナ解読の楢崎先生・宇野先生が『日本語が世界最古の言語である』と後進に課題を掲げられているのに触れてからです。
歴史に言語学をとりいれられた川崎先生のお陰で人類の民族進化の道筋が大まかに見えてくると、『バベルの塔事件』も少し見えてきました。いつかこの問題に真正面から取り組みたいと思っていますが、今はまだインスピレーションの赴くまま・・・・・といった状態です。そんな中一つの大きなヒントを得たので最初の道標として残したいと思います。
それはカタカクナウタヒの中の『ハム』という音。宇野先生の残された解説書『相似象』の中で、『ハム』という音は日本語の中で成熟しなかった・・・・・と述べておられます。『ハム』という音・・・・・その音の伝える意味は(私の考えですが)一刻一刻変化する状態を表しているので簡単にまとめるのは難しいのですが、日本人の得意な『和』というものの中にいてそれを維持し続けている力を感じとっている・・・・・・日本人は『ワ』という音を選んでそれですべてを表現させた、或いはそれが好きだった・・・・・・或いはそれがぴったりしっくりした・・・・・
ワ・輪・和・わ・・・・・・・
でも、でも・・・・・宇野先生の『日本語の中で成熟しなかった』という残された文章を見つけて『ハム』なる音を感覚的に心の中で考えてみました。そしてヨーロッパ人はそっちを好んだ・・・・・という結論に達しました。
『ハーモナイズ』『ハーモニー』・・・・・
ヨーロッパ人の心の中に、日本人の『和』は無いと思います。その一部の『ピース』はあるかもしれませんが・・・・・でも『和』は『平和』とは違います。その代わりヨーロッパ人の中で支持され発達した『ハム』を語源とするに違いないと思う言葉・『ハーモニー』、その『ハーモナイズ』する力が作り出した状態でありそのものが『和』です。だから西洋の音楽にはそれぞれの力をまとめるコンダクターが必要で、日本人の作りだす邦楽には緊張の輪(間)のおのずさりで、楽曲がかんせいされる・・・・・要素の調和からなる西洋音楽と、全体の輪からなる邦楽と。
日本語は『バベルの塔』事件を通り抜けてきた言語だと確信します。そして『カタカムナウタヒ』は洋の東西を問わず発達し続けた原言語を今に伝えており、それは全世界の音として発展したのだと思います。
それでは今日も:
私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!