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マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

マクロビオティックの現状

2011-07-29 10:13:45 | マクロビオティック
最近主人から本を紹介されました。コリン・キャンベル博士著『葬られた第二のマクガバン報告』という本で、副題に『動物たんぱく神話の崩壊とチャイナプロジェクト』とあります。マクロビオティックを知っている者にとって特筆すべきことは何もないのですが、我らが住む世界は近代社会、何事も検証主義で証拠をあげなければなりません。

マクロビオティックは分析学的な栄養は否定(?)しているのですから、絶対に細かな分析的証拠をあげることは出来ません。症例を結果として示すことは出来ますが、現代のアカデミックな意味で証明することは出来ません。人間の理解法が思索の成長を遂げて(?)分析(身体の各パーツ・栄養素)から総合(全人間・無限宇宙)に切り替わる以外にありません。

要するにマクロビオティックは現代アカデミーの世界では受け入れがたいものです。そしてそのアカデミーの上にどっしりとおさまって利益を追求している現代産業社会にも受け入れてもらえそうもありません。

ですが!!!人体は虚構ではなく、証明にかかわらず、事実に基づいて機能し存続しています。アメリカ大陸がコロンブスの発見以前からずっと存在したのと同じことです。

どん底で最先端の検証主義は現代栄養学の間違いを検証する羽目になるでしょう。自分の間違いを指摘せずにはすまないのです。それがアカデミズムの性質なのです。そして人類は全体があって個々があることを再び喧伝し始めるでしょう。

このキャンベル博士の本はこうした流れに中にあると言えると思いますが、この本にはマクロビオティックの『マ』の字も、当然桜澤先生の名も久司先生の名もちらりとも出て来ません。マクガバン氏が久司先生と接触していたどころか、久司先生がマクガバン氏に協力しておられたことを私達は久司先生から直接お聞きしました。そしてどのようにマクガバン・レポートが改竄され骨抜きにされたかもお聞きしました。

いま社会が大きくターンしようとしている時に当たって、私達マクロビオティックによって真実を得た者たちは、マクロビオティックを大きく正しく後世に伝えられるよう自分を再び考えてみるべきだと思います。人それぞれの同異を踏まえた上での社会通念として確立できれば、人類社会の幸せに貢献することになるはずですから。




今日もまた:

     私達はいつになったら横田めぐみさん達を取り戻すことが出来るのだろうか!!!

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平戸から

2011-07-21 10:43:22 | Weblog
主人の夏休みで平戸に戻りました。異常台風6号のせいで飛行機が飛ばないのではと気になりましたが、台風の合い間をかいくぐって(?)予定通り20日に移動が出来ました。羽田への道すがら夾竹桃の赤い花が咲いていましたが、大村でも赤く満開でした。

何が違うかと言うと空気です。特に平戸に落ち着いてみると空気が結晶になるのではないかと思うくらい透き通っていると言うか、何と言ってよいか、空気が違うのをしみじみ感じます。夜もひんやりとして何処までも静かですし、明け方は鳥の声、虫の声、蝉の声が空気と一体になっています。あれほど慣れ親しんで当たり前だったことですが、東京暮らしをするようになって毎回別天地に来たみたいに感じます。

主人は思う存分羽を伸ばす計画どおり、朝からゴルフに出かけてしまいました。これから毎日ゴルフ尽くめです。台風一過の涼しい夏の日、ゴルフには最適だろうと思います。
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久司先生の『導引』と『パームヒーリング』

2011-07-13 09:25:32 | マクロビオティック
タイトルの本について最近欲しいとの問い合わせを時々いただきます。それで今回お知らせを書くことにしました。『導引』は残念ながらありませんが、『パームヒーリング』については私が時々ブログでもご紹介している平戸の『自然食品・和み』さんに3~4冊残っています。お問い合わせの電話番号は、0950-23-2566 です。また出版社にはたまに全国の書店に残ったものが返品されてくるそうです。日貿出版社に問い合わせをなさるのもいいかと思います。

この二つの本は、翻訳した私の感想ですが、宇宙と自分の関係を知る上で欠かせない本だと思います。特に『導引』の理論編は宇宙の真理、あるいは宇宙の秩序というものを久司先生が分かりやすく噛み砕かれた解説書です。これは人間として生きていくために本当に必要な知っておくべきことを教えてくださった書です。残念ながら入手方法を明示することが出来ませんが、図書館はたいていの新刊を集めますから多分あると思います。読みたいと思えば道は開けてくると思います。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!
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聖徳太子

2011-07-07 07:09:42 | 日本語・古事記・歴史・日本人
言語に関する考察・雑2

先日記事でお話した川崎真治先生著『日本の史記』が原因の“スランプ”は棚上げ状態ですが、その上娘2号が私のためにとくれた倭人のルーツ関連の本のおかげ(?)でますます混乱しています。子猫が毛糸玉で遊んでこんがらかって収拾がつかなくなってしまったような・・・・・心を落ちつけて一つ一つほどいていくよりないと覚悟を決めました。それでも川崎先生にともしていただいた灯りで色々な事が見えてきています。それで興味深い記事を一つ書こうと思います。

第1は日本人なら誰でも知っている“聖徳太子”!!遣隋使を開始され隋の煬帝にかの有名な国書を送られた聖徳太子・十七条の憲法を制定された聖徳太子・冠位十二階をお定めになった聖徳太子・三経の義疏を著された聖徳太子・十人の訴えを一度にお聞きになった聖徳太子・・・・・・枚挙にいとまがありません。私達日本人の敬愛する太子です。

その聖徳太子は、生きておられる時は『上宮太子(じょうぐうたいし)』とか『厩戸皇子(うまやどのおうじ)』とか呼ばれていらっしゃったのだろうと聞いています。上宮は『うえつみや』と一般的におくりがなされていますが、『かみつみや』かもしれません。『上記』は『ウエツブミ』と伝わっており、その内容は主に大物主の豊の国における医療や薬草の記事だったように記憶していますが、両者の『上』は共通の認識のもとに使われているはずだと思います。

今回問題にするのは『厩戸皇子』です。母君が厩戸の前で産気づかれたとの伝説まであり、この名を現代聞いた者は誰しもイエス・キリストの生誕を連想します。あまりに出来過ぎた連想ですが、私も子供心に何となく謎めいたものを感じたものです。それ以来長年大した進歩もなく今日に至っていましたが、今回決定的な解答を見つけました。前回『五色人の謎Ⅰ』『五色人の謎Ⅱ・補』一連の記事で五族の問題を展開しました。この五族の問題は言語学的歴史学的仮借法式に密接に関わり合っていて、私達日本人独自の枕詞にも重大な関係があると思っています。そのうえで“決定的”だと確信しています。

うまやどのおうじ・・・・聖徳太子を識別するための言葉『うまやど』これが厩戸と当てられたため私達は見過ごしてきましたが、もともと『文字』より先に『音』があったことを考えると、別の文字でも良かったはずです。直截的に『馬宿』でも良かったはずです。そして当時の人々の常識では『馬宿』=『安宿』・・・・・=『明日香』=『飛鳥』なのです。

うまやど=あまやど=あんしゅく=あんすく=あすか・・・・・・これが明日香であり飛鳥なのです。飛鳥という字があてられたのは歴史的事実を反映していると思いますが、とにもかくにも『厩戸皇子』という呼称は『飛鳥(におられる)皇子』と言っているのと同じです。ご存知の通り聖徳太子は飛鳥の斑鳩の里にお住まいでした。斑鳩(いかるが)というのも五族を念頭に置かないと不可解です。そして私達は日本武尊を『飛鳥(ひちょう)』という文字から連想するし、私は平戸が『飛鸞』と古来から呼ばれて来たことを考えてしまいます。

第2は、西表(いりおもて)島の『いり』です。私は長いこと太陽が西に沈むから『日の入り』で『いりおもて』なのだと思ってきました。でもどうして東に同じ成語法で『日の出』を意味した使い方がなされていないのが不思議でなりませんでした。

今回これも西方がイルク・イリク(犬族)の住む地方なので『いり』なのだと確信しています。あるいはその島にイリ族が住んでいたからかのどちらかです。東方は『とん』で鳥(猪)族の住む地方・ヤマトンチュです。その証拠といえるかどうか分かりませんが、帰化人の東漢は『やまとあや』と読まれています。ここに『大和』の語源も潜んでいるでしょうし、聖徳太子のかの有名な勅書『日出ずる処の天子、書を日没する処の・・・・・』という意味もはっきり浮かび上がってきます。そして『漢』が『あや』であり蛇族なのだということもはっきりすると思います。『民族の形成・五色人の謎Ⅰ・Ⅱ・補』を参考になさって読んで頂けると嬉しいです。そしてこういったことに興味をお持ちの方は川崎真治先生の本を読んで“スランプ”仲間になっていただけると嬉しいです。




それでは今日も祈りを込めて:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!




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ウニの瓶

2011-07-06 10:29:30 | Weblog
こういう表現が標準的な使われ方なのかどうか不明ですが、わが故郷平戸地方で『あの人はウニの瓶のようだ』と言えば『見た目より中身の少ない人』という意味です。ウニは少ししかとれませんから、販売用のウニの瓶は厚く作られています。目の錯覚で実際よりたくさん入っているように見えるのです。

そんな不名誉(?)なウニの瓶ですが、ウニの瓶でなければという使い方を見つけました。お料理中のお菜箸を立てておくのに最適です。厚いガラスはどっしりとしていて倒れません。ガラスなので汚れてもすぐにきれいになります。私は瓶2本を使いまわしてとても重宝しています。それに何よりお台所のスペースを取りません。

ウニの瓶の名誉回復と、何とかとハサミは使いよう・・・・ではありませんが、どんな物にも適した用途があるという感想でした。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!!

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オリオンの赤い星

2011-07-02 10:25:44 | Weblog

数日前テレビでオリオン座の赤い星・ベテルギウスの番組がありました。ご覧になった方も多いと思います。ここのところそのベテルギウスが爆発寸前というので話題になっていましたが、その最新映像(?)を見てびっくりしてしまいました。まだ自分の中で整理のつかない事も多いのですが、これまで心の倉庫の中に言わば《お蔵入り》状態だったものに光明がさしてきました。

私にとって“マクロビオティック”と“カタカムナ”、桜澤先生(久司先生)と楢崎先生(宇野先生)は二上山ですが、その楢崎先生が本の中で述べておられる『フタヤタマ』の『イオツミスマルノタマ』・・・・宇宙生成の原理にかかわっている表象物だとおっしゃっているのですが、私にはなかなか難しい・・・・

     それがオリオンの赤い星で現実に起こっている・・・・!!!!

ベテルギウスは科学者でさえ想像がつかないような形状を示していたのです。そしてその形状はベテルギウスに集約した力の持つ限界的な状況を示しているのです。刻々と噴流をあげて変化する赤い雪だるまのような“フタヤタマ”・・・・巨大になりすぎて爆発するオリオンの赤い星・ベテルギウス!遠い宇宙のかなたの“生き物”である星はまざまざと私達の宇宙に展開する力そのものを見せてくれます。私達人間は光速以上のものを知らないけれど、『今』というものの理解がもっと進めば、もっと違う宇宙の姿を知ることが出来るだろうと思います。

それはそれとしてこの遠い星は宇宙の規模からすると太陽系にかなり近いらしい・・・・。それで明日かもしれないというこの爆発の影響がどれくらいのものか予測がつかないらしい・・・・。相当な放射線も降ってくるらしい・・・・。善悪もない、否応もない、受け入れるしかない・・・・私達人間が地球という星の表面に現れた現象にすぎないということを私達は実体験するんでしょうね。




それでも私達は:

     横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!


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