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おろし大根

2014-07-20 07:40:27 | マクロビオティック

 マクロビオティックは知らなくても、おろし大根を知らない日本人は居ない???ですよね。お肉にもお魚にも、それにおそばにもおろし大根はつきもの・・・・・口の中をさっぱりさせるだけでなく、強力な消化酵素によって体を助けてくれます。伝統的な日本人の知恵です。

そんなおろし大根はもちろんマクロビオティックにもとても大切なもの・・・・・体内にたまった過剰な脂肪やたんぱく質・・・・・新旧を含めこれが大方の不調のもとです。動物性植物性を問わず、油料理にはおろし大根を添える・・・・・アトピーにも有効です。体内の貯留物を溶かすのも、消化と同じプロセスなんです。

 

そうしたおろし大根を作るうえで大切なものは、まず大根!!!大根がなければはじまりません。植物として生命力にあふれた大根が必要です。『生命力』って何だとお思いですか。それは大根なら大根の、人間なら人間の形の秩序を保つために作用している力です。それが多い大根を選ばなくてはなりません。それで自然栽培の大根・有機栽培の大根といわれる理由です。そもそも有機というのはそういう秩序を持っているという意味ですし、自然というのはそういう力によって自ずから然らしめたという意味です。

次に必要なものは『おろし器』・・・・・マクロビオティックでは『陶製のおろし器』を推薦しています。それはなぜかというと、なるべく秩序を破壊したくないからです。無秩序というのは『命がない』ということとほぼ同意義です。それで当たりの柔らかい陶製を使うのですが、よく目にする丸いおろし器(私も持っています)・・・・・大根にはちょっと不向き(これは私の意見ですが)・・・・・ちょっと物足りない思いを抱いていました。人参やリンゴより水分の多い大根には、もう少し目の粗いおろし器が合っていると思います。

そうこうしているうちに今回なかなかに気に入った大根の陶製おろし器を見つけました。美味しく大根をおろすことができるんです。台には木曽ヒノキの枡がついています。釘は使ってありません。組み込みなんです。内底に勾配がつけてあって、水分が片寄るようにデザインしてあります。そして、そして、何より目の粗さが大根に向いています。これは優れものですよ!!!ただ乱暴はいけません。金属製のように打ち付けておろし大根を落とすことはできません。丁寧にお箸を使って落とさなければなりません。

                      

 

実は『乱暴』もマクロビオティック上大変大きな作用があります。そもそも『力』というのは、秩序上の静かな『力』も乱暴に働きかける『力』も音声上の『力』も速度としての『力』も、ともかくどんな力も同じものなんです。だからお料理についても、お道具をガチャガチャ打ち合わせる音も、乱暴な気持ちも言葉も、むちゃくちゃの包丁使いも・・・・・すべてお料理の中身の秩序にかかわっているんです。

足音に気を使わないこととお料理が下手なことは、実は、同じことなんです。一挙手一投足、すべてがお料理をするうえで意味があります。わが日本には古来からのお料理の流儀を伝えている『四条流』というのがありますよね、あの動作を思い出します。・・・・・そういうわけで、この『おろし器』はそれを誰にでも気付かせてくれる優れものです。まさかこの繊細な透かし模様が入っているような『おろし器』を打ち付けようとは誰もしないだろうと思いますから。

 

説明はこのくらいにしたいと思います。この『おろし器』を平戸の自然食品和み(0950-23-2566)さんで扱ってもらうことにしました。教室の生徒さんには6月にご紹介して、予約をしていただきましたね、準備ができたそうです。『和み』さんの特別加工の『変性加工』がしてあります。これは通常『気を入れる』とか『気を高める』とか言っているものですが、『秩序力』を増強するんです。そもそも『気』とは秩序の力の動きです。秩序は命の特性であり、気とは命の働きです。ですからそれが食べ物だったら、『おいしさ』になります。調理器具だったら、『おいしさを壊さないこと』になります。そして秩序力のあるお料理は自分の命にとって強力な糧になります。

今回見つけた『おろし器』は、こういうわけで『命』の調理器具になりました。とてもおいしい『おろし大根』ができますよ!!!またそういうわけで、和みさんで扱っている食品は他所でも買えるものですが、何でもおいしくなっています。海藻類なども独特の嫌なにおいがあまりしませんし、大豆タンパクなども乾物特有の臭いがしません。和みさんの自社製品は、主なものとして、お塩に『イキな塩』など3種類、お砂糖にも数種類(『黒和糖』がおすすめです)あります。 和みさんについては時々ご紹介してきましたが、毎週木曜日と日曜日が休業日で、祝日は開いています。お問い合わせいただけたらと思います。

                          

 

 

それでは今日も:

      私たちは横田めぐみさんたちを取り戻さなければならない!!!

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何だかおかしくないですか???

2014-07-18 13:00:18 | その時々・武漢ウィルス騒動・・・2020

小保方さん事件・・・・・・これはいったい何なのでしょう???小保方さんは始めからスケープゴートだった???!!!

こんなにも簡単に(?)あれこれぼろが出てくる発表を、こともあろうに『理研』がした???!!!小保方さんは研究の土台条件(マウス)に関して確認はしておらず、丸呑みの信頼の上に実験をした(或いはさせられた)・・・・・『理研』は研究と研究員をどのようにあつかっているのだろう・・・・・そもそも『理研』って何ですか???

これまで『理研』と全く縁がなかった(?)のに、今回なにがしかの関心を持つことになった一国民として本当に不思議に思います。

 

それでは今日も:

      私たちは横田めぐみさんたちを取り戻さなければならない!!!

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母のことわざ(?)集 続3

2014-07-18 11:57:18 | 母から娘へ

母のことわざ(?)集

母のことわざ(?)集 続1

母のことわざ(?)集 続2

今日は夏にちなんで。

ナスはなりつき、キウリはなりしも。

  おいしいところ・・・・・。もしかするとこれは母の個人的見解かもしれません。ですが確かに、おナスの糠漬けのなりつきのおいしさは特別ですし、きうりといわずスイカも瓜も当たっています。それで、きうりのへたはいつも子供たちの額へ!!!涼しくて嬉しかったものです。

 

トウモロコシは薄皮を数枚残して茹でる。

  トウモロコシを茹でるときは、全部剥いてしまわずに数枚つけたまま茹でると味が良い。ちょうど湯帷子のように・・・・・。私はずっと母の教え通りにしています。そして茹で上がった後すぐにあげないで、やや冷めるまでそのままにしておくと、皺くちゃになりません。

 

それでは今日も:

      私たちは横田めぐみさんたちを取り戻さなければならない!!!

  


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タイガースの楽しみ

2014-07-16 10:09:10 | Weblog

夫が楽しいテレビ番組を録画してくれました。それは私達が若かりし頃絶大な人気を誇ったグループサウンズ・タイガースの番組・・・・・・メンバーも私達と同じように年を重ね・・・・・最大(?)の見せ場は必死で足を前に蹴り(?)上げるかつての人気者たち・・・・・

 

私はもともとあんまり音楽を聴く・・・・という趣味がなかったので、タイガースだろうと何であろうとグループサウンズが好きではありませんでした。私はどちらかというと絵画派というか陶芸派というか・・・・・それで沢田研二の特殊性がどうしても好きになれなかったんです。視覚的に見ていたのだろうと思います。『不自然さ』・・・・・それがどうしても馴染めませんでした。私の選択基準は、『わざとらしさがないこと』、ただそれだけといってもいいくらいなんです。

それが年を取って醜く(?)なった沢田研二を始め、メンバーたちはとても好感が持てる・・・・・ようになっていました。とにもかくにも自然体なんです。虚栄心もなく(?)、ありのまま・・・・・それで別に好みでない曲だって以前感じたほどいやではない・・・・・足をけり上げて息も途切れそうになっているのを見ると、親近感を抱いてしまいました。そして夫と二人、私達もやってみて自分たちの体力の衰えをしみじみと感じました・・・・・・。

 

それにあの人気を誇った沢田研二・・・・・の今の姿・・・・・ふと弟を連想させられてしまうんです。幼い日運動会に備えて父の徒競走訓練を一緒に受けた弟・・・・・母はどうしたらあんなに仲良く育てられるのかと尋ねられたという弟と私・・・・・・たった二つしかないおやつのサンドビスケット、バニラとチョコだったんですけれど、大事な方のチョコサンドをお友達に上げなければならない羽目にいつも陥ってちょっと切ない体験を共有した弟・・・・・

これは説明が必要ですよね。私達が子供だった頃、サンドビスケットなんて見たこともないおやつでした。進駐軍がくれたのか・・・・・まあパイロット手当として父が支給されるものに入っていたんです。それが弟と私のおやつになりました。毎日二つずつ母がくれるんです。バニラとチョコと。私達にはチョコがとても大切なものに感じました。それで大事なチョコを楽しみに後から食べるんです。すると間が悪いことに、お友達が来るということになるんです・・・・・当時は食糧難の時代、食べ物のにおいは遠くまで届くんですよ!!!・・・・多分。

そして弟と悲しげに顔を見合わせながら、チョコをお友達に渡す羽目に・・・・・なるんです。何度かこういう体験をして、二人はチョコを先に食べることにしました。

仲良しだった弟とも結婚をしてめったに合わなくなり、たまに会う程度で互いの壮年時代は過ぎ、子供たちの結婚や両親の死で突然出会う互いの変貌ぶり・・・・・あの時の驚きを今回、沢田研二というまれにみる歌手に思い出してしまった・・・・・というわけです。

 

これからは夫と二人体力維持のメニューに加えて、互いの醜態を見ながら楽しく笑いあおうと思います。あれはいいと思いますよ、お勧めします。そして夫の習性(?)上、これからしばらく何度も何度も、繰り返し繰り返しこの番組を見て暮らすだろうと思います。

 

それでは今日も:

      私たちは横田めぐみさんたちを取り戻さなければならない!!!


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糠床その後3

2014-07-12 09:01:06 | マクロビオティック

おかげさまで私の糠床は順調です。説明書通りに水も溜まり棄てることが出来ました。重石も、以前から持っているガラス製の即席漬け器についていたもので、金箔の色紙(?)が封じ込められたこれまたガラス製の重石がピッタリと収まっています。いい按配の重さです。

先日追記した、糠漬けに卵!!!、試してみました。だけどこれは私向きではありませんでした。茹で方が悪かったのかもしれません!!!白身が固く締まって、申し訳なかったのですが、おさらばしました。それに『半熟の黄身がおいしい!』と言っていたのに、私は黄身が好きではありません。くれぐれも茹で加減にご注意ください。

おいしいのは『セロリ』です。これはとても糠漬けに向いています。キャベツと似たような味ですが、キャベツより簡単につけられます。今のところ、きうり・茄子・大根・人参・セロリ、が私の定番です。漬け始めの頃は塩が熟れてなくて、塩抜きしないと食べられませんでしたが、ちょうどよくなってきました。これから夏の味が楽しみです。

 

それでは今日も:

      早く横田めぐみさんたちを取り戻すことが出来ますように!!!

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糠床その後2

2014-07-05 09:10:04 | マクロビオティック

先々月の教室後持って帰る羽目になった糠床・・・・・おかげで、先月記事にしたように、糠漬け容器を探すきっかけになりました。そして発見した『糠漬け名人』・・・・・これを念のため1枚リードペーパーをかませて冷蔵庫に入れて平戸に帰り、先月末の教室を開き、1週間・・・・・・。8日ぶりに昨日冷蔵庫から出しました。

そしたら、そしたら期待通り・・・・・何の問題もありませんでした。冷蔵庫から出すと温度が急激に変化するので、自然解凍させるように半日そのままにしておきました。・・・・・で、きれいで良い香りのする糠床再開!!!。これは本当にうれしいことです。この糠漬け容器のメーカーの言うとおりでした。

出来ることなら、もう8ミリくらい半径が大きいと使いやすい・・・・・と思うのですが・・・・・何か問題点があるのかもしれません。さっそく『きうり』を漬けました。これから暑い夏の食卓に活躍すると思います。

 

そうそう、情報を一つ。なんと、ゆで卵の糠漬けがおいしいそうです!!!!!それも固めの半熟のゆで卵が特に美味しいとか・・・・・(マクロビオティックの人達はほとんど卵を食べないのであんまり関係ないかもしれませんが、たまによい卵の到来物があった時には良いかもしれません。)どうぞお試しあれ。

 

それでは今日も:

      私たちは横田めぐみさんたちを取り戻さなければならない!!!

 


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