inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

本との出会い

2007-02-16 21:53:17 | Weblog
夫婦二人で連休を利用して娘達夫婦のところへ遊びに行きました.野田にも行きました.初めて常磐線に乗りました.大学時代机を並べていた友人が野田から通っていたためか、その野田という土地の空気を懐かしく感じました.

帰りに新宿で途中下車をして紀伊国屋書店に立ち寄りました.随分久しく来なかった紀伊国屋書店はきれいに様変わりしていましたが、一番印象深かったのは階段の色が変わっていたことでした.そこで何気なくぶらぶらと本を眺めて歩いているとき一冊の本のタイトルが目に留まりました.「脳のなかの水分子」・・・・

「脳のなかの水分子」 中田 力(なかた つとむ)著、紀伊国屋書店から出ています.意識がいつどうして作られるか、その機能の機序の解明というか、そのエネルギーが意識になる時の脳に何が起こっているのかというか,そもそも脳がどういう方法で丸い形を作り出したのか・・・・.中田先生の理論を説明できるほど読んだばかりの私は理解していませんが、非常に興味のあるお話です.そしてマクロビオティックの徒としても体内、いえ脳の水分の形が如何にあるべきか、如何なる水を摂取すべきなのか、水の交替は如何様に行われているのか、体の80%(子供で)は水というその水は一体どうなっているのか、そして脳のなかで共鳴するのが水分子だとしたら、脳の作り出す波動に体の細胞の水分子も共鳴しているのではないのか、それが心を全細胞が共有する理由ではないのか・・・・・興味はつきません.

他にも「脳の方程式」なるご本が2冊あるらしいので取り寄せて読みたいと思います.一緒に考えて下さる方がいらっしゃると面白いと思いましたのでご紹介しました.
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虎からワニへ

2007-02-03 11:36:55 | Weblog
娘1号のブログでご覧になったかもしれませんが、先月娘は母親にSOSを緊急発信しました.それを聞いた私は主人の後押しもあって翌日急遽上京しました.その日も娘は相変わらず多忙で、娘2号夫婦をゲスト講師にして「セルフコレクション」という体の調整のセミナーを主催していました.年末に引越しをして娘達の自宅を知らない私は、セミナー会場の青山で落ち合うという事態でした.娘は発表しているとおりメニエル症状で、主人は娘の仕事上の必要性も考慮して漢方薬と西洋薬とを私に託しました.

娘は仕事もマクロビオティックですから、マクロビオティックの実践にはありがたい日常生活です.でもこれが陰陽世界の不思議、たとえどんなにそれが理想的生活であっても陰陽表裏はあるのです.ましてや母親の私からすると、娘は一昨年の出産から働き始めが早すぎでした.産後は体の回復期間を十分にとるべきです.現代の仕事は多くの場合、産後の回復には向いていません.自然であれば仕事は当然産後の回復にマッチしているのかもしれませんが、人間社会は高度な人工的社会です.厚生大臣の発言が物議をかもしていますが、人間と機械を区別するものは生身であるかどうか、自然社会の掟にシステムとしてしたがっているかどうか、思考を認識するかどうか、自分の存在の有限性を認識するかどうか、感情があるかどうか・・・・それよりも何よりも、内部に生命複写装置を持っているかどうか・・・・こうなるとあながち機械(システム)といっても問題はないように思えますが・・・・まあそれはさて置いて、私の目からは娘は相当無理をしているというのが実感でした.その当否は別としてもメニエル症状を呈したということは、何がしかの原因があってメニエル状態になったのです.

私は父の言葉を良く思い出します.「事実は一つなんだ.だけど真実は人の数ほどあるんだ.」 今回の娘のメニエル症状の原因に対して娘の見解、娘の夫の見解、私の見解、私の夫である父親の医師としての見解、娘の周囲の方の見解、色々あるでしょう.でも事態は一つ、水分のアンバランス!娘はそれなりに対処しました.私も黙ってちょっぴり食事を加減しました.主人からの漢方薬も効を奏したと思います.最終的に娘の体は発熱することによって水分の加減を調節したのです.かわいい盛りの孫娘は、母親が寝ているのが気に食わないのか、何度も顔に馬乗りになってお見舞いをしました.そしてちっとも寝ないで活躍してくれました.娘の夫は本当に辛抱強い人です.孫娘が泣いても泣き止まなくても変わらずあやして寝かせつけてくれました.おんぶ紐が無かったので、長~いストールでおんぶしました.それでも昔の帯ほど長くないので手で支えてないと首が絞まるので、仕事にはなりませんでした.おんぶすると割に寝ます.子育てにおんぶ紐は必需品です!眠った子をそおっとお布団におろすことが出来ます.平戸に帰宅してから娘に送りました.田舎にはまだありましたよ!

それでタイトルが「虎からワニへ」の理由.子供を産んだ時には自分の感情などを客観的に眺めて自分がメス虎になったと思いました.そして今回娘のSOSを聞いた時の私は、最近テレビで見た親ワニが「子ワニの助けを呼ぶ声を発信するテープレコーダー」めがけて飛び上がった姿に自分を重ねてしまったというわけです.そういう訳で、おばあちゃんはワニでした.

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