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inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

出戻りました??

2008-09-25 14:59:09 | Weblog
主人のいう『家出』から戻りました.一週間家を空けました.娘達からは『家出などと・・・・・』と主人のブログは不評ですが、主人に言わせれば『家内が家外になるんだから家出だぁ』というわけです.目的地の有る無しは不問らしいです.本気になさった方もおられないでしょうが、また家内に戻りました.

萩の花と芙蓉は相変わらず満開でしたが、教室を開いている寮の前の酔芙蓉も今年は一段と大きくなって、花を咲かせ始めました.薄ピンクの芙蓉の花がコノハナノサクヤヒメなら、酔芙蓉の花は楊貴妃を連想させます.午前中は楚々として白く若き日の楊貴妃、昼からほんのりとピンク色に染まり始めるのは皇帝の愛を受け入れた楊貴妃、夕方のピンクの芙蓉は後宮のあでやかな花.とにかくきれいです!

一年ぶりに久司先生にお会いしました.80歳を過ぎられた先生は相変わらずお忙しそうで、順調に回復しておられるご様子でした.来月の初めにはCI協会主催の講演会もありますし.マクロビオティックの輪が大きくなれば、もっと広くたくさんの方々に知っていただけるでしょう.よかったと思います.懐かしいお仲間の皆様ともお会いしました.娘とはそれこそ机を並べ枕を並べての研修会でした.今回で一応終わりましたが、これからが各人に任された展開です.脱皮して羽化しなければなりません.羽化して自分のマクロビオティックの卵を産み付けなければなりません.



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芙蓉と萩と

2008-09-16 15:57:47 | 季節・週末散歩

裏庭は芙蓉の花が真っ盛りです.木の花の咲くや姫をついつい思います.桜の花か桃の花が正解かもしれませんが、芙蓉の立ち姿は本当につい連想してしまう美しさです.いかめしい祖父が大好きだった芙蓉の花、祖父は厳格でもって地域で有名(?)な人でした.その祖父とのちぐはぐ感がまた懐かしい・・・・・・

祖父の生きた時代は学校の先生は格別の存在でした.校長先生ともなると一段と格別でした.20年も校長を勤めた祖父は、私が高校を出て上京するまでも有名でした.猫が大好きで、子猫をよく拾って来ました.祖父は平戸では絶壁で名高い安満岳のその絶壁で逆立ちをしたことでも有名です.今でもお年よりの方からは言われます.そんな器械体操の得意な祖父は猫のおしこみも特別です.はたきをもって跳躍をさせるのです.子猫ははたきにじゃれついて、飛び上がるようになります.段々高く飛べると誉められます.我が家の障子は、一番上の段に猫の通り抜け用の窓があけられていました.

障子の窓って皆さんご存知ですか?たいていは一番下の障子のますを上の桟だけに糊をつけて障子紙を貼ってひらひらさせておくのです.そうすると猫がそこから出入りをします.ところが我が家の障子も初めはそうなっていたのですが、何しろ跳躍をしたら誉められるのですから・・・・・・子猫は障子の上のほうを破って飛び出し始めました.でも祖父は誉めてせっせと障子貼り・・・・・・そして上の段に窓が開いたというわけです.今ならタレント猫ですね!!!

芙蓉の後には石垣に萩が垂れ下がって見事です.今年は一段とたくさん花が咲きました.赤い萩に混じって白い萩もちらほら.芙蓉は別として私は大体小さいお花が好きです.大輪の花を咲かせるよりもひっそりとしたお花が好きです.道端には今葛の花が真っ盛り、散って道を小豆色に染めています.農家の方がガードレールに稲束を掛けて干しています.車の少ない田舎ならではです.その黄金色に葛や野菊の取り合わせがきれいです.田んぼの畦では思い出したかのように咲く彼岸花が燃えています.田舎の秋の景色だなあと思います.

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オーガニックベース in 田平ご参加の皆様へ

2008-09-07 13:21:00 | Weblog
オーガニックベース in 田平に参加して下さった皆様、リフレッシュ塩浴法はお試しになられましたか? お土産に差し上げたお塩でお試しになっていただきたいと思います.あれを作っている『和みさん』に無理を言って、1回分ずつ小分けしてもらいました.是非あの爽快さを味わって頂きたいと思ったからです.

アルカリ塩と酸性塩とがあって、使用順に番号を1,2とふってあります.体の中の疲労を体表に浮き上がらせるのがアルカリ塩、それを体外に排出させるのが酸性塩.徹底的にやろうと思えば、その上に弱酸性水を作って(弱酸性水の素という粉末が出来ています)頭からかぶるのです.それまですると、まるで生まれ変わったような感じになります.でもお塩だけで十分お肌もしっとりになったでしょう?!体中の皮膚がしっとりして、自分で触るのも気持ちよくなりますよ!

マクロビオティックに従って食生活を改善すると、色々なことに気がつきます.食べ物に気をつけているつもりでも、環境そのものから取り入れている不可抗力に気がつきます.空気、地力、自他の念力・・・・・・万人に平等なのは天の力なんですが、受け取り方は地の力、自分の身体の状況、心の状況で違ってきます.食べ物だけで全てが変わるようになった時は、自分が天地の力そのものになった時、完成の時です.まだまだの私たちには行き詰まって辛い時があります.そんな時ちょっと気力を振り絞ってリフレッシュ塩浴法をお試しください.本当はそんなことにならないようにその日の垢をその日の内に落とすほうが良いのですけれど・・・・・・

整体法もそうですよね.体を動かすエネルギーでエネルギー通路の滞りを発散してしまおうというわけです.毎日気持ちよく眠れるように少しの心掛けを続けると、溜まって限界ぎりぎり「もうこれまで!」と治療を受ける羽目になるよりうんと容易いのです.

そういう訳で皆様是非お土産のお塩をお試しください.
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哀れ牛の子

2008-09-04 15:23:50 | 出版記事
我が家では昨年もお話したアヒルと鴨の混成親子のぬいぐるみ“ガアガアちゃん”が三羽やっと定位置に落ち着きました.孫達が今年もやっぱり抱いてあちこち連れてまわりました.愛くるしいカルガモの子供たちとアヒルのお母さん(?)です.子供は何でもかわいいですよね.人間の子も猫の子も犬の子も・・・・・・ライオンの子だってワニの子だって可愛いことに違いはありません.カマキリの巣や蜘蛛の巣からやみくもに出て来る小さな小さな子供達だってかわいいと思います.それなのに日本で飼われている乳牛の子供の事をご存知ですか?乳牛の現実をご存知ですか?以前テレビ放送で知ったのですが、それはそれは悲惨な目を覆うばかりの状況です.

そこには見るも無惨聞くも無惨の乳牛の母と子の現状が映し出されていました.皆さん、乳牛ってお乳がでる牛と思っていらっしゃいませんか?でもでも考えてみてください.お乳が出るというのは哺乳類のメスの特徴です.お乳って何のために出るのでしょうか.お乳は子供のために出るのです.お乳は子供を産まないと出ないのです.乳牛だって同じです.

現代の人間の女性は我が子に与えるお乳で手いっぱい・・・・・.昔のような貰い乳だってままなりません.一滴だって我が子に与えたい大切なお乳です.でも乳牛の母は可愛い我が子に与えたいお乳を無理矢理搾乳機につながれて人間のために搾り取られるのです.母牛の温かい乳房を横取りされた哀れ子牛はというと、良くて絞った牛乳の一部を、最悪の場合は何でしたか忘れましたけれど人工的なお乳代わりの飼料を与えられるのだそうです.子牛に母の乳房の味を知らせてはならないのだそうです.人間が横取りできなくなるからです.乳牛の母と子は完全に母と子特有の至福を奪われてしまっています.そして母牛は牛乳を出し続ける為に無理やり妊娠させられ出産させられ続けるのです.

そして挙句の果てには乳牛として見切りをつけられ、なんと肉牛として売られるのだそうです.子牛もオスが生まれれば殆んどが肉牛として飼育され数年後にされます.メスはまた悲惨な母の運命をたどります.こんなことをしていいのですか?自分の平和と幸福を主張できますか?平和な日本に生まれて権利を主張することは容易いことです.でも物言わぬ動物たちにこんな仕打ちをして、自分たちだけの幸福を主張できるのでしょうか.

もう少し違う酪農のあり方ってないのでしょうか.子牛からほんの少し分けてもらうような・・・・・母牛と子牛の幸福の味がする牛乳ってないのでしょうか?そんなに無茶苦茶消費するから、本来離乳後は飲まない乳をいつまでも飲むから、体に過重な負担をかけて病気になるんです.母牛の悲しみの味がする牛乳を横取りして飲んで幸せになれるはずがないというものではないのでしょうか?牛乳は母牛と子牛からのおすそ分けとして高級品にすればいいのだと思います.なんでも人間が安価に大量に食べて良い訳がありません.食べ物はいのちと引き換えです.つつましく分かち合っていきたいものです.そしてもっともっと自分が食べているもののことを知るべきだと思います.

牛科の動物はことさら可愛い目をしています.あの目を思い出してください.あの可愛い目は、何も言わずにじっと現実を受け入れてヌレヌレと見つめています.人間が恥ずべき態度を改めるべきではないでしょうか.
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