もう五分咲きです.今年は何もかも一緒に咲いています.ツツジも大手毬も蘇芳も.かいうも咲きました.季節が短くなっているような気がします.それに新緑も一緒です.青春!青々とした新緑!青は緑の形容詞です.今昨年もご紹介した通り、東山魁夷も驚くだろうと思われる緑の世界が広がっています.季節感は日本の恵みですよね.
こんな美しい時季にも、おどろおどろしい事件が繰り広げられています.人間社会はいまさら動物界のようにはなれないし、かといって人倫が乱れては人間社会の維持も難しい.事件や事故が起こるたびに、昔中学か高校の英語の時間に教わった文章を思い出します.
Accidents will happen.
事故とは起こるものだという意味ですよね.willの使い方として習いました.でも事故とは起こるものではなくて、起こってから認識するものが事故なのではないかと思います.起こらなければ平穏に過ぎていく、注意の隙間をかいくぐった事故だけが事故になる.そう思えば、日々日常のちょっとした怠慢を戒めたいものです.
事故との遭遇も仕方ありません.自分の一歩一歩を戒めて、人倫にもとらないかを日々反省するしかありません.何事も思い当たらなくても、天行に反しているかもしれません.一寸先にバチッと当たるかもしれません.バチは人間社会の掟に叛いたから当たるのではありません.天然宇宙の運行から外れると当たります.そういう訳で人間は社会を維持するために規則を作ったのだと思います.社会は人倫と秩序を必要としています.何事も手を繋ぐだけでは、現状に対応できません.
そして天行に背いていないか、私たちはマクロビオティックの道を畏み畏み謙虚に歩みたいと思います.世界恒久平和が人間の口から始まることを肝に銘じて暮らしたいと思います.如何に平和運動をしようと、食すべきものを食さねば、平和のありようは見えてきません.マクロビオティックの道を今生で知ったということがどんなにありがたい事か、かみしめて暮らしたいと思います.