イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから6頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

アッコちゃん、いつも舌を出してるの。

2022年12月23日 | Weblog

12月6日に生まれたアッコちゃん。安産ではありましたが~ちょっと大変なことがあり・・・ドキドキ ハラハラ しました。

というのは、逆子だったので足のほうから出てきたのです。逆子は珍しくなくて難産ではありません。胎児は二重に包まれた膜の中に入っています。膜に包まれたまま産まれてくるので~よいいきみが連続的にくると⇒逆子でもするっと産まれます。

ところが今回のママ犬は、胎児が陰部の近くまで降りてくると、自分で膜を破るのです。まだ早いよ~地上に出てないよ~まだダメよとさとしても。

母犬は必死です。自分の胎内のことは勘で分かっているので、陰部の近くに降りてくるたびに破るのです。母犬も早く産みたいのです。本能です。

そうしているうちに、足先の膜が破れ・・・膜が紐のようになって一部出てきました。それを優しく引っ張ると、今度はしっぽの先が出てきました。

ええっ~足よりも先にしっぽが出てきた~!!そんなことは初めてです。胎児が体内に戻ってしまったら、膜が破れているから胎児は息ができなくなってしまう。体内に戻ってはダメよ! 私はしっぽと足をつかんだままじっとこらえていました

無理に引っ張ったらいけません。事故につながります。母犬に大きないきみが来た時、それに合わせて出してあげなくてはいけません。

良いいきみがくるまで、どれくらい待ったかな。けっこう長かったように感じました。内心・・病院に行くことも考えました。その時点で夜中の(朝方)4時でした。

私はママちゃんに⇒病院に行った方がいいね大丈夫、心配しなくていいよ と話して自分が押さえていた胎児の手を離しました。

そしたら次の瞬間に・・一気にぽ~ん と出てきました。私が引っ張るような余地もなく、身体全体が ぽ~んと産まれました。えっ、今までの心配は何だったの

赤ちゃんは元気そのもので、活発に動いていました。

私は・・な~んだ 最初から自分でできたんだね。私が余計なことをしたんだね!と嬉しい肩透かしをもらいました。お産の段階を知っているだけに、手伝ってしまう傾向にあります。

ママ犬も元気そのもので、産んだ途端に子犬を舐めまわして興奮していました。

そんな安産なアッコちゃん。出生時190gでした。

生後7日目の写真です。体重は390gになりました。

はっきりとしたお顔です。

お腹が満たされると、舌を出して寝ています。

ねえ~ 舌を出して気持ちよさそうです。

ママ犬は、一匹なので子育ては余裕です。体調も良くウ〇チも普通に固いです。頭数が多いとお腹はゆるくなります。お世話が大変ですから。

ただね~お乳が余ってしまっておっぱいが張るのです。だから毎日乳しぼりをしています。乳腺炎防止。それと古いお乳はまずくて飲まないので、常に絞って新しい母乳が出るようにです。

現在はこの写真から1週間が経ち、アッコちゃんは開眼しています。

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