先週の日曜日から始まったドラマ 南極大陸 このドラマは実話を元にしたものです。 昭和32年、日本は世界各国の動きに足並みをそろえ、南極観測に参加することになりました。 南極観測隊は、南極大陸のすぐ近くのオングル島に上陸し、基地の建設にとりかかりました。基地の名前は、昭和基地と名付けられました。
こうして、11人の越冬隊員(第一次越冬隊員)と19頭のカラフト犬が、一年間の越冬生活を送ることになり~ 宗谷 に乗りこんで南極に向かいました。19頭のカラフト犬は、北海道各地から選ばれた訓練のいき届いた⇒いわゆるエリート犬のカラフト犬でした。この話は、28年前には映画化されました。主演は高倉健さんでした。
ご存じの方も多いでしょうけれど、一年後、約束通り第二次越冬隊員を乗せた 宗谷 は南極にやってきました。しかし~ 厚い海水にはばまれ、昭和基地に近づくことができなかったのです。それどころか厚い氷盤にとじこめられてしまい身動きがとれない状態となり、一カ月以上も漂流したのです。
隊員達は厳しい状況の中で沢山の葛藤をかかえたまま~結果的には、11人の第一次隊員と当時生まれていた雌犬シロとその仔犬達(8頭)はようやくビーバー機で救出されて宗谷へ運ばれ、日本へかえることができましたが・・・残りの15頭の犬たちは・・・置き去りにされたのでした 映画 南極物語は、隊員と犬達が活躍した南極での一年間の越冬生活と、雪と氷と岩だけの世界に残された犬達の生きるための戦いの物語でした。
だれもが、極寒の南極に犬を残して・・それも鎖につないだままです そんな残酷なことをするなんて信じられないし、許せないことです。でも、このときはもろもろの状況の中、そうせざる負なかったことなど・・・表しています。私はこの映画を見て~なんとも一言では言いえませんが・・このような可哀想で辛い事実があったことを忘れてはいけないと思いました。
その後この物語は本になりました。沢山の本が出ていますが、私はこの学研まんが・タロ・ジロはいきていた を持っています。まんがで分りやすく、子供たちにも何度もみせました。この学研まんが本は、色々なシリーズが出ています。日本&世界の人物伝・宇宙・化学のふしぎ~世界の遺跡などなど、ほとんどの本は図書館で借りて読みました。
随分とボロボロになっていますが・・古いからではありません。いつも私の枕元に置いていたので・バイブルになっていて・・歴代の仔犬たちがカミカミしておもちゃになっていたからですでも中味はしっかりしています。今回、改めて読み直しました。そしてまた
涙です
先週からドラマが始まったので、あまりストーリーを言えませんが・・・犬を置き去りにしてから一年後、第三次越冬隊が南極基地に戻ったところ・・・15頭のうち⇒タロとジロの兄弟犬だけが生き残っていた話は有名ですね。本当に奇跡です 繋がれていた首輪がうまい具合に抜けたり、魚を取るのが上手だったり、良い条件に恵まれたのですね。
南極物語が映画化された頃、 私たち家族は千葉に住んでいました。 その数年後、北海道の千歳市に転勤になりました。千歳市のとなり・長沼町のハイジ牧場に遊びに行ったとき・・・なんと、タロ・ジロの子孫だというカラフト犬がいて展示(大きなオリのなかにですが)されていました。カラフト犬は初めて見ました。大きかったです。私は映画の余韻が強かったので、この子達が、タロ・ジロの血を継いだ犬なのかぁ~ と感慨無量でした。そういえば、ゆいいつ雌犬だったシロちゃんは、南極で発情が来て⇒お婿さんにジロを選んだんですよ
隊員達は、身体の大きなゴロ
か、精かんなクマ
を候補として考えていたようですが、肝心のシロはこの2匹を嫌がって→ 一番若いジロ
を選んだそうです。ジロ君、やるねっ
犬だって好みはあるのよ~誰でもいいわけじゃないんだからねっ!
今回のドラマは南極大陸という題名で、主演は木村拓哉さんです。すごく見応えがあるドラマに仕上がっていそうですね。でも私~静止できるかどうか・・・真剣に見ると、涙で画面が見えなくなりそうで・・・。一年後に隊員が南極に戻った時・・・タロとジロが駆け寄ってくるシーン。。。どんなにひどい待遇を受けても犬は飼い主を待っている待ち続けている
そして決して飼い主をうらぎらない。それが犬です。犬係りになった隊員(木村君でしょうか)の気持も痛いほどよく分ります。あ~あ、書いているだけで目頭が熱くなってきました。
若い方達はご存じではないかもしれない、このカラフト犬たちのお話。実話です。このようなわんちゃん達の犠牲もあって、人間の世界も発展してきました。このように犠牲になったわんちゃんのことを忘れないでほしくて・・そして、ご存じない方には、このような事実があったことを知ってほしくて、今日紹介させていただきました。
人間のいいように作ったこの映画
残酷物語