イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから6頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

オークション業者が置いていった。

2020年08月05日 | Weblog

コロナウィルスの影響で、家の中からできるだけ出ないように~遠出はさけるように努めていますね。それも関係しているらしく、子犬・子猫などを求めるご家族が多く、ぺットショップは大盛況で混み混みだそうです。驚異的に売れているそうです。

そのようになると便乗商法ですね。仔犬や子猫の価格がとても高くなり、以前の倍くらいになっているそうです。マスク不足の時にマスクの値段も高騰しました。人の弱みに付け込んで商魂を出す業者。常にこのような現象が起きます。マスクは現在は価格も安定し、どこにでもあり買えます。

生きている動物の命も、同じように扱われるとは・・イヤな気分です。仔犬の卸価格を知っています。私は最初の5~6年間は、ペットショップの言いなりになっていたのですから内情は把握しています。卸値は安いですよ。小柄な子ほど好み、少し大柄だと値段をたたいてきます。ショップは血統などは関係ないです。小さくて、いつまでもゲージに飾っておける小柄な子犬を好みました。

コロナのあとに、最近のショップに掲示してある仔犬の価格を見て➡ ええっええっええっ 高くなったな~と思っていたら、そんな事でしたか。あきれました。安い価格で買い取った子犬たちが、すごい高額で売られていく。コロナが終息したあと・・来年か再来年になって子犬が売れなくなったら、価格が下がっていくのでしょうか。

ママ犬はそんなこと関係なく、頑張って産んで、自分の身を削って一生懸命に育てています。 人間が産ませた行為なのに、文句も言わずにひたすら子犬たちを可愛がっています。うちの子達は、私からの誉め言葉をニコニコと喜び、抱っこをせがむだけです。抱いてあげて、一日に何回もしているギュっギュっ の抱擁で喜んでくれます。欲などはなく、いじらしくい愛おしいです。

人間だけですね、便乗して欲を出すのは。

こんないじらしく愛おしい存在を、飼い主が守ってあげなくて誰が守ってくれるのでしょう!軽蔑に値する人を(病気です)どうにかしてほしいです。

オークション業者の話に戻ります。その人は名刺を出して長々と話を始めました。初めはドックフードなどの卸業者にいたそうです。有名な卸業者です。その後も、ずっとペット業界で仕事をしてきたそうです。オークションって、どんな人がくるのですか?と質問すると、ペットショップの社長さんの名前がぞろぞろと・・・。やっぱりペットショップはオークションで買っているのね・・と再確認でした。さらに驚いたのは、落札のハンマーをおろす人・議長ですか?その方も、よく知っている人でした。まあ~〇〇氏も手広く稼いでいるのだな・・と内心笑いました。関わった方々には、もちろん手数料収入が入ります。

オークション業者は私に~参考にしてくださいと 用紙を差し出しました。このような犬たちが出されていますから。ミックス犬も出てますよ。あなたの犬種は何ですか?と聞かれたのでイタグレです!と答えると、イタグレ~?珍しいですね。その犬種は高く値が付きますよと。その人は、動物取扱の名簿を頼って営業している人なので、私がショーに出ていることも知りませんでした。

イタグレとトイプードルは高いですよ!〇万円くらいで落札されています。出してくださいよ~ とますます言ってきた。通常はオークションに登録するのに会費がかかるそうですが、松村さん、一回目だけタダにしますから、見るだけでもいいので来てください!としつこくて、ドアを閉めようとしてもなかなか帰らないのです。

それらに携わる業者たちにも、高く売れる犬のほうが手数料が多く入るので、高額の犬に出して欲しいわけです。多分ミックス犬は、千円単位での落札価格でしょう。それでも血統書を作らなくていいですし、クレームが出てもミックスだからどのよう成長するかわからない。。とか言い訳ができます。

私が行ったら、議長の〇〇さんが驚いて、何しに来た と言いますよと冗談を言うと、何を言われたっていいじゃないですか。ぜひ来てくださいよと。

ハイハイ、いつか行くかもしれませんので、その時はよろしくい願いします。と言ったら、やっと帰ってくれました。

うちの子をご予約してくださっている方々とのご縁も結びきれていないのに・・すみません 私の大切な宝物をオークションに出すわけないよ。その場は別世界のことですが、この方が来てくれて、さらに資料まで置いていったので勉強になりました。

もちろん参加することはないけれど、そういわないと帰らなかったですから。営業で順に回っていると言ってました。その時に置いていかれたのがこの資料でした。

支障がある個人情報・場所などは削除しています。

ミックス犬も出ています。驚いたのは、欠点状況です。かみ合わせアンダー・パテラや心臓雑音のある子もいました。

かなり多くの子に欠点があります。落札したショップの人は、これらの欠点をきちんとお客様に説明するのでしょうか。心音やアンダーなどは素人目には分からないですよね。

私は改めて、おそろしい~ と思いました。仔犬を業者に売った場合、その先に何か子犬に異常があっても、ブリーダーの元へは苦情は来ません。買い上げたショップが対応することになっています。お金で売買契約が済んでいるからです。最初から欠点があると分かっているから、あえてオークションに出すブリーダーもいます。人づきあいが苦手な人は、お客様からの直接の苦情に対応することを嫌がります。責任のがれですね。

反対に、自分のワンコ達・親犬&子犬にも自信を持っているブリさんは、絶対にショップに卸したりオークションに出したりしません。自分がここまで行ってきた過程・努力や結果に、自信がありプライドを持っているからです。売った後も、お客様からの相談に乗り、何かあれば対応します。責任を持っています。

私はペットショップからの購入を、よくないとは言いません。お店の社長さんも仕事であり、トリマーさんやスタッフの給料を稼がなくてはなりません。動物の専門学校で学んだ若い方々。大学へ行くのと同じくらいの学費がかかります。動物に関わりたくて選んだお仕事です。みんな一生懸命に生きています。動物関係のお仕事は、労働時間は長く給料が安いです。

この資料を出したのは、最初から欠点がある子犬でも、店頭には並んでいるのですよ。ということを頭に入れていただきたいから。もちろん欠点もなく健康な子が大半であるように願っています。

私が書かせていただいたことは、ウワサやネットに記載されていたことを述べるのではなく、自分で経験したことです。事実です。

ペットショップで仔犬を抱かせてもらったときに、歯並びを確認し、4本の足を触り不自然な形をしていないか。心臓を触ったときに、やけに動悸が大きくないかなど。確認してください。

目が合って可愛くて運命の出会いをした!一目ぼれをした!なんてこともあるでしょう。でも衝動買いはさけたほうがいいですよ。一旦冷静になって考えてください。

仔犬も人も、共に15年歩むのです。迎えた後が、楽しく幸せに過ごせますように。私が書いたことが少しでもためになってくださればと思います。

今日も、ありがとうございました。

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コメント (3)
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