2012.2.3 招き猫ちゃん、お役御免

　今朝のこと・・・とうとう鳴らなかった。
　何が、といえば目覚まし時計である。
　本当に物持ちが良いのだが、この目覚まし時計、夫が独身の頃、私がプレゼントした代物。だからもう23年くらい使っていたものだ。

　「とにかくうんと大きな音で絶対に起きられるものがいい！」とのリクエストだった。
　格好は招き猫。どういう目覚まし音が鳴るかといえば「ガランガランガラン（大きな鐘を鳴らす音）、キャッキャッキャッキャッ（甲高い笑い声）、大当たり～、今日も一日、ハッピーカムカム！」とひょうきんに叫んでひたすら繰り返す。
　そう、招き猫だから幸福を呼び込むということで、一日のはじめとしては幸先のいい台詞なのだろうけれど、とにかく賑やかで、最初のガランガラン「ガ」くらいで私は飛び起きていた。（夫は結構鳴らしていても平気の平左だったけれど・・・）

　そんなわけで、結婚以来ずーっと寝室にあった招き猫の目覚まし時計。
　最近、早朝覚醒が続いている私は、目覚ましが鳴る前に眼が覚めてしまい、ずっとベッドでうじうじしているから、ああ、そろそろ鳴る時間だな、と鳴るのを確認してからボタンをオフにしていた。
　が、このところ、設定時間にカチッと音がしたかと思うと、ちょっと遅れたタイミングで忘れたように鳴り出すようになっていた。あれ、さすがに調子悪いかな・・・、と思っていたけれど、とうとう今日はカチッといってから10分ほど待っても鳴らなくなった。

　お疲れ様、招き猫ちゃん。長いお付き合いだったけれど、もう疲れちゃったかな。
　明日ももう一度試してみよう。廃棄するにはちょっと哀しい。

　今日は節分。寒さの底は昨日、と聞いていたが今日も寒い。
　ちなみに我が家のベランダの朝の気温はマイナス3度。言っても仕方ないし、雪国の方たちのことを想えば何のこれしき、なのだが、本当に寒い。沖縄県を除く全国で零下の気温を記録したそうだ。
　明日、明後日は10度を超えるというから、今日は一日じっと我慢の日か。寒さで“痛い”のシナプスがオンにならないことだけを祈っている。

　いつもは、夫が鬼になり、息子が後を追いつつ「鬼は外、福は内」を言って家中に豆をまき、私がカメラマン、というパターンなのだが、今日、夫は宴会で遅いといっていた。息子に聞いたら、「昨年、お父さんに鬼になれ、と言われて豆をぶつけられて痛かった、お母さんが投げるのだったら全然痛くなさそうだから、僕が鬼をやる」ということになっていた。
　と、寒さのせいか夫が血圧が高くなって調子が悪いので、といって急きょ早退をして、いつものクリニックに寄って早く帰宅したのでびっくり。
　いつものように豆まきをすることにあいなった。


　明日は立春だ。