連休3日目。2週続きの連休、本当に有難い。今朝は昨日の疲れが取り切れずダルオモの状態で、ベッドの中で朝の連続テレビ小説を視てからダラダラ起きる。
朝、メールチェックをしたら、幹事のSさんから金曜日の練習、土曜日のゲネプロと本番のタイムスケジュールの最新案が送られてきていた。
今週は、毎日を抑え気味にエコモードでいかないと週末まで体力が持たない感じ。金曜日は仕事を終えてから夜の練習がある。いつもの練習会場であるK先輩のスタジオから変更されて、少し離れた都心のホールで練習だ。ここで初めてY先生の指導が始まり、現役との初めての合同練習となる。
土曜日は夕方からゲネプロ、これも会場が変更されて大学の講堂近く、学生時代に週1回練習をしていた懐かしいホールである。翌日の本番のことも考えて、K先輩のスタジオにごく近いホテルに前泊することにしていたけれど、これで、練習後にホテルに戻るにはそれなりの時間がかかることになってしまった。
朝食の後はサボっていた掃除を。そして今日も今日とて合唱練習である。2日連続1日6時間半の拘束時間。往復を入れればそれに3時間余がプラスされる。もはや1泊2日の合宿状態である。ここ10年近く続けてきたOB・OG合唱よりも数段練習がきついのは当然か。曲がりなりにも有料でコンサートを開こうというのだから。
夫と買い物をしながら最寄り駅まで向かう。今日も昨日と同じ準特急に乗り込み、しっかりipod をセットして復習を続ける。
今日は練習場最寄り駅の駅ビル、いつものカフェでキッシュランチを摂り、練習開始時間に何とか間に合った。出席簿に〇をして、Y氏指導による発声練習から。肩甲骨を開いて呼吸の流れを確認するのは瞑想をする前のヨガと同じ。胸を開き、肩甲骨を大きく動かすことは全てにおいてとても大事なことだったのだなあ、と今更のように実感する。
シュッツの曲を歌い始めた所で本番のピアニストさんがお見えになる。初めまして、である。すぐに邦人曲「くちびるに歌を」にシフト。まずは4曲目の「くちびるに歌を」から気持ち良く歌う。何度歌ってもいい歌だ。毎度のことながら感無量になり泣けてくる。昨日の指示を思い出しながら身体に覚えさせていく。さすがに昨日の今日なのでいい感じ。
続いて1曲目の「白い雲」。どちらの曲もピアノ伴奏もとても素敵。幸せな気分で2曲を歌いあげたところで開始から1時間半経過。
15分の休憩の後は、再度「くちびるに歌を」を30分弱練習。どうも涙腺が緩くなっているのは私だけではなさそう。同期のNさんとお隣だったけれど、お互い、顔を見合わせるとうるうるしている。
そして、シュッツの2曲へ。これはドイツの全寮制寄宿生が食前の祈りを行う時にも歌われるという曲だ。「すべての者の眼はあなたを待ち受ける」と「われらの父よ」の2曲構成だけれど、そのまま連続して歌うことに。言葉とテンポを確認し、いい感じに仕上がってきた。これでY氏の練習は終了。次にお目にかかるのは日曜日の本番である。
ここで前半3時間の練習終了。今日で、これまで半年近く通ってきたK先輩の練習場での練習は今回最後になった。30分のインターバルでカナッペやサラダ等のサービスがあった。本当にいつものことながらK先輩のおもてなしには頭が下がる。ご自身も一緒に練習に出ておられるのに・・・。
事務連絡の後、各パートで各々の連絡係を選出する。ソプラノは同期のNさんが立候補してくれた。後半の練習はアンコールと現役との合同曲。入れ代わり立ち代わり、各期の学生指揮者が前に出て持ち分を指揮するのは昨日と同じだ。
今日は現役の学生指揮者(女性である。私たちの時代は指揮者が女性ということはなかった。息子の大学の合唱団も女性指揮者が2代続いていたが、実に女性の活躍が目覚ましい昨今である。)が校歌、応援歌、そしてフィナーレに歌う愛唱歌3曲を指揮してくれるという。
校歌は普段は1番と3番しか歌わないので、2番の歌詞の記憶があやふやであたふたする。それでも歌いながらだんだん思い出してきて、すっかり学生に戻った気分。応援歌も現役はかなり早いテンポで歌っているようだけれど、今回はゆっくり目、私たちに合わせてくれる模様。フィナーレの曲は、昨日は別の編曲で練習したものの、皆歌い慣れていなくて暗譜が危ういということで、これまで通りの編曲に落ち着いた。
ここで30分経過、続いてアンコール曲と総会でお披露目する曲へ。
昨日同様ウェーバーの「祈り」をFさんが、「遥かな友に」をSさんが、総会で歌う「黄色い鳥のいる風景」をNさんが、「鷗」をSさんが指揮。1年生の時の定期演奏会で歌った思い出の曲バッハのモテットⅢ「Jesu, meine Freude」をIさんが。
このあたりでもはやかなり気力体力を使い果たしている気分だが、まだ合同曲まで達しない。後半、Kさんが-本番は半世紀にわたり専任指揮者を勤められるY先生が振る-シューマンの「流浪の民」、バッハの「主よ人の望みの喜びよ」、モーツァルトの「Ave Verum Corpus」をの出だしを確認。そして最後の最後にメンデルスゾーンの「Hora est」を再びSさんが指揮されて無事6時間の練習が終了した。
かなりヨレヨレのヘトヘトであるが、ここまで歌い込むといっそ清々しいほどだ。椅子等片づけて急いで家路につく。
今日も昨日と同じ時間のライナーを予約済。デパ地下のクローズが昨日より30分早かったので、ギリギリに滑り込む。セールになったお弁当やお惣菜売り場は長蛇の列。無事に野菜たっぷりのヘルシー弁当をゲットしてライナーに乗り込む。お腹ペコペコでしっかり完食した。もちろん今日もipodを聴きながら、である。
今日も夫が駅まで迎えに来てくれた。これまた閉店間際のスーパーに立ち寄って、最低限の買い物を済ませて先ほど帰宅した。
それにしてもゼローダを飲みながら我ながら良く頑張った。健康な人でもこの2日間はかなりハードな練習だったと思う。後は喉を大事に体調管理をしっかりと。各方面の友人や知人も聴きに来てくださることになった。有難いことである。
10年後の創立80周年、OB会30周年などという先のことは誰もわからない。とにかく今、何よりこの舞台に立てそうであることが素直に嬉しい。身体全体でその喜びを表しながら心を込めて精一杯歌いたい。文字通り♪もういくつ寝ると本番!である。