久しぶりに快晴の土曜日になった。天気予報によれば土日の両日とも晴れマークが付いた日は2ヶ月ぶりのことだという。暑くなく寒くなくお出かけには最適な気候だ。
今日は瞑想ヨーガ指導者養成コースの後期3日目。
水曜日の通院治療後、珍しくムカつきとだるさ、熱っぽさが続き、この土日きちんとコースに参加出来なかったらどうしようと心配だった。木曜日は片道2時間半近くの出張。朝移動するだけでかなりグッタリしてしまった。食欲もなく当然元気も出ず、なんとか最低限の日程をこなして、早々に帰宅。ほうほうの体で夕食を作り、その後ベッドに直行した。大事をとったおかげで昨日の午後からようやく体調が戻り調子になり、今日を迎えた。
いつもより早く起床し、朝食を済ませて家を出た。今日は法事もあったのだが、夫に出席してもらうことになった。このコースを無事修了することが出来たら、誰よりも夫の献身的な協力があってこそだ、と改めて思う。
開始20分前にスタジオに到着。前回より皆さんの出足が少し遅く、ガネーシャ像の正面、定位置のマットが空いていた。今日ここに来られた事、障害を取り除いてくださった事にまずは御礼のご挨拶。三々五々集まり、そこかしこで楽しいお喋りが始まった。定刻どおりにSさんが出席をとる。いいお天気で、スタジオの大きな窓の外には雲ひとつない青空が広がり、レースのカーテンが揺れてなんとも心地よい幸せな気分だ。
まずは瞑想をして心穏やかになる。事務局のMさんがお仕事で参加しておられなかったので、今日は21名。3名ずつのグループに分かれて、近況報告から。今の気持ちや体調をシェア。10月になって土日のコースに加え夜のクラスにも参加しているせいか、体調が悪くても精神的にはとても落ち着いていることが出来たのではないかと思っている、とお話する。
その後、前回までの内容に関して質疑応答があった後、Sさんからポンポン飛び出る楽しいお話にスタジオ内は和気藹々。興味深いマインドフルネスの新刊ご紹介もあって、早速注文しなくては、と思う。
今日はクリヤー・ヨーガ(行動しながら行うヨーガ)の3つのポイントから学びを深める。1つ目は良きことを得るためのタパス(辛抱)、2つ目は自分の行動の動機を観察するスヴァーディーヤーヤ(内観)、結果を神に委ねましょうというイーシュヴァラ・プラニダーナ(神への祈り)である。
続いていつもの瞑想ヨーガのクラスを90分。この前の火曜日の夜のクラスと似た感じの構成で良い復習になった。太陽礼拝や月礼拝はメジャーだが、珍しい星(北極星)のポーズも行う。へんてこなバランスポーズで相変わらず苦戦するが、なぜか出来なくてもとても楽しい。もう嫌だ、止めたいと思わない。不思議なことだ。
再びMさん、Nさんと3人で今の気分や体の感覚についてシェアしあう。こうして朝受講するクラスの感じと夜のクラスとは受ける感じが大分違う。身体とのコミュニケーションなどの気づきに話題が盛り上がる。
メンバーからのあらゆる質問に対して、的確に、更に楽しい神話も含めて分かりやすく説明してくださるSさんは本当に凄いと思う。いつものことだけれど、学べば学ぶほど知らないことが多いなぁと実感する。
Sさんが仰るには、瞑想を続けることにより、脳の構造が変わり、最初の頃に自分に起こった変化を忘れてしまうという。だからクラスが終わった時に自分に起こった変化を書き留めておくと、今後自分がクラスを持った時に(初心者に起こる変化について聞かれた時に)役立つでしょうというアドバイスも貴重だ。
今日のプログラムはこのスタジオで行う呼吸法の指導実習の続き。完全呼吸法、片鼻呼吸法、季節の呼吸法(ブラーマリー、シータリー、ウジャーイ、バストリカー)の6つの呼吸法のうち、午前中に完全呼吸法を、午後からウジャーイ、バストリカーの合計3種類の呼吸法を全員がガイド体験した。
同じ3人グループでまずは1人がガイド役、2人が生徒役で順番を変えて全員がガイド役を行い、2巡から3巡続ける。前回、Sさんがなさっているように自分も一緒に呼吸しながら誘導してみようとトライしてみたところ、息の継ぎ方等がとても難しかったので、今日は誘導に徹してみた。
だんだん慣れてきたことと、馴染みのメンバーが協力的で、気安さも手伝って落ち着いて行うことが出来た。やはり練習あるのみ、である。今日の目標はやり方を覚えること、ということだったのでその目標は十分果たせたように思う。とにかく楽しく学べたのが何より嬉しい。
あっという間にランチタイム。今日はNさんと2人で出かけた。爽やかな秋晴れでとても気持ち良い。目指すはいつものタイ料理レストランだったけれど、さすがに人気店で長蛇の列。これは1時間ではとても戻れないと諦めて、ネパール料理レストランでカレーとナンやチャイを頂いてきた。お腹一杯で満ち足りてスタジオに戻り、午後の講習スタートである。
午後は完全呼吸法のガイド復習の後、ウジャーイ呼吸の誘導を学ぶ。どの呼吸法も気持ち良いものだが、秋の呼吸法であるウジャーイ呼吸は集中力が高まり、束縛から解放され、意思が強くなるという良いことずくめの呼吸法。Sさんもあちこち回って皆にアジャストをしたり、実際にメンバーが行う誘導を聞きながらご自身でも呼吸法をされたり、とお忙しい。お腹は一杯だし、呼吸は気持ちいいし、実践しながらどこまでが呼吸法でどこからが瞑想なのかちょっと微妙な感じにまどろんでくる。Sさんからは、ウジャーイ呼吸に慣れたことが今日の大きな成果だと講評を頂いた。
休憩時間にはメンバーの差し入れの旅行土産など、珍しいお菓子や果物が並び、美味しく頂いた。
後半は冬の呼吸法のバストリカー。ふいごのように肺から力強く空気を出入りさせるので、熱を生み出して肉体的精神的な老廃物や問題を燃やし、全てを新しくしてくれるという有難い呼吸法だ。腹筋を使い続けるので最後の方はかなりヨレヨレになった。
最後は瞑想ヨーガのクラスでウォーミングアップに使う、万物に感謝と尊敬を表すマントラのガイドにチャレンジ。ヨーガと密教系の仏教ではお互いに大きく影響し合っており、仏教のマントラでサンスクリット語をそのまま使うこともあるとのこと。
確かに唱えながらお経の響きに似ていると思ったこともある。これまで耳で聞いて繰り返していた言葉を実際に文字で見て「あれれ、違っていた・・・。」という新しい発見もあった。
というわけで、気づけば外は真っ暗。楽しくてあっという間の1日が終わった。
明日も元気に参加することが出来そうで、何よりだ。やはり今の私にとってこの指導者養成コースは元気の素であることは間違いなさそうである。
今日は瞑想ヨーガ指導者養成コースの後期3日目。
水曜日の通院治療後、珍しくムカつきとだるさ、熱っぽさが続き、この土日きちんとコースに参加出来なかったらどうしようと心配だった。木曜日は片道2時間半近くの出張。朝移動するだけでかなりグッタリしてしまった。食欲もなく当然元気も出ず、なんとか最低限の日程をこなして、早々に帰宅。ほうほうの体で夕食を作り、その後ベッドに直行した。大事をとったおかげで昨日の午後からようやく体調が戻り調子になり、今日を迎えた。
いつもより早く起床し、朝食を済ませて家を出た。今日は法事もあったのだが、夫に出席してもらうことになった。このコースを無事修了することが出来たら、誰よりも夫の献身的な協力があってこそだ、と改めて思う。
開始20分前にスタジオに到着。前回より皆さんの出足が少し遅く、ガネーシャ像の正面、定位置のマットが空いていた。今日ここに来られた事、障害を取り除いてくださった事にまずは御礼のご挨拶。三々五々集まり、そこかしこで楽しいお喋りが始まった。定刻どおりにSさんが出席をとる。いいお天気で、スタジオの大きな窓の外には雲ひとつない青空が広がり、レースのカーテンが揺れてなんとも心地よい幸せな気分だ。
まずは瞑想をして心穏やかになる。事務局のMさんがお仕事で参加しておられなかったので、今日は21名。3名ずつのグループに分かれて、近況報告から。今の気持ちや体調をシェア。10月になって土日のコースに加え夜のクラスにも参加しているせいか、体調が悪くても精神的にはとても落ち着いていることが出来たのではないかと思っている、とお話する。
その後、前回までの内容に関して質疑応答があった後、Sさんからポンポン飛び出る楽しいお話にスタジオ内は和気藹々。興味深いマインドフルネスの新刊ご紹介もあって、早速注文しなくては、と思う。
今日はクリヤー・ヨーガ(行動しながら行うヨーガ)の3つのポイントから学びを深める。1つ目は良きことを得るためのタパス(辛抱)、2つ目は自分の行動の動機を観察するスヴァーディーヤーヤ(内観)、結果を神に委ねましょうというイーシュヴァラ・プラニダーナ(神への祈り)である。
続いていつもの瞑想ヨーガのクラスを90分。この前の火曜日の夜のクラスと似た感じの構成で良い復習になった。太陽礼拝や月礼拝はメジャーだが、珍しい星(北極星)のポーズも行う。へんてこなバランスポーズで相変わらず苦戦するが、なぜか出来なくてもとても楽しい。もう嫌だ、止めたいと思わない。不思議なことだ。
再びMさん、Nさんと3人で今の気分や体の感覚についてシェアしあう。こうして朝受講するクラスの感じと夜のクラスとは受ける感じが大分違う。身体とのコミュニケーションなどの気づきに話題が盛り上がる。
メンバーからのあらゆる質問に対して、的確に、更に楽しい神話も含めて分かりやすく説明してくださるSさんは本当に凄いと思う。いつものことだけれど、学べば学ぶほど知らないことが多いなぁと実感する。
Sさんが仰るには、瞑想を続けることにより、脳の構造が変わり、最初の頃に自分に起こった変化を忘れてしまうという。だからクラスが終わった時に自分に起こった変化を書き留めておくと、今後自分がクラスを持った時に(初心者に起こる変化について聞かれた時に)役立つでしょうというアドバイスも貴重だ。
今日のプログラムはこのスタジオで行う呼吸法の指導実習の続き。完全呼吸法、片鼻呼吸法、季節の呼吸法(ブラーマリー、シータリー、ウジャーイ、バストリカー)の6つの呼吸法のうち、午前中に完全呼吸法を、午後からウジャーイ、バストリカーの合計3種類の呼吸法を全員がガイド体験した。
同じ3人グループでまずは1人がガイド役、2人が生徒役で順番を変えて全員がガイド役を行い、2巡から3巡続ける。前回、Sさんがなさっているように自分も一緒に呼吸しながら誘導してみようとトライしてみたところ、息の継ぎ方等がとても難しかったので、今日は誘導に徹してみた。
だんだん慣れてきたことと、馴染みのメンバーが協力的で、気安さも手伝って落ち着いて行うことが出来た。やはり練習あるのみ、である。今日の目標はやり方を覚えること、ということだったのでその目標は十分果たせたように思う。とにかく楽しく学べたのが何より嬉しい。
あっという間にランチタイム。今日はNさんと2人で出かけた。爽やかな秋晴れでとても気持ち良い。目指すはいつものタイ料理レストランだったけれど、さすがに人気店で長蛇の列。これは1時間ではとても戻れないと諦めて、ネパール料理レストランでカレーとナンやチャイを頂いてきた。お腹一杯で満ち足りてスタジオに戻り、午後の講習スタートである。
午後は完全呼吸法のガイド復習の後、ウジャーイ呼吸の誘導を学ぶ。どの呼吸法も気持ち良いものだが、秋の呼吸法であるウジャーイ呼吸は集中力が高まり、束縛から解放され、意思が強くなるという良いことずくめの呼吸法。Sさんもあちこち回って皆にアジャストをしたり、実際にメンバーが行う誘導を聞きながらご自身でも呼吸法をされたり、とお忙しい。お腹は一杯だし、呼吸は気持ちいいし、実践しながらどこまでが呼吸法でどこからが瞑想なのかちょっと微妙な感じにまどろんでくる。Sさんからは、ウジャーイ呼吸に慣れたことが今日の大きな成果だと講評を頂いた。
休憩時間にはメンバーの差し入れの旅行土産など、珍しいお菓子や果物が並び、美味しく頂いた。
後半は冬の呼吸法のバストリカー。ふいごのように肺から力強く空気を出入りさせるので、熱を生み出して肉体的精神的な老廃物や問題を燃やし、全てを新しくしてくれるという有難い呼吸法だ。腹筋を使い続けるので最後の方はかなりヨレヨレになった。
最後は瞑想ヨーガのクラスでウォーミングアップに使う、万物に感謝と尊敬を表すマントラのガイドにチャレンジ。ヨーガと密教系の仏教ではお互いに大きく影響し合っており、仏教のマントラでサンスクリット語をそのまま使うこともあるとのこと。
確かに唱えながらお経の響きに似ていると思ったこともある。これまで耳で聞いて繰り返していた言葉を実際に文字で見て「あれれ、違っていた・・・。」という新しい発見もあった。
というわけで、気づけば外は真っ暗。楽しくてあっという間の1日が終わった。
明日も元気に参加することが出来そうで、何よりだ。やはり今の私にとってこの指導者養成コースは元気の素であることは間違いなさそうである。