月曜日。今日から2月。
出勤だからやっとのことで起きたものの、なんといっても身体が重い。胃が重く、食欲もない。朝食にはロールケーキ一切れといちご、りんご、キウイ、ぽんかんをひとかけずつ。あの小さなヤクルト1本が飲み切れず。ヨーグルトとはちみつ紅茶だけお腹に入れた。
時差出勤の夫に見送られてなんとか出勤したけれど、相変わらず体調が悪い。足元がふらふらふわふわして全く力が入らない。出来れば、気合で仕事をこなして、目途が付いたら午後から休暇を取って横になりたいと思っていた。ところが、そうは問屋が卸さず、あれこれと飛び込み案件も出てきて、帰るどころではなくなった。
空腹だと胃が痛むので昼食を抜くわけにもいかず、かといって学外では一番近いカフェでモソモソするホットドッグも無理かな、ということでスープだけ飲みに駅前のファストフードまで出かけた。駅までの道のりがいつになく遠く感じる。食欲はないけれど、とにかく何も食べないのでは力が出ない。
午後もあれやこれやと追いまくられ、帰宅する頃には這う這うの体で文字通り家の中になだれ込んだ。
夫が時差勤務中なので帰宅も1時間遅いのがせめても・・・で、帰宅後夕飯の支度を始めるまでに1時間の余裕が出来た。そうでないと、私と帰宅時間が30分も違わないので、着替えて一服しているうちに「ただいま~」と帰ってきてしまい、夕飯の支度どころではない。
けれど、さすがに遠距離通勤で都心から帰ってくる夫に作らせるのもどうよ、ということで菜の花の辛し和えと中華スープの準備をし、ご飯を研いで後は冷凍餃子を焼くだけにして、着替えてリビングで横になったら、そのまま気絶。気づいたら30分以上経過していた。
あと30分くらいで帰宅かしら、とご飯のスイッチを入れたら、ほどなくして帰宅した。夫は帰宅後すぐに夕食にありつけるとは思っていなかった(自分が作るつもりでいた)ようだ。こちらはまだ本調子ではないし、食欲もイマイチ。ただ一緒に食卓を囲むということも大切なのかもしれない。
食後はまた倒れ込むようにしてリビングへ。食べたばかりで全然消化せず、お腹がもたもたしているのにそのまま眠ってしまった。気づけば夫も隣で寝ていた。既に日付が変わりそうな時間だ。よくまあ二人そろって食後のお夕寝3時間以上もしたことよ、である。
下からのホットカーペットと上からの暖房にダブルで燻された感じで喉が渇き、水分補給。さすがにこれだけ長時間眠っていたので、すぐまた入浴して眠るという気分にもならず、どうでもいいテレビ番組をなんとなく視てからベッドに入った。
それでも3時間の睡眠は身体が欲していたのだろう。最悪の体調を少しだけ引き上げてくれたようだ。底は脱したといえるか。気持ち悪さが少しだけ軽減している感じなのか、無口だったのがベッドに入る頃にはお喋りするようになった、と言うのは夫の弁。とはいえ就寝時にミントのスプレーをシュッシュするのは欠かせない。
火曜日。
今年は124年ぶりに2月3日が節分でない日なのだそうだ。立春が2月3日とはどうにもピンとこない。
我が家では豆まきが数少ない季節行事になっていたが、主役だった息子が巣立って2人になってからも夫が鬼、私が撒く役を仰せつかってきた。今日は夫が夕方歯科で切開をする予定で、夕食は治療後3時間も取れないらしいから、とても鬼の役は無理だし、そもそもちゃんとした夕飯も要らないということだった。
朝食は久しぶりに小さなパンを温めて紅茶と一緒にお腹に入れる。青汁はもってのほかだけれど、バナナスムージーは飲めたし、いちご、りんご、ぽんかんも一かけらずつ摘まめた。
1時間遅い出勤の夫を送り出してから在宅勤務スタート。当初終日在宅の予定だったが、午後から急にリアル会議が招集され、出勤せざるを得なくなった。いまだに身体がちゃんとしない。明日でエンハーツ投与後1週間。そろそろこの不調、勘弁してほしいのだけれど。
朝のうちは雨で、予報では横殴りの荒天ということだったけれど、思いのほか早く回復し、陽射しが溢れる良いお天気になったので洗濯までしてしまった。
お昼はレンチンのカレーをお腹に入れて、外に出てみたらあまりに風が温かくびっくりした。
出勤すると、片付けた筈の机の上がまた書類で一杯。はあ、思わずため息が出る。年度替わりまで残り2ケ月の2月だから繁忙期であるには違いないが、とにかく一つ片づけると次から次へと仕事が舞い込んでくる。
日が大分長くなった。帰途マジックアワーの空が見られるのが嬉しい。よれよれになりながら帰宅すると、家の電気が点いていた。歯科クリニックでは、腫れが退いて切開を免れ次回3か月後の経過観察になったそうだ。こちらはすっかり夕飯の支度をしないでよいつもりでいたから、あらら、という感じ。
洗濯物を片付けて、ひとまず休憩。緊急事態宣言は10都府県であと1か月延長とのこと。
夫は、夕飯が食べられない筈だったから、お昼はガッツリ食事したから大丈夫とのこと。それに甘えてまたしても手抜きの夕食を食卓に並べることになった。
明日こそ、まともな夕飯を一緒に楽しみたいものである。