ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.8.18 お盆を過ぎて思うこと

2016-08-18 21:48:00 | 日記
 台風一過、茹りそうな厳しい暑さにゲンナリしたら、今度はまた雨がちらつく不安定で蒸し暑いお天気だ。
 先週末から今週にかけて夏休みという教職員が結構多く、職場はかなり静かだったが、後半になってメンバーが席に戻り始めている。

 昨日は暑さバテなのか眠くてだるくてイマイチの体調。仕事も一段落したので思い切って午後お休みを頂いた。
 夫の帰宅にあわせて夕食を準備し、食後はソファに横になって録り溜めたビデオ映画を見始めたのだけれど、眠くて眠くて途中でウトウト。気付けば、エンドクレジットになっていたという体たらく。

 諦めて早々に入浴してベッドに入り、そのまま朝だ。オリンピックを見るわけでもなく、高校野球を見るわけでもなく、スポーツ中継とは無縁の私。あまりに早く寝てしまったので、夫が具合でも悪いのかと心配してくれた。

 体調はどうか、といえば朝起きたときの重苦しい胸の圧力・鈍痛は相変わらず。
 朝食後のロキソニンでなんとか収まるのを待って出勤し、あとはなんとかやり過ごしている。
 こう暑くて湿度が高ければ、健康な人でも体調を崩しやすいだろう。台風やゲリラ豪雨による気圧の変化で頭が重く、痛くなるのも頷ける。
 そして暑い中、抗がん剤治療にチェンジするのを先延ばしにして、やはり正解だったと思う。

 ただでさえ体がしんどいのに、さらに何が出てくるか予想がつかない副作用による体調不良が重なれば、微妙な按配でバランスを保っていた体調は一気に崩れる。
 そうした事態は出来れば避けたい。そういう思いで今を凌いでいる。もちろんこの選択をしたことで、結果が吉と出るかは、わからない。けれど、例え凶が出ても結果は自分で引き受けるということを納得した上での選択だ。

 もちろん、こうした暑さなど言っている場合ではなく、待ったなしで厳しい再発治療を続けておられる方、初発の術前化学療法や術後化学療法で今まさに治療中である方も数多くおられるだろう。

 今、キツい治療を続けておられる方たちが、体調も心もうまくコントロールしながら乗り切れますようにと心から願う。
 特に初発の方は、たとえ辛くても再発予防のためには今、叩くしかないのだ。再発してしまったら期間限定の治療ではなくなってしまう。だからなんとか乗り切って・・・と祈りたい。

 そしてエンドレスの再発治療の方、あまりに辛かったら主治医ともよく相談されて、1週間でも2週間でもお休みして身体を労わりながら続けて頂くことは出来ないだろうか、と思う。体調が悪く思考までネガティヴな螺旋に入ってしまうと、どうしても治療にも良い影響が出ないように思う。

 そんな時は、深呼吸して身体と心の声に耳を澄ませることが大切ではないか。身体と心に少しだけインターバルを与えて体調も気持ちも立て直す。そして、再び共存への静かな闘い(余り好きではない言葉だが、敢えて)を続けて頂きたい、と願う8月の夜である。
コメント
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