最近fcitxの翻訳をやっています。今回はテストのお願いです。
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Googleプロジェクト
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○Fcitxとは?
Fcitxはインプットメソッドです。IBusの代わりになるものだと思ってください。
○どうして翻訳したの?
今後IBusに代わってUbuntuのデフォルトになるかも知れないので、翻訳をすることにしました。
可能な限り早いタイミングでどんな問題があるのかを洗い出し、本当にデフォルトを変更することができるのかを見極めたいです。
○プラットフォームは?
Ubuntu 13.04です。すみませんが以前のバージョンにバックポートする気はないです。
○テストの方法は?
次のコマンドを実行してください。
$ sudo add-apt-repository ppa:ikuya-fruitsbasket/fcitx
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-anthy fcitx-mozc
インストールが終わったらインプットメソッドを変更してください。
ユーザー権限の場合…[システム設定]-[言語サポート]の[キーボード入力に使用するIMシステム]を[fcitx]に
グローバルの場合…端末から"sudo im-config -c"あるいは"sudo im-config -x"を起動してください
変更が終わったら、一度ログアウトして再ログインしてください
○翻訳はどこでやってるの?
transifexでやってます。
○パッケージはどんな変更を加えているの?
fcitx…Raringにあるやつはボコボコ落ちるので、これを回避するパッチを当てています。もちろんupstream authorさんからもらいました。
fcitx-configtool…Raringのは古いので最新(0.4.6)に更新しています。ja.poが含まれていないので、含むようにしました。
fcitx-anthy…Raringにはパッケージがないので、experimentalから持ってきて4/3現在のmaster相当になるパッチを当てています。これで候補ウィンドウが縦に表示されるようになりました。
mozc…fcitx-mozc.patchを最新版(fcitx-mozc-1.6.1187.102.3.patch)に更新しています。1.10.1390.102+fcitx-mozcのgit master相当(4/7分)にアップデートしています。さらに候補ウィンドウが縦になるパッチを当てています。
○どんなバグがあるの?
fcitx…ツールバー(状態パネル)の入力モードとかをクリックすると表示されるサブメニューは、もう一度入力モードとかをクリックしても消えない(仕様?)。ただし仮想キーボードは消える。
fcitx-anthy…入力モードをクリックするとツールバー(状態パネル)が消える。これはトグルするのが正解。トグルしないでオフになるのが仕様っぽい。あとはキーバインドの変更が機能しない。例えばATOKキーバインドにして変換キーを押しても半角にならない。これは致命的。 一番良く使う変換キーが機能していなかっただけで、キーバインドの変更は動作している模様。 仮想マシンだとATOKキーバインドだとエンターキーを押しても確定できない。これも致命的。修正済。Microsof IMEも同じで、こちらは未修正
fcitx-mozc…今のところこれといった不具合は見つかっていない。Mozc側の裁量が大きいので問題ない可能性がわりと高い ツールバー(状態パネル)にある半角/全角切り替え機能がよくわからない わかった。動作してる。でも機能自体必要ない気がする
全体……翻訳できないstringがいくつかある(けど私がわかってないだけかも
○突っ込みたい場合はどうするの?
翻訳に関しては私に何らかの方法で伝えてもらうか、transifexでメンバーになって直接変更してください。私はコーデイネーターなので承認できます。
バグは……どうしましょうか?
○FAQ
fcitx-skkは?…ソースはある。あとは頑張れ。特に実装。というかfcitx-kkcだと……?
GNOME Shellユーザーなのですが…このあたりから何とかしましょう。個人的にはこれなしのほうが好きですけど。
ツールバー(状態パネル)が小さすぎるのですが…darkスキンまじオススメ
○終わりに
やっぱりネイティブの開発者が欲しいところではあります。C++ですが、誰か開発に参加してみませんか?
ちなみにfcitx-anthyはscim-anthyのソースを取り込んでいたりします。
追記:
fcitx-mozcがなんかおかしいっぽいです。あとで直します。
さらに追記(2013/04/06):
fcitx-mozcがおかしいのはmozc-dataをdependしていないからでした……_| ̄|○ 修正版をアップロードしました。
さらに追記(2013/04/06):
/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/fcitx-mozc.mo/ja.mo ってなんぞ……?
fcitx-mozc.installを見ると
out_linux/Release/obj/gen/unix/fcitx/po/ja.mo usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/fcitx-mozc.mo
out_linux/Release/obj/gen/unix/fcitx/po/zh_TW.mo usr/share/locale/zh_TW/LC_MESSAGES/fcitx-mozc.mo
out_linux/Release/obj/gen/unix/fcitx/po/zh_CN.mo usr/share/locale/zh_CN/LC_MESSAGES/fcitx-mozc.mo
と書いてある。何が悪いのか私にはわからない……。
さらに追記(2013/04/06):
Fcitx ConfigからMozcの設定ツールを呼べたらいいなぁ
さらに追記(2013/04/06):
Fcitx-mozc を試してみた
+1 参考になる。
さらに追記(2013/04/07):
dh_installのmanを読むと、インストール先はdirじゃなきゃダメって書いてありますね。これは困った。
さらに追記(2013/04/07):
fcitx-anthyでEnterキーでの確定ができないのはATOKキーバインドの問題でした。masterで修正済。
さらに追記(2013/04/07):
いくつかの問題を修正したfcitx-anthyをアップロードしました。
fcitx-mozcというかmozcを1.10.1390.102にアップデートしましたが、現在master相当の修正を行った新バージョンをアップロード中です。
fcitx-anthyのMicrosoft IMEキーバインドにもEnterキーで確定できない不具合があります。
fcitx-anthyのATOKキーバインドで変換キーでオン/オフのトグルができないのは現在の制限事項とのことです。
さらに追記(2013/04/07):
git master相当にアップデートしたmozcをアップロードしました。
これでNyaRuRuさんご指摘による問題(の多く?)が修正されています。
さらに追記(2013/04/07):
その2に続く
wiki
Googleプロジェクト
Github
○Fcitxとは?
Fcitxはインプットメソッドです。IBusの代わりになるものだと思ってください。
○どうして翻訳したの?
今後IBusに代わってUbuntuのデフォルトになるかも知れないので、翻訳をすることにしました。
可能な限り早いタイミングでどんな問題があるのかを洗い出し、本当にデフォルトを変更することができるのかを見極めたいです。
○プラットフォームは?
Ubuntu 13.04です。すみませんが以前のバージョンにバックポートする気はないです。
○テストの方法は?
次のコマンドを実行してください。
$ sudo add-apt-repository ppa:ikuya-fruitsbasket/fcitx
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-anthy fcitx-mozc
インストールが終わったらインプットメソッドを変更してください。
ユーザー権限の場合…[システム設定]-[言語サポート]の[キーボード入力に使用するIMシステム]を[fcitx]に
グローバルの場合…端末から"sudo im-config -c"あるいは"sudo im-config -x"を起動してください
変更が終わったら、一度ログアウトして再ログインしてください
○翻訳はどこでやってるの?
transifexでやってます。
○パッケージはどんな変更を加えているの?
fcitx…Raringにあるやつはボコボコ落ちるので、これを回避するパッチを当てています。もちろんupstream authorさんからもらいました。
fcitx-configtool…Raringのは古いので最新(0.4.6)に更新しています。ja.poが含まれていないので、含むようにしました。
fcitx-anthy…Raringにはパッケージがないので、experimentalから持ってきて4/3現在のmaster相当になるパッチを当てています。これで候補ウィンドウが縦に表示されるようになりました。
mozc…
○どんなバグがあるの?
fcitx…ツールバー(状態パネル)の入力モードとかをクリックすると表示されるサブメニューは、もう一度入力モードとかをクリックしても消えない(仕様?)。ただし仮想キーボードは消える。
fcitx-anthy…
fcitx-mozc…
全体……翻訳できないstringがいくつかある(けど私がわかってないだけかも
○突っ込みたい場合はどうするの?
翻訳に関しては私に何らかの方法で伝えてもらうか、transifexでメンバーになって直接変更してください。私はコーデイネーターなので承認できます。
バグは……どうしましょうか?
○FAQ
fcitx-skkは?…ソースはある。あとは頑張れ。特に実装。というかfcitx-kkcだと……?
GNOME Shellユーザーなのですが…このあたりから何とかしましょう。個人的にはこれなしのほうが好きですけど。
ツールバー(状態パネル)が小さすぎるのですが…darkスキンまじオススメ
○終わりに
やっぱりネイティブの開発者が欲しいところではあります。C++ですが、誰か開発に参加してみませんか?
ちなみにfcitx-anthyはscim-anthyのソースを取り込んでいたりします。
追記:
fcitx-mozcがなんかおかしいっぽいです。あとで直します。
さらに追記(2013/04/06):
fcitx-mozcがおかしいのはmozc-dataをdependしていないからでした……_| ̄|○ 修正版をアップロードしました。
さらに追記(2013/04/06):
/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/fcitx-mozc.mo/ja.mo ってなんぞ……?
fcitx-mozc.installを見ると
out_linux/Release/obj/gen/unix/fcitx/po/ja.mo usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/fcitx-mozc.mo
out_linux/Release/obj/gen/unix/fcitx/po/zh_TW.mo usr/share/locale/zh_TW/LC_MESSAGES/fcitx-mozc.mo
out_linux/Release/obj/gen/unix/fcitx/po/zh_CN.mo usr/share/locale/zh_CN/LC_MESSAGES/fcitx-mozc.mo
と書いてある。何が悪いのか私にはわからない……。
さらに追記(2013/04/06):
Fcitx ConfigからMozcの設定ツールを呼べたらいいなぁ
さらに追記(2013/04/06):
Fcitx-mozc を試してみた
+1 参考になる。
さらに追記(2013/04/07):
dh_installのmanを読むと、インストール先はdirじゃなきゃダメって書いてありますね。これは困った。
さらに追記(2013/04/07):
fcitx-anthyでEnterキーでの確定ができないのはATOKキーバインドの問題でした。masterで修正済。
さらに追記(2013/04/07):
いくつかの問題を修正したfcitx-anthyをアップロードしました。
fcitx-mozcというかmozcを1.10.1390.102にアップデートしましたが、現在master相当の修正を行った新バージョンをアップロード中です。
fcitx-anthyのMicrosoft IMEキーバインドにもEnterキーで確定できない不具合があります。
fcitx-anthyのATOKキーバインドで変換キーでオン/オフのトグルができないのは現在の制限事項とのことです。
さらに追記(2013/04/07):
git master相当にアップデートしたmozcをアップロードしました。
これでNyaRuRuさんご指摘による問題(の多く?)が修正されています。
さらに追記(2013/04/07):
その2に続く
https://code.google.com/p/mozc/issues/detail?id=189
上記バグに添付したパッチ (mozc_1.10.1390.102_fix_use_libprotobuf_3.patch) を当てた上で確認してみましたが,Ubuntu 13.04 Final Beta + libprotobuf 2.4.1 では問題なくビルドできました.Debian でも恐らく問題ないのではないかと思います.
今回の問題は,Mozc の Windows ビルドを Ninja 対応させる過程で,protobuf 周りの処理を書き換えた際に私が仕込んでしまったものです.気になるようでしたら,上記パッチを適用の上 use_libprotobuf=1 で改めてビルドしていただければと思います.
お手数をおかけしてすみません.
1. debian/rules から GYP_DEFINES="use_libprotobuf=1" を外す.
2. https://code.google.com/p/mozc/wiki/LinuxBuildInstructions#Build_Mozc_with_/usr/bin/gyp にあるように,src/protobuf/files 以下に protobuf 2.5.0 のソースを展開する
3. ビルドする
これで,libprotobuf に依存しない Mozc ができあがるので,Ubuntu 13.04 環境でも最新の Mozc で実験できるかと.
IBus 1.5は大幅に機能を削減してGNOMEと統合という形になったので、1.4.x相当の使い勝手を維持したい場合はFcitxなり他のものにするか、1.4.xを継続利用する必要があります。