四季・めぐりめぐりて

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石戸宿の芭蕉句碑(埼玉県北本市)

2021年05月13日 | 歌碑・句碑


 句 : 原中や 物にも付かず 鳴く雲雀
    (はらなかや ものにもつかず なくひばり)

出 典: 『あつめ句』 貞亨4年(1687)芭蕉44歳の時の句
所在地:埼玉県北本市石戸宿4丁目 路傍
建立年:嘉永4年(1851)
建立者:石戸連




桶川市川田谷との境界付近、県道57号さいたま鴻巣線の三叉路脇にある「榎堂」に並んで句碑は
あります。




   芭 蕉 句 碑
                         所在地 北本市大字石戸宿
 松尾芭蕉は、江戸時代前期の俳人であり、各地を旅して多くの名句と紀行を残した。有名な
作品として「野晒紀行」・「更科紀行」・「奥の細道」・「嵯峨日記」などがある。
 埼玉県には約百基の芭蕉句碑があるといわれているが。この石戸宿所在のものも、その一つ
である。
 この句碑は嘉永四年(一八五一年)の建立で、表面に芭蕉の
   原中や 物にもつかず 啼雲雀 
の句を四行に刻み、裏面には地元や川越等俳句同好者の句が二十句刻まれている。
 この句碑は高さ八一センチメートル・幅一五八メートルの大きさで、一部破損しているが、
ほぼ完全な形で残っており、江戸時代末期の地方文化を証明する資料として貴重である。
 昭和六十一年三月
                               埼玉県・北本市

散策日:令和3年(2021)3月26日(金)

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