名 称:桜ヶ丘組石遺跡(さくらがおかくみいしいせき)
種 別;石組遺構
指 定:埼玉県指定史跡(名称:桜ヶ丘組石遺跡 昭和31年〔1956〕3月31日指定)
所在地:埼玉県深谷市緑ヶ丘214-5
桜ヶ丘組石遺跡は、縄文時代後期(約4,000年前)の組石遺跡で、主として河原石を方形、円形に敷きつめた
もの。県内ではここだけの珍しいものとのことです。
その性格については、墓跡説か祭祀跡説などがあるものの、まだ判明していないとのことです。
桜ヶ丘組石遺跡の標識
桜ヶ丘組石遺跡は住宅街の中にありますが、要所要所にこの標識が建てられていますので標識に従って進
行して無事現地に到着
桜ヶ丘組石遺跡は小さな公園くらいの感じです
『埼玉県指定史跡 桜ヶ丘組石遺跡』説明板と『『埼玉縣指定史跡 櫻ヶ丘組石遺跡』石標
埼玉県指定史跡
桜 ケ 丘 組 石 遺 跡
指 定 昭和31年3月23日
所在地 深谷市緑ヶ丘214番地5
この遺跡は櫛引台地の先端部分にあり、標高は約50メートルです。
昭和30年の発掘調査によって、8基の石組遺構が発見され、極めて珍しい遺跡として注目されました。
そのうち5基が表示部分の地下に保存されています。
平面形態は左に記したとおりです。
平成2年に第6号跡を再調査したところ、地面を40センチメートルから50センチメートル掘り込み、その
上半分に径10センチメートルの荒川系の河原石を、約30センチメートルの厚さで積み重ねて作られている
ことがわかりました。
遺構の年代は、従来縄文時代とされ、環状列石などとの関連が考えられてきましたが、なお、不明な点も多く
残されています。
〇第1号遺構 2.0×1.4メートル 長円形
〇第3号遺構 0.8×0.7メートル
〇第4号遺構 2.8×1.2 メートル 長方形
〇第5号遺構 3.0×1.5 メートル 長方形
〇第6号遺構 3.0×1.5 メートル 長方形
平成3年3月1日 埼玉県教育委員会 深谷市教育委員会
平面形態図
説明では8基の石組遺構が発見されとありますが、ここにあるのは5基のモニュメントのみ。あとの3基
はいずこに
西方からモニュメントを見ています
このモニュメントの下の地中に石組遺構が保存されているようです
「第1号」等は組石遺構の番号
第3号組石遺構
この第3号の1基のみが地表に再現されています
第3号組石遺構配石図
地表に再現されている第3号組石遺構
第1号・第4号・第5号・第6号組石遺構の配石図
全体を東側から
散策日:令和3年(2021)4月26日(月)