四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

多胡碑(群馬県高崎市)

2016年12月25日 | 史跡・遺跡・文化財


国道254号線を使って群馬県甘楽町方面に行く機会が多かったが、その途中の高崎市(旧多野郡吉井町)内を通過する際に「多胡碑」の案内標識をよく見かけていました。
そんなことから、多胡碑なるものの存在は知ってはいましたが詳しくは知りませんでした。

多胡碑は、多賀城碑(宮城県多賀城市)、那須国造碑と共に「日本三古碑」と称されるとのことです。そんな多胡碑を突然の思い付きで訪ねてみました。




他所を訪ねてからでしたのでかなり遠回りをしてしまったようですがどうやら無事に着きました。




多胡碑のあるあたりは、吉井いしぶみの里公園として整備されています。




多胡碑記念館入口を入って(上がって)行くとまず目に付いたのが2基の古墳です。
なぜこんなところに古墳が2基も並んでいるの しかも全く違う形状のものが?




移築した古墳だそうです




これは見るからに新しい




表側に回ると何となんと  分かり易くしたのでしょうが、これでは古墳が古墳ではないような




やはり移築です  古墳の移築とは初めてです




入口にも立っていましたが [ユネスコ「世界の記憶」へ 上野三碑]の幟が建っています。  上野三碑・・・こうずけさんび
高崎市内にある多胡碑と山上(ヤマノウエ)碑、金井沢碑の3基の総称でそれぞれそれぞれ国の特別史跡に指定されています。
この「上野三碑」をユネスコの「世界の記憶(世界の記憶遺産」への登録を目指しており、昨年、国内候補に決定し、来年の登録可否を待っているとのことです。
多胡碑については前述の理由から知ってはいましたが、山上(ヤマノウエ)碑、金井沢碑については全く知りませんでした。

それにしても、世界遺産(文化・自然・複合)  無形文化遺産   世界の記憶(世界の記憶遺産)と何がどれだか分からなくなってしまいます




木立の向こうに見える建物が、「多胡碑記念館」




休館日。出先から思い付きで来たものですから休館日のことなど考えにも及びませんでした。




多胡碑は風化を防止のためこの覆屋の中に




正面からガラス越しに撮りましたので、どうしても反射してしまいます




こちらは右側面 やはり格子の間からガラス越しに




こちらは左側面 
背面も撮っては見たのですが使いものにならない写真になってしまいました




特別史跡 多胡碑  の説明板
やはり判読できませんので、いつものように分割にしてみます




説明するまでもありませんが、前段部分




碑文写真と語訳部分を横に並び替えてあります




後段部分です




隣にはこんな説明板も  素人の私にはこれで十分です




ここ多胡碑碑来る途中の高崎市役所吉井支所(元・吉井町役場)の駐車場に建てられていた幟のひとつ
これを見て「上野三碑」なるものを初めて知りました。今回も難しいことは分りませんでしたが、上野三碑を知っただけでも収穫ありと自身で評価しておきましょう。

散策日:2016(平成28)年12月19日(月)

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