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「箭弓稲荷神社本殿・幣殿・拝殿」が国指定重要文化財に

2024年02月04日 | 史跡・遺跡・文化財

箭弓(やきゅう)と付くことから野球関係者が多く参拝することで有名な東松山市の箭弓稲荷神社が、この度、
国の重要文化財に指定されましたので参詣してきました。
 社 名:箭弓稲荷神社
 創 建:和銅5年(712年)
 主祭神:保食神(宇迦之御魂神・豊受比賣神)
 社格等:旧県社・別表神社
 様 式:権現造
 鎮座地:埼玉県東松山市箭弓町2-5-14

国の文化審議会文化財分科会が東松山市の「箭弓稲荷神社本殿・幣殿・拝殿」を国指定重要文化財へ指定
するよう文部科学大臣に答申したのが、昨年である令和5年11月24日でした。そして、本年令和6年1月19日
(金)文部科学大臣から国の重要文化財に指定する告示がなされ、晴れて国指定重要文化財となりました。
これで埼玉県のおける国指定重要有形文化財は81件(5件は国宝)、うち建造物は29件(1件は国宝)となり、
「箭弓稲荷神社本殿・幣殿・拝殿」は建造物のうちの1件となります。



令和6年1月19日付の官報  赤枠で囲ったところが「箭弓稲荷神社本殿・幣殿・拝殿」で、
附として、元宮本殿 1棟、棟札 3枚、文書 1冊



一の鳥居と社号標  旧社格が県社であったことから「懸社箭弓稲荷神社」のままになっています
二の鳥居は三の鳥居の少し手前にあります



三の鳥居  両部鳥居ですね


拝殿正面  丁度節分の日で豆撒き用の舞台が組まれていました
この後続々と人が舞台前に集まってきました



拝殿向拝の彫刻


向拝脇にある大きな絵馬  当神社の近くにある県立松山女子高等学校美術部の方たちが毎年製作してい
ます



左:本殿  右:拝殿


左:本殿  右:拝殿


本殿  背後から
本殿屋根の両端にある千木と鰹木  鰹木は5本  千木は外削ぎ(そとそぎ)の形
千木は本来V字型に上に出ていますが ここのは何故か両端とも片方(1本)だけしか写っていませんが、
撮った角度の関係でしょうか?



左:拝殿  右:本殿  拝殿と本殿の間に幣殿がありますが透塀で見えません


本殿火頭窓彫刻『二龍』


本殿縁の下持送り彫刻『龍』  本殿の四隅のある内のひとつ
この他にもたくさんの彫刻が施されていますが、取りあえずこの2点で



元宮本殿  本殿の後方に鎮座  
『附・元宮本殿 1棟】 として 本殿・幣殿・拝殿などとともに重要文化財に指定



神楽殿


箭弓(やきゅう) →  野球  ということから 野球のバットの絵馬


ベースの形をした絵馬


ギネス世界記録に認定された巨大御朱印のスタンプ (平成28年5月21日認定)
印面 130×130cm
高さ 142cm
重さ 420kg
材種 欅 埼玉県の木(樹齢約500年)
和紙 細川紙(ユネスコ無形文化遺産)


ほかにも紹介すべき関連建物や彫刻などがありますが、折を見て・・・

参詣日:令和6年(2024)1月3日(土)

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