四季・めぐりめぐりて

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飯能市立博物館「令和6年度 埋蔵文化財最新出土品展」

2024年06月17日 | 企画展・見学会

飯能市立博物館(飯能市飯能258‐1)で開催中の
令和6年度 埋蔵文化財最新出土品展
 期間:令和6年5月26日(日曜日)から令和6年6月23日(日曜日)まで
 場所:飯能市立博物館特別展示室
 主催:飯能市教育委員会生涯学習課

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令和4年度・5年度に飯能市内で発掘調査を実施した遺跡、発掘調査報告書を刊行した遺跡からの出土品を展示
します。
縄文土器や石器、奈良・平安時代の住居跡から出土した、焼けて炭化した木製の部材などに加え、市民の方より
ご寄贈いただいた、貴重な資料を紹介します。
飯能市内における最新の調査成果や出土品をぜひご覧ください。

                   《令和6年度 埋蔵文化財最新出土品出土品展ポスターから引用》
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を観覧してきました。


【特別展示室】
展示資料は次の遺跡等からの出土品
◆寄贈資料の紹介
◆令和4・5年度 発掘調査の成果
 ・三ヶ谷戸遺跡
 ・堂前遺跡
 ・中堂遺跡
 ・加能里遺跡
◆令和4・5年度 室内調査の成果
 ・飯能焼原窯跡
◆令和5年度 報告書の成果
 ・張摩久保遺跡
 ・芳ヶ谷遺跡
これらの中から特異な出土品を中心に何点か紹介させていただきます。



会場に入ってすぐの左側に寄贈資料  右側の壁面には各遺跡発掘調査時の写真と説明文


『寄贈資料の紹介』
民家に祀られていた謎の石
 大字岩沢地内にあった民家の社で祀られていたものです。いつ頃から祀られていたのかは不明ですが、
少なくとも明治時代にはこのような形で存在していたようです。(以下略)
石棒ってなに?
 石棒は、縄文時代の石器です。その形状は男性器を模していると考えられており、女性をかたちどった
土偶などと同じように、子孫の繁栄や豊かな実りを祈ったり、祭礼儀式に使用されたりしたのではないか
と言われています。(以下略)



寄贈資料 【大形石棒】 大字岩沢の民家の社に祀られていた縄文時代の大形石棒。全長140㎝


寄贈資料 【大型石棒片・石剣類】


寄贈資料 【磨石】 【磨製石斧】(右下)


『加能里遺跡』 ※以下の遺跡においてもこのような遺跡説明パネルがありますが省略します


加能里遺跡出土
【石棒】縄文時代(中期末~後期初頭)緑泥片岩製  【凹み石】縄文時代(中期末~後期初頭) 



加能里遺跡出土
【磨り石・叩き石】縄文時代(後期後半~晩期)  【石皿】縄文時代(後期後半~晩期)  
【凹み石】縄文時代(後期後半)  【石錘】縄文時代(後期後半~晩期) 



加能里遺跡出土  【土偶(頭部破片)】


『三ヶ谷戸遺跡』出土品の展示コーナー(ケース)


三ヶ谷戸遺跡出土  左から【凹み石】 【磨石】 【スタンプ形石器】


『中堂遺跡』(左) ・ 『堂前遺跡』(右)  出土品の展示コーナー(ケース)


堂前遺跡出土  【人面形把手付土器】 【石棒形ミニチュア土製品】 【耳栓】


中堂遺跡出土  【石鏃】【石鏃】縄文時代(中期後半) 【黒曜石・チャート】縄文時代(中期後半) 


中堂遺跡出土 
【凹石】縄文時代(中期後半)【磨り石・叩き石】縄文時代(中期後半)【石皿】縄文時代(中期後半)



展示室の模様(一部)


『飯能焼原窯跡』出土品の展示コーナー(ケース)


『張摩久保遺跡』出土品の展示コーナー(ケース)の一部
張摩久保遺跡出土  【炉体土器】縄文時代(中期初頭)



張摩久保遺跡出土  【土製耳飾り】縄文時代(中期初頭) 【土器片】縄文時代(中期初頭)
【粘土焼成塊】縄文時代(中期初頭) 【結晶片岩】縄文時代(中期初頭)



『張摩久保遺跡』出土品の展示コーナー(ケース) ※ケース右半分  須恵器 土師器
ケース左半分の炭化材は『芳ヶ谷遺跡』分?



『芳ヶ谷遺跡』炭化材


左側の芳ヶ谷遺跡出土【須恵器甕】9世紀前半)が最終展示品

観覧日:令和6年(2024)6月16日(日)