下座行(げざぎょう)とはご存知でしょうか?
人を上座に、自分はあえて下座に身を置き修行することです。
謙虚さを学ぶことですね。
戦後の日本人が苦手になって来たことです。
特に物質的に豊かになり
一億総中流と言われる1970年代後半ぐらいから
少しずつ下座行が無くなってきました。
少子超高齢化社会のせいか
最近はむしろ子供を上座に座らせる傾向があります。
それが若者のメンタルの弱さの原因の一つかも知れません。
個人主義・自由主義・民主主義は結構なことなのですが
親の七光りで、子供が上座に身を置く癖をつけると
プライドや傲慢さを増長するかも知れません。
優越感と劣等感は同じもので
プライドや傲慢さは反動で、自虐的で卑屈になる場合が多いものです。
適度な優越感は自尊心や向上心を生み
適度な劣等感は反省心や謙虚さを生みます。
その適度感やバランス感を養うためにも
子供や若い頃には下座行が良いのではないでしょうか。
なかなか現在の社会環境では難しいかと思いますが・・・(笑)
少なくとも社会に出てからの自虐的な卑屈さは
プライドや傲慢さや怠慢さという
エゴの執着から来ていることを
自覚することから改善が始まります。
運も良くなります。
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