マズローの欲求説からいうと
生理的欲求や安全欲求は
戦後から30年も過ぎると満たされていて
その次の所属の欲求や承認欲求の段階に入り
最後の段階である自己実現の欲求を求めることが
バブル崩壊の90年代以降の
若者のトレンドになりましたが、偽りでした。
マスコミも煽りました。
「自分探し」や「好きなことをやろう」などです。
そもそも安全の欲求も
親御さんの過保護のもとに成り立っていて
自分で築いたものではありません。
自己実現の欲求を
所属や承認の欲求と錯覚している人も
いまだに多いものです。
50代以上の戦後世代の大人たちが
自己実現を理解していなければ
子供たちも分ることは難しいものです。
失われた20年と言われる
90年代、00年代は
旧社会システムの崩壊の20年でした。
最近の若者は低欲望ではなく
どうしたらいいのか分らないというのが
現状ではないでしょうか。
でも実は団塊の世代の親世代も
どうしたらいいのか分らないのが
本当のところなのです。
答えは旧社会システムに見出せないのは
言うまでもありません。
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