知識・情報化社会では
知識や情報を売り物にする
コンサルタントという
仕事が増える傾向にあるようです。
コーチングやカウンセラーなども
厳密には違いますが
ここではコンサルタントと同じような
くくりで考えてみます。
江戸時代に二宮尊徳という
多くの貧しく荒れ果てた村々を
建て直した偉人がいました。
今でいう所の
経営コンサルタントや
地域再生コンサルタントのような感じですね。
当時は農村社会なので
まず自分自身が鍬(くわ)を持ち
汗を流して田畑を耕すことでお手本を示し
村人を感化し指導して行ったようです。
二宮尊徳は実践を重んじ
当時の知識人や学者である
実践の伴わない儒家や坊主を
叱っていたようですね(笑)
自分より上位の役人にも
妬まれ嫌がらせも受けましたが
筋を通してひるまず
村の再生に尽力したようです。
二宮尊徳の生き方やエピソードは
現代のコンサルタントの在り方にも
とても参考になるのではないでしょうか。
薪をしょって本を読んでいる銅像は有名ですが
戦前には全国の多くの小学校の校庭に
二宮金次郎(幼少期の名前)像があったようです。
早くに父母を亡くし苦労をしながらも
若い頃から自力で家や田畑を再興し
また村の公益にも尽力した功績が評判を呼び
小田原藩から頼まれて他の村々の立て直しを
依頼されたようでですね。
その成果と実績が他の藩にも響き渡り
関東の各地で村や藩の農業経済を
建て直し活性化したようです。
神道や儒教や仏教にも精通していましたが
立て直しの際は先ずは自分自身が鍬を持って
田畑を耕すことから始めていたそうです。
コンサルタントの大切なことは
口や本からだけの知識や情報ではなく
自分自身の生き方や実践から生まれる
魂の入った本物の智慧ですね。
企業のホワイトカラーや
各種の専門家や学者などもそうですが
口や本からだけの知識や情報では
だんだんとAI(人工知能)に
取って代われるかもしれませんね。
知識・情報化社会では
ある意味ではどんな仕事も
コンサルタントの要素が必要だと思います。
どんな仕事も現場や実践や経験をベースに
教養や智慧を学び身につけて
社会に貢献できる人になることが
真のコンサルタントではないでしょうか。
微力でも社会に貢献できる人になると
運も良くなります。
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