リモートと人情

世界最速で

超高齢化社会に入った日本でも

さすがに今回のコロナ禍により

強制的にリモートが普及しました。

 

アラフォー世代ぐらいから下の若い人たちには

待ってましたと言わんばかりに

リモートは大歓迎のようですね。

 

特にビジネスの場や学習の場では

接続さえうまく行けば

リモートの方が便利で快適なようです。

 

ところが若い人たちの中でも意外だったのが

リモート飲み会は最初の方は

物珍しく面白かったようですが

やっぱり気心知れた友達とは

直接会って飲んだ方が楽しいようですね。

 

ビジネスではリモートの方が断然良いそうですし

あくまでも冗談ですが

夫婦もリモートの方が良いと言っている人もいます（笑）

 

きっとコンサートなんかも

ライブの方が楽しいでしょうね。

 

任天堂の「あつまれどうぶつの森」という

コミュニケーションゲームは大人気のようですね。

 

最近あまり言われなくなりましたが

VR（ヴァーチャルリアリティ）なんかも

どんどん進化して行くことと思います。

 

今の４０代は

子供の頃からファミコンが存在しましたが

今の２０代は

子供の頃からパソコンが一般的になって来ました。

今の１０代は

子供の頃からスマホが一般的になって来ましたね。

 

どんどんテクノロジーは進化して

便利な世の中ではありますが

子供の頃から

デジタル化やリモート化が一般的になると

アナログ・コミュニケーションはどうなるのでしょうね？

 

「孤独」の問題はすでに起こった未来ですが

「人情」の捉え方や感じ方も

変わって来ているかも知れませんね。

 

これからは

むしろ子供の頃に

物質的な貧しさを経験した世代や

アナログ・コミュニケーションしかなかった世代の方が

「孤独」を感じるのかも知れませんね。

 

それでも昔から

「情に掉（さお）させば流される」

「君子の交わりは淡きこと水のごとし」

「親しき中にも礼儀あり」・・・などの言葉もありますし

世俗を離れて

山水の中で風情ある暮らしを楽しむ晩年も

心豊かではありますね。

 

それぞれの人情力や風情力によって

テクノロジーを上手に活用して

相手（家族も含む）とは程よい距離感で

接して行く世の中になるかも知れませんね。

 

「情」は

「こころ」とも「なさけ」とも

読まれることもあります。

 

「情」には

煩わしさもあれば

慈しみもありますね。

 

涙あり笑いありの人生の方が

愉しいかも知れませんね。

 

テクノロジーと人情を一体化すると

運も良くなります。