今日で次男が20歳になった。
これで子どもたち2人とも成人に達したことになる。保護者としてはもう卒業なのかと思うと、ちょっと感慨
お祝いはピザで。ちょっとスパークリングワインなんかも飲んでみたり
20年前の今日。担当のお医者さんが「この日からこの日の間、いつでもいいですよ。どの日にします?」というので、「じゃ、ここで」と選んだのが夫の誕生日でもある5月14日。当時香港では、あらかじめ決めた日に陣痛促進剤などで出産するのが一般的で、無痛分娩を選択する人も多かった。
前日の夜、通いのアマ(お手伝い)さんに特別に夕方来てもらい、一緒に夕食を取ってから夫と病院へ。入院して翌朝から、点滴で陣痛促進剤を入れていく。まだ英領だった頃の私立病院なので、看護婦さんたちはクイーンズイングリッシュで対応してくれる。
部屋に「Labor and Delivery Room」と書いてあったのが笑えた。確かに陣痛は大変な労働で、出産は子どもをこの世に配達だ 夫が付き添って手足のマッサージなんかしてくれる中、2人目だけあってそれほど時間はかからずに無事出産。世話に来てくれた夫の両親と、外で待ってた長男は待ちくたびれて寝コケてたらしい
長男によると、家へ連れてこられた次男が寝ているベビーベッドに、自分も入って触ってみたかったのだとか。「でも柵があって入れなくてさ」並べて寝かせてみればよかったかな
このあいだ、次男の香港での出生証明書を取り出して見てみた。夫によると届け出のとき、「両親、祖父母、曾祖父母に一人でもイギリス人はいないか」と確認されたそうだ。英国市民権を与える資格があるかどうか、厳密なチェックが必要だったようだ。英国式といえば、病院の出生記録に体重がポンドで書かれてた。あとできいたら、7ポンドあったら大きい赤ちゃん、という感じなのだとか。
ちゃんと一人前の大人になっていけるように、あとはそっと見守るのが仕事かな
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ちょっと笑い(ユーモラスですもの).
秀逸な文筆を、ありがとう。