「ダウン・ツ・ヘヴン」森博嗣著
舞台は二つの大戦後数十年を経て、今もどこかと交戦中の日本。
市街戦は行われず、戦争法人が請け負う戦闘行為の結果のみが報道される社会。
主人公クサナギ水素は、薬害により偶発的に生まれてきた少数の大人にならない子供。
いつまでも若く殺されなければ死なない特殊な種族。
そんなクサナギは志願して戦闘機パイロットになる。
クサナギの発する言葉
「能力を全て人に教えるなんてそんなギリギリの事はしたくない。周囲の皆は、自分の能力より大きく見せようとやっきになる。いつも背伸びをして自分の凄さをアピールする。僕は、幸いにもそんなお人好しではない。手を抜き無能な自分をみせている。いざという時の為に」
「仲間なんか欲しくない。仲間が欲しい奴らは、いつも周りを気にして、他人の顔色を窺って、一緒に笑ったり、慌てて怒ったり、無理をして泣いたり、他人と同調する事に必死だ」
彼は、集を好まず、個を選択する。
しかし、好意をよせてる人物は存在する。
つまり、無理をして集団に属する事の無意味さ、虚しさを知り尽くしている。
そして自分の好きな仕事をする為に、絶対妥協しない。そしてその為の努力を惜しまない。
私の好きになる人物の(現実においても架空においても)共通している事、個人主義者。
村上春樹しかり、小林賢太郎、犀川創平、そして新たに草薙水素。
そして、ふと、思った。社長はどうなのだろう?
にっ××何とかと言う国が、バカ騒ぎをしてブームを作らなければ、彼は、それなりに、好きな仕事をある程度自由に選択出来たのでは、ないだろうか?
仕事とと呼ぶには憚れる、居心地の悪い場所に佇む彼を見る都度に、空虚な気分になる。
「イヤです。俳優なんです。僕はそんな仕事したくない」なーーんてね。
今では、そんな事言えないほど、でっかい組織の一員かなぁ。
舞台は二つの大戦後数十年を経て、今もどこかと交戦中の日本。
市街戦は行われず、戦争法人が請け負う戦闘行為の結果のみが報道される社会。
主人公クサナギ水素は、薬害により偶発的に生まれてきた少数の大人にならない子供。
いつまでも若く殺されなければ死なない特殊な種族。
そんなクサナギは志願して戦闘機パイロットになる。
クサナギの発する言葉
「能力を全て人に教えるなんてそんなギリギリの事はしたくない。周囲の皆は、自分の能力より大きく見せようとやっきになる。いつも背伸びをして自分の凄さをアピールする。僕は、幸いにもそんなお人好しではない。手を抜き無能な自分をみせている。いざという時の為に」
「仲間なんか欲しくない。仲間が欲しい奴らは、いつも周りを気にして、他人の顔色を窺って、一緒に笑ったり、慌てて怒ったり、無理をして泣いたり、他人と同調する事に必死だ」
彼は、集を好まず、個を選択する。
しかし、好意をよせてる人物は存在する。
つまり、無理をして集団に属する事の無意味さ、虚しさを知り尽くしている。
そして自分の好きな仕事をする為に、絶対妥協しない。そしてその為の努力を惜しまない。
私の好きになる人物の(現実においても架空においても)共通している事、個人主義者。
村上春樹しかり、小林賢太郎、犀川創平、そして新たに草薙水素。
そして、ふと、思った。社長はどうなのだろう?
にっ××何とかと言う国が、バカ騒ぎをしてブームを作らなければ、彼は、それなりに、好きな仕事をある程度自由に選択出来たのでは、ないだろうか?
仕事とと呼ぶには憚れる、居心地の悪い場所に佇む彼を見る都度に、空虚な気分になる。
「イヤです。俳優なんです。僕はそんな仕事したくない」なーーんてね。
今では、そんな事言えないほど、でっかい組織の一員かなぁ。