マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

パリイ-2

2007-07-30 11:03:54 | ラーメンズ
とある喫茶店。
何やら高価な写真集を前に置き、二人が会話をしている。
但し、聞こえるのは、一人の本音(裏)と建前(表)の声のみ。

表「写真集早々に貸してくれてありがとう」
裏「賢太郎の戯曲集や森さんの本読む貴重な時間を割いちゃったよ」

表「えっ?うん、今までの写真集の中では、いいセンいってたよね」
裏「決定打がない時は、抽象的に答えるに限る」

表「どのカットか゜お気に入りかって?そうだなあ・・。ポラロイド構えて写真取ってるカットかなあ」
裏「この時着ている青のギンガムチェックのシャツが好みなだけだけと」

表「まあ、全体的に大人っぽく仕上がっているし、モノクロってさあ、それぞれ見た人が各自イメージ作りやすいしね」
裏「カラーとモノクロの違いをグーグルで検索して得た知識・・」

表「DVDは充実してたよね」
裏「写真があまりにインパクトないから、こっちに振るしかねーじゃん」

表「10年前の自分に何か一言、10年後の自分に何か一言・・この質問の答え流石に上手かったよね」
裏「しゃべりで良かったのはこの箇所だけ。でもこれもシナリオの一部かあ?後は体調悪い連発!最低」

表「やっぱり彼はプロだから、それなりの顔を作って見せてくれるよね」
裏「プロならプロらしく役者やってろよ」

表「本当にわざわざ高価な写真集を、代表して買ってくれありがとう。散財させちゃったね」
裏「一万円あったら、賢太郎の劇、二度行けるなあ・・、あっ!こいつは仁方面だったっけ。だったらいいか」

表「そうだね。プログに感想書き込むよ」
裏「何も書く事、ねえ~~~。どーしよう」

表「でもさあ、何で一番に貸してくれたの?」
裏「・・・・・・・」

表「へっ?文章に裏表がなく、本音言って、プログ潰しにあうそんな君が好きだって」
裏「複雑だなあ・・」
コメント (3)
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