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人工授粉によるクリスマスローズの初花♪

2017年06月10日 | 我が家の花(2017)

今日はクリスマスローズの話題ですが、季節外れだと笑わないでくださいね。

実は今、地植えクリスマスローズの種採取の真っ只中です。

今回は、人工交配で咲かせた『初花』のご紹介もありますが、

そちらは季節外れの話題ですから、呆れて笑ってくださっても結構ですよ

 

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クリスマスローズの種採取&種蒔き・・・

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6月に入って、地植えクリスマスローズの種採取が始まりました。

地植えで咲いた花なので、クリスマスローズ自身によるセルフ受粉や、

昆虫たちによる受粉で実った、自然交配の種採取となります。

(この場合は、親株と同じ花が咲くとは限らないから面白い

 

今年は、お気に入りのピンクの花2種類限定での種採りをしています。

早ければ 2020年の春 に初花が咲いて、庭をピンクに彩ってくれるでしょう・・・

(しつこいようだけど、お気に入りのピンクの花が咲くとは限らない

 

ピンクセミダブル と 淡いピンクシングルの種採り

 

(できることなら、これらの花と同じ花を咲かせたいのだけど

 

それぞれの株の中で、大きな種房が付いている花を数個選び、

種房が膨らんできた頃に、茶漉し袋を被せます。

 

茶漉し袋を被せて、種房が弾けて種がこぼれるのを待つ~

 

種房が茶色くなり始めたら、種が落ちてないか毎日袋の中を確認し、

種が落ちていたら取り出して、すぐにポットに蒔きます。

我が家では『とり蒔き』と呼ばれる方法で、種採取後にすぐに蒔いていますが、

この場合、種が新鮮なうちに蒔いた方が発芽率が良いように思う・・・

 

この花には種房が6個も付いていて、袋の中には63粒の種が落ちていた

 

 

ピンクセミダブルの種は、100粒ほど蒔いて完了

(今年は75cmポットに10~12粒ずつ種を蒔いた

 

ピンクシングルは、まだ1つの花が袋をかぶった状態です。

今年の種蒔きは、24個入りのトレイ1個に収まるポット数なので、

冬場の管理も楽チンです

 

今ポットに蒔いた種は、約半年の間静かに休眠してもらい、

(この間、強い夏の陽射しが届かない場所に置いて時々水やりする

12月中旬頃から来年の2月頃まで、ポコポコと発芽してくる予定です。

初花が咲くのは2020年、東京オリンピックの年ですね! 先が長いです・・・

 

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人工受粉をさせて交配した株に、初花咲いた・・・

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鉢植えのクリスマスローズを使って、

真面目に人工授粉に挑戦したのが2014年3月でした。

(ピンセットを使って、慎重に受粉させました

 

A 赤紫ダブル(種親)   ×   中心赤のイエローシングル(花粉親)

   

 

B 赤紫ダブル(種親)   ×   中心赤の白シングル(花粉親)

   

 

C 中心赤の白シングル(種親)   ×   ブラックジングル(花粉親)

   

 

以上の3タイプでの交配を試みました。

 

鉢植えクリスマスローズでの交配でしたから、

早春に花が咲いていたので、昆虫の邪魔はなかったと思います。

クリスマスローズの交配方法など、詳細は《こちらの過去記事》を見てくださいね。

 

その後の経過はご覧の通りです。

           2014年3月・・・・花が開いたばかりの初々しい花同士を人工受粉させた

           2014年6月・・・・完熟した種を採取して蒔いた

           2015年1月・・・・発芽のピーク(12月初めから1月下旬頃まで発芽が続く)

           2015年4月・・・・1本ずつポット上げ

           2015年10月・・・ポットサイズをアップして植え替え

           2016年3月・・・・再びポットサイズをアップして植え替え

           2016年10月・・・地植えにした

           2017年4月・・・・初花が咲いた

 

それでは、「発芽状況」を見てみましょう・・・ 

                    A・・・20本の発芽

                    B・・・1本の発芽

                    C・・・3本の発芽

 

次に、今年の「初花の開花状況」を見てみましょう・・・

                    A・・・13/20が初花開花(7株が開花せず)

                    BC・・初花開花せず

 

 

この場所は、娘の家の玄関横に作った花壇です。

(婿殿が大きな石を運んできて、一緒に作ってくれた…

毎年この時期になると、花屋さんから花手毬の苗を購入して植え付け、

秋までピンクと赤の花手毬を咲かせているのですが・・・

昨年の秋から来年の春まで、クリスマスローズの交配種専用花壇に変身です。

花手毬の苗も結構お高くてお金もかかるしね、この場所は、

株を入れ替えて、このままクリスマスローズ花壇にしちゃおうかと思案中です。

(わたしが草取りなどする場所は、娘の家の敷地でも我が家同然に勝手に使ってます…)

 

最後に、Aタイプ交配から咲いた13株の「初花」を見てみましょう・・・

まずは、Aタイプ『親花のおさらいです。

A 赤紫ダブル(種親) × 中心赤のイエローシングル(花粉親)

   

(上の写真、再び登場です

 

この(↑)両親の交配で、13株に2種類の花が咲きました。

(2種類とも花色や花びらの様子が微妙に違うけど、ほぼ同じ花

 

8株が、赤紫系のシングル咲き

 

 

5株が、黄色系のシングル咲き

 

 

ダブル咲きの種親を使ったにもかかわらず、

咲いた初花が全部シングル咲きだったというのは、ちょっとショックでした。

色的には、種親と花粉親が半々でしたけど、

中心赤のイエローなのに赤が見られなくて、これにもガッカリ・・・

 

BタイプやCタイプ、そしてAタイプの未開花株の初花は、

来年まで持ち越しですが、まぁ、同じような結果となるのでしょうね。

今年咲いた初花が、それぞれ翌年も同じ花が咲くのかどうか、

その辺も来年の課題です。

(手元にある開花状況の写真から、個々の株が確認できるので

 

親が異なると、どのように花や植物の性質などが変化してくるかというのは、

種子から育った花が咲いた2~3年後にわかるのだとか・・・メンデルの法則ってやつですね。

そんなには長く待てないから、来年の花を確認した時点で完結とします!

(クリスマスローズでメンデルの法則を実証するには、あまりにも年数がかかりすぎる

 

そんなわけで、まだはっきりとした結論は言えない状況なのですが・・・

今回で感じたことは、

クリスマスローズの場合は、人工授粉させて咲かせた花よりも、

自然受粉で咲いた花の方が「お楽しみ」が大きいような気がします。

 

赤紫ダブルの花を、セルフ受粉だったり昆虫による受粉によって、

自然に受粉させれば、ある程度の確率でダブル咲きが出たように思います。

その証拠に、以前ダブル咲きから採取した種を蒔いた時には、

結構高い確率でダブルの初花が咲きました

 

4年もの年月をかけてわたしのやってきたことは、

「骨折損のくたびれもうけ」だったような気がしてならないけど、

でも、今年の初花を見るまでのワクワク感は、今までにはない「お楽しみ」でした・・・

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朝日村のお蕎麦屋さん♪

2017年06月07日 | 美味しいお店

ずっと以前から行きたいと思っていたお蕎麦屋さんへ、

先日ようやく行くことができました。

(行きつけの美容師さんから、熱心に勧められていたお蕎麦屋さん

 

そこは朝日村にある『朝日そば ふじもり』さん


ふじもりさんで大切にしていることは、

「耕すそば屋」、「食材ありき。」、「地球と共に。」ですって・・・

HP()の中の「ふじもりについて」を、是非ご一読願いたいです!

(ブログからも色んな思いが伝わってきます

 

朝日村といえば、昨年『九十九庵』さんでのランチを楽しみましたが、

同じ村内でも、そことは場所が遠く離れています。

九十九庵へ行った時は、娘の「スマホナビ」で迷わずに行けたけど、

今回はウチの旦那さんの「ネット情報による記憶ナビ」だったので、

随分迷って、かなり戻って、予定より約20分遅れて、やっと到着です。ふぅ~!

(予約はできないお店なので、時間の遅れは問題なかったのですが…)

 

こちらが、『朝日そば ふじもり』さん

 

100年の養蚕のお家を改装されたお店だそうです

 

店頭では、無農薬野菜の販売もされてる

 

玄関を入ると、そこには待ち合いスペースが…♪

 

店内は、入り口にテーブル席で奥には座卓

 

メニューに、

「つめたい玄そばとあたたかいニシンのやわらか煮は、当店人気の組み合わせです」

と書かれていたので、最初だから「人気の組み合わせ」でオーダーしました。

ついでに、季節の野菜の天ぷらも一緒にね・・・

 

お通しに切り干し大根の煮付けが出され、

豆絞りの小さなお手拭きからは、なんとミントの香りが…♪

 

まずは、身欠きにしん

5日間炊き続けたという身欠きにしんが、

やわらかくて、お味がしみていて、すごく美味しかった!

二人で一皿を半分こして食べました・・・

 

そして、天ぷら

種類の多さにビックリ!

ヨモギ、タラの芽、ウド、コンフリー、スナップエンドウ、ニンジン、

きのこ(ヒラタケとエリンギかな?)、長イモなど、山菜と野菜が色々~

これも一皿で十分だったけど、でもどっちがどれを食べるかで喧嘩になりそう・・・

 

お待ちかねの、玄そば

ここのお蕎麦は、すべて自家製粉の十割蕎麦だそうです。

玄そばは、カラの付いた蕎麦の実を石臼で挽いて、

十割で打った細いお蕎麦ですって。

田舎そばとは違った、品の良い都会風のお蕎麦って感じ。

細打ちなのに歯ごたえがしっかりとした、美味しいお蕎麦でした・・・

ザルの形がまたオシャレ~!

 

最後にデザートの、そば寒天

滑らかで、そばの風味が良くて、美味しかった・・・

 

このお店は器も素敵でした。

 

昭和の雰囲気が漂う、店内の様子もご覧いただきましょう・・・

 

廊下には座布団席もあります。

すりガラスの中で一枚だけが透明なガラスになっていて、

お庭の緑が眩しかったです。

 

手洗い場もステキ~

古民家を改修したという店らしく、

こちらの廊下には古道具が上手に置かれています。

 

平日なのに、席はほぼ満席でした。

(入ってくるお客さんの中には、リピーターさんが何組もいたみたい…)

着いた時には空っぽだった広い駐車場も、帰りには車がずらり~

人気のお蕎麦屋さんだということが、よ~くわかりました。

 

庭に出てあたりを見回せば、緑の中に喫煙所が…♪

 

懐かしさ溢れるお店の雰囲気と美味しいお蕎麦と笑顔の接客で、

また行きたくなってしまう、そんなお蕎麦屋さんでした・・・

 

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ジャコウアゲハの産卵と羽化不全♪

2017年06月03日 | 自宅周辺の蝶

ジャコウアゲハの羽化ラッシュが続いていましたが、

後になって羽化してくるのは♀が多いことに驚きました。

まるで、食草の準備が整うのを待っていたかのように・・・

 

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まずは、ジャコウアゲハ♀の産卵です・・・

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ジャコウアゲハの♀は食草の『ウマノスズクサ』を探して、その葉に産卵します。

 

♀はどうやってウマノスズクサを見つけるのかというと・・・

「♀の前肢には多数の針のような毛があって、この前肢で葉の表面をひっかいて傷をつけ、

前肢の感覚器官で食草だと判断している。」ということらしいです。

 

庭で♀の様子を見ていると、色んな草花の葉で「これは違う」「これも違う」と、

あちこち彷徨いながら、ひたすら食草を探し続けています。

でも、ちゃんとウマノスズクサを見つけて産卵してるから、すごいですねぇ~

 

ウマノスズクサを探しながら舞ってる♀(5月28日)

 

ウマノスズクサの葉裏に産卵です

 

産みつけた卵も見えますね

 

株元の柔らかそうな葉を見つけた♀(5月28日、別個体)

 

可愛らしい産卵シーンです

 

お疲れさま~

 

こんなに傷んだ♀も、まだ産卵してます(5月31日)

 

小さなウマノスズクサに産卵してるのは、新鮮な♀(5月31日、別個体)

 

ジャコウアゲハの産卵シーンは、昨年も何度か見てきましたが、

その時は、葉裏に産みつけられた卵が6~8個と多くてビックリしました。

 

ところが今回は、あちこちの葉裏に1~2個というのがほとんどで、

一度に多くの卵は産みつけられていないのです・・・

たぶんこれは、落ち着いて産卵ができないからなのではないのかなぁって思う。

 

というのも、

確認できていた蛹以外にも、多くの蛹が家の周りで越冬していたらしく、

庭を舞うジャコウアゲハの数が結構多くてビックリ!

ウマノスズクサを見つけた♀が産卵しようとすると、

すぐにそこへ♂がやってきて、ちょっかいを出してます。

これじゃあ、♀もゆっくり産卵なんかできませんよね!

 

今の我が家の庭は、「嫁数頭に婿多数」という状態のようですから、

♂の婚活も楽ではないのでしょうね・・・

その証拠に、♂が花で吸蜜する姿はほとんどなく、

あの子もこの子も♀を探して、庭中をあちこち飛び回っています。

 

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その後も羽化は続いています・・・

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羽化後のジャコウアゲハが、思わぬところにぶら下がっていたり、

待っていた越冬蛹が無事に羽化したりと、まだ羽化が続いています。

 

ぶどう棚の錆びた鉄棒に、羽化後の♂がぶら下がっていてビックリ(5月24日)

(軒下ではないのに、よくもまぁこんな場所で蛹が越冬したものだ

 

羽化直後に、ピンクの体液を排出してる♀(5月26日)

 

羽化した成虫は、体液を翅に送りながら縮れた翅を伸ばして、

残った液は排出されます。 液がピンクだとは知らなかった!

 

あれっ、この♀は尾状突起が短いようです(6月1日)

 

この春には、一体何頭のジャコウアゲハが羽化したのでしょうね。

無事に羽化できたことは本当に喜ばしいことなのですが、

中にはこのように()、尾状突起が短いものもいました。

 

実は、もっと可哀想な羽化不全のジャコウアゲハもいたのです。

 

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羽化不全だったジャコウアゲハ♀・・・

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羽化できるかどうかずっと気がかりだった越冬蛹が、無事に羽化しました。

いえ、無事というのはちょっと違うかなぁ~

羽化したその姿は、右後翅がないという羽化不全でした。

いや、後翅がないというのもちょっと違うかなぁ~

抜け殻の後ろにくっついたままのような? とにかく可哀想な羽化不全の♀だったのです・・・

 

右後翅がない(伸びなかった?)、羽化不全の♀

 

 

この越冬蛹は、昨年の三化の幼虫の中で一番遅くに蛹化しました。

(越冬場所は、玄関横にある外流しの不凍水栓柱…)

 

その時の様子をご覧いただきましょう・・・

 

最後の幼虫、体をくねくねさせながら蛹化中です(昨年10月27日、9時50分~)

  

  

 

蛹化完了、無事蛹になりました(10時50分)

(右の黒いものは、終齢幼虫から脱皮した時の抜け殻です

 

やがて冬がやってきました・・・

 

真冬の寒さにも耐えて、頑張っています(今年1月16日、14時34分)

 

そして、春を迎えました・・・

 

他の越冬蛹に比べると、ちょっと小ぶりな蛹です。

無事に羽化できるかどうか、ものすごく心配でしたが、

羽化してぶら下がっているのが確認できて、ホッとしました。

 

よかった! ♀が羽化してる~(5月27日、11時13分)

 

よくわからないけど、なんか変です!

 

ナニ? この太い腕のようなものは…♪

 

写真を拡大してみれば、腕のようなものはまさかの後翅?

(腕のような部分に翅脈らしきものが見え、蛹の殻の後ろに斑紋らしきオレンジ色がチラリ

 

翅を広げた姿を見てビックリ、やっぱり羽化不全です!

 

そこへ♂がやってきて…♪

 

あっという間に交尾成立です

 

この後♀はずっとこの場所にいました。きっと飛べないのでしょうね。

夕方になって、ウマノスズクサの枝の中にそっと移してあげたけど、

翌朝には姿が見えませんでした。

どうか無事に産卵を終えて、元気でいてくれますように…

 

羽化直後の蝶は、どの種もうっとりするほど翅が美しいです。

真っ黒なジャコウアゲハの♂だって、すっごくきれい~

でも、中にはこのような羽化不全になってしまった蝶もいるのですね・・・

 

 追記です・・・(翌朝、6月4日)

羽化不全という、ちょっと悲しいお話で終わってしまった今回の記事・・・

まぁ、♂の婚活が成就できたことはハッピーなことだけど、

写真的には物悲しさが残りますよね。

 

涼しいうちに草取りを…と思って、今朝庭に出てみたら、

なんと♀がお花で吸蜜してました!

 

いつもは、早朝から飛び回っているのは♂だけで、

♀のご出勤はかなり遅い時間帯なのですが・・・ 

それに、♀のお花での吸蜜シーンなんて今回はまだ見てなかったので、

つい嬉しくなって、草取りは後回しにしての追記です。

 

翅を休めてる、ジャコウアゲハの♀

 

今度は、薄紫色の三寸アヤメで吸蜜です

 

羽化したばかりの新鮮な個体ではないけれど、

♀のこんなシーンには、安堵するというかホッとさせられます・・・

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