よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

北海道講演プラス自転車ツーリング

2005年08月09日 | 自転車/アウトドア
北海道の名寄と札幌でちょうど一週間はさんで講演。その間、自転車で北海道の北部を走ってきた。名寄から天塩川沿いにルートをとり、音威子府、天塩、サロベツ原野、稚内、そして利尻島という約300kmの自転車ツーリング。

講演と自転車ツーリングをミックスさせた夏休みはかれこれ3年連続だ。仕事とライフスタイルをマッチングさせると、こんなになる。

泊まりは公営のキャンプ場にライダーハウスなど。一日に約100kmの走行距離はさほど長くはないが、とにかく北海道にしては熱い天候で厳しい走りを強いられたのだが。

とはいえ、濃い緑と青い空に充満した空間を自らの力のみで移動する自転車ツーリングの醍醐味を堪能した。旭とともに走り出し、夕日とともに一日の走りを終え、あとは夕食ととって泥のように眠るだけ。その間の時間を占める目的は、その日の目的地に達するということだけ、ただそれだけだ。

その間のプロセスはフロー体験に満ち満ちている。体の両脇を過ぎ去る風、背中を照らす太陽、海の蒼さ、草原の伸びやかさ、満天の星空、タイヤとアスファストの摩擦音、自分の心臓の鼓動、道々であう旅人とのちょっとした会話。とにかく一瞬一瞬の出来事に没頭できる、その没頭の瞬間から意味がほとばしり出てくる。

自転車ツーリングの基本はいたって単純だ。自分の頭で考え、自分の足腰を動かし、身のまわりで起こるすべてのことがらを受け入れ、折り合いをつけながら目的地に達する。経営と似ているといえば似ているか。