散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

懐かしい店(3)

2009年12月29日 09時08分45秒 | 食べ歩き
■小樽「琴美食堂」
小樽にはクラシックな食堂がまだ残されているが、かつてのこの店も非常に良い感じであった。ラーメンしか食べたことがないのだが、濃厚系がダメになりつつあった私が「ああ、こういう味が良いんだよなあ」としみじみ思える味だった。小樽には時々しか行かないので、ある日突然閉店、さらに場所が駐車場になってしまった。何だかとても懐かしい店だ。

■大通「三月」
私はそれほど足しげく通う店というのはないのだが、ここは良く行ったね。富良野の食堂「三日月」と関係があるらしいのだが、大通にあったラーメン屋さんである。建物はプレハブチックだったが、一見平凡ながら隙のないラーメンの味。味噌・塩・醤油のいずれもが、なるほど一理あるという感じであった。

■狸小路のちょっと外れ「深花」
ここも何回か行ったラーメン屋さん。バランスの良い豚骨スープ(九州系?)と、具に千切りのキャベツ(生)が入っているのがポイント。賛否両論あったようだが、私は好結果を生んでいたと思う。店は地味な感じだったが、何となく行きたくなる力があったなあ。

■TV塔地下の居酒屋
小説で札幌のテレビ塔地下に居酒屋があると書いてあったので、調査しに行ってみたところ、古びた(改装前)ゲームコーナーやおみやげコーナーの奥に本当にあった店。名前は確か「テレビ塔ビアスタンド」だったか。

営業時間を聞いてみたところ10時半~21時という札幌には珍しい店で、私も時々昼間に行ってみたのだが、得体のしれない人たちが集っていたものである。メニューは枝豆、焼魚、しめ鯖などの定番メニューに加え、ベーコンエッグ、ソーセージなどの洋風もある。

数回行ったところで、TV塔の改装のため閉店となってしまい残念。店のおばちゃん曰く、「テレビ塔ができた時からあった」そうなので、40年以上は営業していたことになる。とても閉店(2002年2月)が残念な店の一つだ。

■札幌駅「千扇」
ステーションデパートがあった時代の札幌駅には、数軒の立ち飲み屋があったような気がするが、地下街の全面的な改装とともになくなってしまった。そんな中、札幌駅近くでは最後まで残されていた、いわゆる一杯飲み屋(立ち飲みではない)。

カウンターで注文して飲み物や食べ物を持ってくる方式(時間のかかる焼き物は、店の人が後で持ってくる)で、気軽・安い・昼から飲めると絶妙な店だったのだが…。2006年閉店らしい。これも時代の流れだが、駅からああいう陰の部分が失われていくのは残念だ。

そういえば、その近くの蕎麦屋さんで、ビールセット(つまみ2品)があったのだが、そこのザンギが非常に美味しかった記憶がある。ここも無くなって残念な店の一つだ。

一応、このシリーズは今回で終了。


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