散歩日記X

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思いがけぬ名店

2019年03月23日 18時26分51秒 | 飲み歩き・北海道内
さあ、そろそろ一杯行こう。今日はいつもの店ではなく、気になっている店に入ってみることにしたい。幸い17時ちょっと前だったが、開店している模様。思い切って初入店だ。



なぜこの店が気になっていたかというと、店名なのである。どうしてもこの店の看板を見ると「どんだけ~」とIKKOさんの声が頭の中をよぎる。全くくだらない話だが、どうしようもない。

店に入ると、お店の人が一人。すでに飲んでいるらしいオヤジが一人。私もカウンター席の一角に腰をすえ、この店の名前がついたセットを注文することにした。飲み物は急速に寒くなってきたこともあり、燗酒を注文。するとオヤジ(私より若いのかも)が「今日の寒さなら、ビール飲めないっすよね」と声をかけて来た。「ちょうど雪も降りだして、冷え込んできました」と返事をしながら酒を飲む。

セットの1品目は手羽元の煮物。手羽元は非常に柔らかく煮こまれており、スープの香りが実にいい。ちりばめられたネギも効果的である。どうやらセットにすると、今日の出来ますものから適当に3品出される仕組みらしい。



続いて平目刺し。かなりもっちりして味がある。



飲んでも飲んでも出てくる燗酒をやっと終え(1合以上確実に入っていた)、麦焼酎のお湯割りにチェンジ。テレビではちょうど相撲をやっているので、話が弾む。ママは稀勢の里以来の相撲ファン(3年くらい)ということで、ディープなファンがいないので、気が楽だ。

私の相撲熱ピークは輪島・北の湖時代なので、最近のことはさっぱり分からないのである。「まさよ(正代)」って変な名前の力士だな~とおもっていたら、「しょうだい」と読むことを知ったのも、割と最近の話だ。隣のオヤジも「あの、いきおい(勢)っていうのは何て読むの」と聞いて、ママに「いきおいでいいのよ」と言われていた。

ここで中休みに漬物を頂こう(セット外)。元々は玄米漬け(奥の沢庵色のヤツ)を出す予定だったが、量が足りないとのことで、なた割漬けとのミックスで出てきた。これ幸いである。なた割漬けが非常に美味い。



つい麦焼酎をお代わりしてしまい、最後はあんこう汁。あんこうの身と野菜に味噌味の汁、どこを取っても美味いが、さらにあん肝が2切れ入っており、もちろんのことながら美味い。これは今日の天候にピッタリだ。



というところで腹も一杯になり、ちょっと飲みすぎた感もあり、勘定をしてもらったが、2900円と安心価格だった。ここはママさんと常連(結局私以外に5人の客がいたが、皆常連のようであった)の会話にしても、料理にしても実にいい雰囲気で楽しめる店である。立ち寄るところがまた増えてしまうかもしれないが、ぜひ再訪したい。


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