今、辻井伸行さんの奏でるピアノ
の曲がテレビから流れてきます。
題名もわからぬまま、
涙がこみ上げてきます。
演奏が終わった後、
『それでも、生きていく』という
辻井さんの作曲した歌でした。
たぶん、気がかりな「あやちゃん」
のこともあってのことでしょう。
ご飯も食べなくなり、
今日も点滴を受けステロイドの注射も
しかし、この姿を見ていると
切なく悲しさがこみ上げてきます。
「それでも、生きている」
悲しい事でも つらい事でも
…
小さなともしびを
消さないようにと
…
と、歌詞は続きます。
突然、か細い声をあげて
こちらを見つめている。
膝にだっこした、
ゴロゴロ、
小さくても気持ちがいいのか
喉を鳴らしている。
今日は私のおすそわけの
サケの塩焼きをなめるように
少し食べた。
痩せ細ったからだでも、
顔だけはきりりと
自分の尊厳性を保っている。
トイレも、足はふらふらしながらも
その場所まで行って
用を済ます。
生・老・病の姿を
まざまざと見せつけてくれる。
誰に甘えることもなく、
自分は自分で自分のハタラキを
務めている。
可愛かったあやちゃん
本蔵院のお寺でよく遊んだ
仲間もたくさんいた
みな病気や事故で亡くなった
あやちゃんが一番長生きした
きついともつらいとも言わず
痩せた体を輝かせて
命の火を燃やし続けている
人間なら、こんな姿になったら
どうだろうか ?
あやちゃんに学ぶところは多い
どんな姿になろうとも、
文句も言わず、
今日一日を精一杯生きている。
辻井伸行さんの演奏は
くもりがないようだ、
澄み切った音色を身に染みてくる。
『それでも、生きていく』
作詞はATSUSHIさん
歌詞も素晴らしいが
曲も心に響いてきます。
あやちゃん ガンバレ!!
いつまでもいっしょにね !!
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