本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

プラ寝たリウム

2019-08-17 20:37:09 | 住職の活動日記

隣町の城陽市には

「文化パルク城陽」という

プラネタリウムもあり図書館も

それから歴史博物館も併設された

立派な建物があります。

ふと、プラネタリウムを見ようと

出かけたのですが

ちょうど歴史博物館では

 

 

「自瓦自賛」という

瓦を中心にした展示会が

開かれています

 

 

おもしろい鬼瓦もあるものです

魔よけのハタラキをするもの

として屋根に上げられたのです

 

 

毒を以て毒を制す

ということなのかどちらが

魔物か分からない表情です

 

また

 

秀吉の伏見城の鬼瓦でしょう

さすが金箔を貼ったものです。

 

 

鍾馗さまの置物

やはり屋根の上に揚げますが

お城の近くの内に上げられたもので

鬼瓦で弾き飛ばされた魔物が

近くの家にやってきたものを

この鍾馗さまが払ってくれるという

ことなのです

 

 

鴟尾(しび)の原寸大の復元

やはり大きいものです

裏の姿は見ることができませんが

 

 

こういう模様が入っています

それから城陽という土地は

古代からの歴史があるようで

 

 

立派なは前方後円墳もあり

その中からは

 

 

たくさんの埴輪や

 

 

重要文化財になるような

銅鏡も出土しています。

 

お目当てのプラネタリウムです

 

 

なかなか立派な装置がって

 

 

こういう細かい装置から

星の姿を映し出します

 

星といえば、今では

✩ の形を書きますが

昔は〇で表したのです

そういえば星祭の星は

〇とか ●(黒丸)で表しました

それに半吉を表す半黒の形です

相撲の世界でも

横綱に勝つと金星

勝てば白星、負ければ黒星と

丸の形で星を表しました。

 

ところが、

安倍晴明神社にお参りすると

その紋は星形です

これは星を表す星型ではなく

晴明桔梗といわれて

古今東西で利用されている

魔よけの形なのです。

鬼がこの一筆書きで書ける図形を

見て目を回しているうちに逃げる

という意味があったようです。

それがいつの頃からか

星といえば ✩ の形を

表すようになったようです。

 

プラネタリウムは座席も

座り心地もよく

上を見上げて座るので

睡魔との戦いです。

しかし、お話を聞いていると

あの点々の星が線を引いて

それを形として白鳥座とか

天秤座、さそり座と名前を付けて

いったという

その想像力には驚きます。

やはり好きでじっと見ているうちに

色々な物語として

浮かんできたのでしょう。

 

しかし、睡魔には勝てず

「プラ寝たリウム」

となってしまいました。

 

また城陽市は

 

 

こういう金襴の産地でもあり

私たちにとっても身近であり

親しみを覚えました。

 

 

 

 

 

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