予報に反して美しく晴れました
庭に出てみると
どこからともなくいい香りが
漂ってきます。
この香り金木犀です
ちょうど修行大師の後ろにある
かなり年数の立って木です
よく見ると
小さな花がいたるところに
咲いています
なんとも不思議な花です
このような木の中に
小さい可愛い花を咲かせます
そして、
それがとても高貴な香りを放つ
ちょっと見ただけでは
この木からこのような香りを放つ
とはとても思えません
ちょうどお寺の東北の角
表鬼門にあたる場所です
鬼門には香りのいい木は
良いといいます
それで、このお寺が出来たときから
あるのでしょう
香りは仏さまにとって
何よりの御馳走です
「香をもって食とす」
ともいいます
聞いたところではインドでは
美しい花よりも
香りのいい花を仏さまへ
お供えするといいます
小さいながらも
なんともいい香りをお寺一面に
漂わせて
知らん顔しているかのように
木はでんと立っています。
今日はお不動さまの秋の大祭
お参りの方々に
そっと香りを届けてくれる
ことでしょう。
午後1時からの護摩の法要です。
まだまだ暑さも厳しい9月、
それを吹き飛ばすように
力を込めて護摩の修行です。