こちらに来てからどういう訳か
手帳が4月始まりを使うように
なりました
さしたる理由はないのですが
暮れからお正月をまたぐ
というのは使っていて
何かしらあわただしく感じない
ということもあります
そして、決まって
手帳の最後のページには
「三十七道品」のそれぞれを
書いています
常に忘れないように
時間がある時には読み返し
ということなのです
お釈迦様が説かれた修行の内容
なのです
こと細かく三十七に分けて
その方法を記しておられます
一般的には断食したり
滝に打たれたりと表に出る部分が
気になりますが
その根底にあるのは
三十七道品という修行なのです
自分にとって忘れないためにも
ここにも書いておきます
◎四念処(身・受・心・法)
身は不浄である。
受は苦である。
心は無常である。
法は無我である。
と、観じて常・楽・我・浄
の四顛倒を打ち破る。
◎四正勤(四正断)
正しい努力ということ
律儀断-未だ生じない悪を
新しく生ぜしめないよう
勤める。
断断-すでに生じた悪を
断じようと勤める。
随護断-未だ生じない善を
生ぜしめるように勤める
修断-すでに生じた善を増大
させるように勤める
「断」というのは
精進努力が怠慢心を断じ
障りを断ずるから
ということです。
◎四如意足(四神足・ジンソク)
欲如意足・精進如意足・
心如意足・思惟如意足があり
願欲と努力と心念と智慧との
力によって引き起こされた定
その定を所依(足)として
種々の神変(如意)を表す。
◎五根-根とはすぐれたハタラキが
あるもの。
眼・耳・鼻・舌・身
◎五力-悪を破るのに力があるから
力(リキ)という
信(信仰)力・勤(努力)力
念力(憶念)・定(禅定)力
慧(智慧)力
◎七覚支(さとりの智慧を
助けるから覚支という)
1.念覚支-心に明らかに
憶いとどめて忘れない
2.擇法覚支(チャクホウ)
智慧によって法の真偽を
選擇する
3.精進覚支-正法に精励し
たゆまないこと
4.喜覚支-正法を得て
歓喜する
5.軽安覚支(キョウアン)
心身が軽快で安穏なこと
6.定覚支-禅定に入って
心を散乱せしめないこと
7.捨覚支-心が一方に
偏らないで平等に保たれる
◎八聖道
これを全部足すと37になります
難しいですが繰り返し読むと
何とはなしに分かってくるのでは
ないかと思います。
この37の方法も短くすれば
八聖道に納まるといいます
それで、八聖道は重要な
お釈迦さまの教説ですので
また別の機会に書くようにします。