平成25年6月24日(月) 三重県志摩市磯部町 皇大神宮別宮・伊雜宮(いざわのみや)において、御田植祭が行われた。 この祭は、香取神宮、住吉大社と共に日本三大御田植祭の一つに数えられていて、1990年に國の重要無形民俗文化財に指定されている。 平安時代より続く、由緒ある祭で、 磯部町の7つの地区が、毎年持ち回りで当番区となり祭を行う。
今年の担当区は迫間区。 神宮参拝禊会 神都世話人・南英雄氏も迫間区の世話役として参加された。 また、当日は神宮参拝禊会 皇都世話人・犬塚博英先生に伊勢志摩まで御足労願い、御来賓として参列して戴きました。 前日は犬塚先生と共に、式年遷宮お白石持ち行事・大湊奉曳団の井村団長と8月9日(金)の打ち合わせを行い、 その後の懇親会にて一献。 楽しくてついつい杯が進み痛飲。 祭当日は軽い二日酔いの中、伊雜宮へ08:00到着。 5年前より、伊雜宮奉賛会副会長・南幸生氏の御厚意で・奉賛会写真撮影担当として参加させて戴いており、伊雜宮からも格段の御高配を賜り感謝致しております。 祭の後、本業の仕事が終わった後に行う写真整理、プリント等の作業に3~4日以上費やしてしまうが、参加者の方々に記念写真を渡して喜んで戴くと、写真撮影・整理等の苦労も忘れてしまう。 祭には日本の心が反映されているように思える。
御田植祭 式次第
05:00 花火打上
06:00 大団扇立
06:30 役人準備
08:30 七度半の使
10:00 式三番
11:00 神職による御塩祓い 早苗の御祓い
11:30 御料田へ向う
御田祓い 早苗奉下
竹取神事 御田植 中休み 刺鳥差 休憩
15:00 踊り込み
17:00 千秋楽
雨が降る中、七度半の使の儀式と同時に、神職による祝詞奏上、神楽が行われ、荘厳な雰囲気の中で神事が粛々と行われていた。 神事の写真掲載は自粛させて戴きます。
神宮参拝禊会 神都世話人・南英雄氏
伊雜宮一の鳥居をくぐり、境内へ。
神職による御塩祓い。
御正宮へ移動し、参拝。
御料田へ移動。
御田祓いの後、作長が早苗を奉下。 左、右、中の順で早苗を奉下。
朳(えぶり)、早乙女(さおとめ)、田道人(たちど)が苗床へ移動。
苗床を三周半まわり、斎竹をはずし、苗取りを行う。
禊会仲間の村田氏と、伊雜宮奉賛会副会長・南幸生氏。
奉賛会の修さん。 いつも車を駐車させて戴き、ありがとうございます。
竹取神事開始。 総員粉骨砕身努力せよ! 泥んこ遊びで田をかき回せ!
青竹に付けられた大団扇に描かれた紙の宝珠や竹枝を取り合う。
青竹の真ん中を中心とし、田の中をぐるぐる走り回る。
朳二人が田をならし、謡・神楽が小謡を始める。
小謡1番から9番が終わると中休み、その後”刺鳥差の舞”、小謡10番から18番まで唄う。 昼休み。
神宮参拝禊会 神都世話人・南英雄氏と、皇都世話人・犬塚博英先生。 数年前は、代表世話人・大野康孝宮司も御子息と共においで戴いた。
花火の寄付金。 私は毎年、神宮参拝禊会の名目で寄付。 ミナミ運輸、小西建材、村田氏の名前も見えます。 写真からはずれているが”お好み焼き・だいちゃん”が、小西建材の左。
15:00 踊り込み開始。 これより御料田鳥居前から伊雜宮までの200mを、2時間かけて練り歩く。
伊雜宮の鳥居
伊雜宮境内より撮影
千秋楽完遂。
大口市長の挨拶。 これからも日本の伝統と文化を継続していく。
御田植祭で14年に渡り師匠を務められた谷口哲氏へ、神宮から感謝状が贈られた。
区長の挨拶。
無事御田植祭も完遂、市長の音頭で万歳三唱。
師匠のお孫さん2名も、早乙女として大役を果たされました。 めでたい!
本日のキャスト一覧。
伊雜宮衛士の方々。 西岡さん、いつもありがとうございます。
奉賛会の皆様。 裏方最強の実行部隊。 感謝合掌
新生会の皆様。 禊会のチンピラ細メガネ・森伸弘氏が、書記として写ってますね。
特別参加して戴いた、恵利原区の早餅つき保存会の皆様。 いつもありがとうございます。 この出来たての餅は最高に美味い。 機会を逃すべからず。
関係者全てに方々に御礼申し上げます。 感謝合掌
翌6月25日(火)は、犬塚先生と共に神宮御領地・伊勢楠部神田を拝観し、内宮にて正式参拝。 おはらい町で、ひつまぶしを御馳走になり近鉄・伊勢駅にて犬塚先生をお見送りさせて戴く。 充実した楽しい日々を送らせて戴きました。
それでは、また。 ごきげんよう。