北面武士

至誠通天

第54回スーパーボウル開催

2020-02-03 | 日記

令和二年二月三日(月) 曇

 

本日、第54回スーパーボウルがフロリダ州マイアミのハードロック・スタジアムにて開催された。

NFL (National Football League) 創立100周年と重なり、アメリカ国家の祝典の如き雰囲気を醸し出していた。

本日は代休を取得し、08:00からスーパーボウルの試合を拝観。
毎年スーパーボウルを拝観して、米国を羨ましく思うのは、国歌斉唱前に米国国旗を先頭に5軍(陸・海・空・海兵隊・宇宙)の旗が整列して、国民から絶大なる尊敬の念を受けている事だ。 米国の歴史は戦争の歴史でもあるのだが、彼等は常に国民の支持を受け続けている。
国歌斉唱終了前に、スタジアム上空に戦闘機が飛来して、観戦者全員の気持ちが高揚した時、いよいよスーパーボウル開始と実感する。

 

激烈なシーズンを戦い抜いた後、壮絶なるプレイオフを制した、NFC (National Football Conference) チャンピオンのサンフランシスコ49ERS v.s. AFC (American Football Conference)チャンピオンのカンザスシティー・チーフスとの一騎打ちとなる。

これまで全てのプレイオフの試合をテレビ観戦しきてきたが、どのチームもギリギリのところで勝利を得ていたが、最終まで勝ち残ったチームには強靱な精神力と精神力がチーム全員にあった。 反則が多いチームは必然的に負けている。

 

サンフランシスコのチーム司令塔となるQB(Quater Back) ジミー・ガロッポロ (28)は、常勝ニューイングランド・ペイトリオッツのQBトム・ブレイディーの控えとして活躍していたのだが、一昨年シーズン半ばにサンフランシスコへ移籍。 昨シーズンは膝前十字靱帯を断裂し、4勝12敗という酷い成績を残してしまったが、今シーズンは13勝3敗という非の打ち所がない素晴らしい成績を上げた。

RB (Running Back) のラヒーム・モスタートとWR (Wide Reciever)のエマニュエル・サンダース、TE (Tihgt End)のジョージ・キトルを軸にした、安定した攻撃陣を駆使してシーズンを勝ち抜いてきた。 また、強力なディフェンス陣、特にDE (Defensive End)のニック・ボサ(兄貴はチャージャーズのDEジョーイ・ボサ)とDTのディフォレスト・バックナーが、相手オフェンス陣に強烈なプレッシャーを与えて、ロングパスを阻止している。

 

カンザスシティーの司令塔のQBパトリック・マホームズ(24)は、デビューから3年続けて大活躍を続けており、昨年はプレイオフで常勝ニューイングランドのベテランQBトム・ブレイディーとの新旧の大勝負を行ったが、あと一歩力が及ばずプレイオフで敗退してしまった。 

今季は怪我で2試合出場出来なかったにも関わらず、14勝2敗という驚異の成果をあげている。 若手選手で毎年これだけの成績を残している者は本当に数少ない。 今後、怪我が無ければ往年のジョー・モンタナ、ダン・ファウツ、スティーブ・ヤングや、トム・ブレイディー、ドリュー・ブリーズと肩を並べるくらいの歴史に残るQBとなうのは必至だ。

今季は、RBのダム・ウィリアムス、WRのタイリーク・ヒル、TEのトラヴィス・ケルスを軸にしたスピードのある変幻自在の無敵の攻撃陣で、相手ディフェンスを翻弄しまくっている。 特にWRタイリーク・ヒルの足の速さは抜群で、100mを10秒を切る早さで、パスを取ってからも早い。
彼等を縦横無尽に駆使して、また自分自身も臨機応変な攻撃パターンと自力で敵陣走破を行うエキサイティングな試合を作り上げている。

 

昨シーズンまで輝きを保っていたブレイディー (42) やブリーズ (40)、ピッツバーグ・スティーラーズのロスリスバーガー (37)、グリーンベイ・パッカーズのロジャーズ (35) の成績にも少なからず翳りが見えてきており、いよいよ世代交代の時期となってきたようだ。

マホームズのように投げて走れる、ボルティモア・レイヴェンズのラマー・ジャクソン (23)、ヒューストン・テキサンズのでショー・ワトソン (25)、ダラス・カウボーイズのプレスコット (26)、ロサンゼルス・ラムズのゴフ (24) のような、スピード感がある若手の活躍が楽しみだ。

 

今年のスーパーボウルの試合内容は申し分ないくらい面白く、一つ一つのプレイにNFL最高峰の選手達の技術力と精神力を感じる事が出来た。

第4クオーターまでサンフランシスコ20点 - カンザスシティー10点で、残り10分を切った頃マホームズがパスした球を、サンフランシスコにインターセプトされ万事休すの事態となってしまったが、その後、手に汗握る攻防の末、マホームズーケルスのパスでタッチダウンして20ー17となり、この後のディフェンス陣の活躍で再び攻撃となり、ウィリアムズのランでタッチダウンを奪い20-24とし逆転。  残り時間2分でサンフランシスコが最後の攻撃を試みるが、カンザスシティー・ディフェンス陣に阻まれ、再びウィリアムズのロングランで20-31となり、最終的にカンザスシティー・チーフスがスーパーボウル制覇を成し遂げた。

 

ハーフタイム・ショーのシャキーラとジェニファー・ロペスも、マイアミにピッタリのパフォーマンスを出し切っていた。

片面がキューバ or プエルトリコの旗、片面が米国の星条旗を裏表順番に掲げて、米国生まれのヒスパニックを強調していた。

実際マイアミへ行くと、南米大陸との玄関口であるマイアミ国際空港や、マイアミ全域では英語よりスペイン語が公用語のようになっているくらい、ヒスパニックが多い。  街に溶け込んで、ラテンの如きオープン・マインドを持てば、エキサイティングでとても面白いところだ。

シャキーラとジェニファーはヒスパニックなので、ラテン系の音楽とスペイン語をバリバリ使ったダンスと歌で、会場を盛り上げでノリノリの雰囲気を作り出し、観客や視聴者を楽しませてくれた。 シャキーラが最後にMuchas Gracias !と叫び、ジェニファーが続いてThank you so much !と叫んでショーが終了。

アメリカンフットボールが好きな者には、たまらなく最高の一日であった。

それでは、また。 ごきげんよう。

 

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