健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

中内功さん。

2005-09-22 | P&E
ダイエーの中内さんがお亡くなりになった。戦後、彗星のように流通の革命児としてのし上がってきた頃がまぶしい。
私が大学を卒業する昭和46年ころも、すごく輝いていた。売上高で、王者三越を抜いて日本一になったころではなかったか?問屋無用論を唱える・まさに流通革命児だった。
だから問屋という業種そのもの将来に疑問を感じていた私は、ダイエーの就職試験を受けに行ったんだったなー。最終面接で落ちたけれど、大阪往復の旅費は出るし、伸びている企業の勢いが感じられたなーーと思い出す。
戦後、一薬局「主婦の店ダイエー」としてスタートして、流通業頂点まで上り詰めたすごい男だ。以前、つぶれたヤオハンの社員にも聞いたんだけど、当時は、消費者からの感謝の手紙が毎日たくさん届いたそうだ。「安く売ってくれてありがとう!!生活が助かる。」と。
いまや、名古屋のど真ん中、栄えのダイエーも、まもなく閉鎖してしまう。
だけどダイエーにしろ、マツモトキヨシにしろ、浜松のK薬局にしても、静岡の100店舗以上あるT薬局にしても、創業者のパワー・胆力は並外れている。
とにかく、周囲の抵抗が並みではないんだ。少しでも薬局で安く売れば、薬剤師会除名、問屋も周りの店の圧力で納品もしてくれなくなる。
T薬局の副社長は、当時を思い出して、リックサック背負って、神田まで仕入れに毎週行っていたという。普通の神経ではまいってしまう、周囲の抵抗・妨害に打ち勝って、信念を貫き通したお店だけが、いま、栄えてきている。
ただ、不断の経営改革・経営革新を実行できないと、現在のダイエー、過去のヤオハンのようになってしまうが・・・・・。
中内さんも、既存のしくみ、商慣習、既得権尊重を打ち破っていったという点では、圧倒的に功の部分が勝ると思う。
小泉さんも、抵抗勢力を打ち破っていく、中内さんの実行力にもっともっと学んで欲しい。抵抗勢力の反発・いやがらせは酷いのだから、それを孤独にさいなまれながらやり切ることができるかに将来がかかって来るのだから。
とにかく、中内さんのご冥福をお祈り致します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリ

2005-09-22 | looking.
アメリ

ビデオメーカー

このアイテムの詳細を見る
アメリ現象って何なんだろう???
数週間前のNHK・BS週間ブックレビューで、奇妙な絵本が紹介されていた。
温かい感じの細密画で、チョットありえない空想の絵が何枚も続く。タキシードでおめかしをした牛さんとか、蝶ネクタイ「をしたガチョウさん、動物ばっかり!!!
この絵が、映画アメリの中で使われていて、アメリ現象の源になったという。
早速、DVDを新星堂で買ってきて見た。
確かに、アメリの寝室に、ナイトガウンを着た豚君、ネックレスでめかしこんだアヒルさん、ブリティッシュコーギー君が、飾ってあって、寝ているアメリを心配して、「あの娘だいじょうぶだろうか?」「ちゃんとできるかなーー?」などとおしゃべりしている。なんともメルヘンチックで良い感じなんだ。
社会や集団生活になじまないアメリは小学校にも行けず、母親の家庭教育だけで育つ。
母親を亡くし、パリで自活していくのにも、夢見る・内向きの性格はかわらない。だけど、ほんのちょっとしたことで、周りの人を幸せにしていっちゃうんだ。
アパートに40年前に住んでいた人(当時子供)を探し出して、大切にしていた宝ものの玩具を届ける。しかし、直接渡さない・渡せない、遠くで喜ぶのを見るだけ。
大家さんのおばさんには、何十年前遭難した飛行機から、当時の郵便物が発見されたというテレビニュースからヒントを得て、失踪した旦那の手紙を作って・紅茶に付けて褐色に変色させ、本当に愛していたのはおばさんだったという手紙を届けさせる。
近所のお気に入りの八百屋には、シャイでのろまな店員が、いつも親父にいじめられている。オヤジの家に細工することで、オヤジ自信喪失。若い店員は自信を持ち生き生きとお客様応対するようになる。
引きこもり勝ちだった、田舎に1人の父親も、ポジティーブに変身させ、旅行かばんをもつようにまでなってしまう。
そして、アメリ自身も、試行錯誤の上、老画家のアドバイスもあって、同じように繊細な心を持つ恋人にめぐり会う。とてもホノボノ・ハッピーな物語。
さて、アメリ現象とは?
このように、あんまり社会との接点を持たない若者が増えてきたということなんだろうか?
社会の仕組みが大きすぎるので、自分の世界に閉じこもり、自分の気に沿った行動しかとらないことをいうのか?
アメリ現象とは、謎のまま。だけど、見てよかった映画でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする