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健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

目の大切さを考える。

2006-07-31 | 聴けた!imaging.
先週の会議で、京都府立大学・眼科学教室の教授・木下茂先生のお話しを聴きました。
演題は「目の大切さを考える」です。
「目が見えるってどういうことでしょう?光が入ってきてプリズムを通って7色に別れ網膜に到着するのを感じることです。
ここで、色んな動物の目の図が表示されます。
まず、プラナリア(ヒルとかミミズみたい)の目は網膜だけで、明暗しか感じられません。次がオウム貝など貝類では角膜やレンズが出来てきます。
蟹になると遠近が少しわかるようになり、魚ですと丸いレンズが出来てきますので、広角で180度見えるようになってきます。
哺乳類になって始めて角膜や水晶体ができてきて、しっかり見る対象にピントが合うようになってきます。
この目の標本の図が面白かったです。
ヒトは400ナノメーターから800ナノメーターの波長しか感じることができません。
蝶々やミツバチは300ナノから見えますから、人間には見えない紫外線も見えます。
ここで花を昆虫が見たとして、ヒトの見て感じる写真と蝶が見た写真が表示されました。
蝶が見ると300ナノまで見えますから、昆虫のオスメス、花で、どこに蜜があるかどうかが、クッキリと判るように見えています。
この写真も興味深いものでした。

さて、現在後天性失明の原因、第一は緑内障で25%を占め、第二位が糖尿病性網膜症21%です。20年前には第一位が糖尿病性網膜症18,3%、第二位が白内障15,6%でした。
緑内障は眼圧が高くなってきて、視神経が萎縮してくる病気です。
緑内障になると、実際・視野がどう狭まってくるかも図解されました。
緑内障は、一方通行の病気・よくなることの無い病気ですから恐いです。
緑内障の有病率は5,78%、100人で約6人に上ります。
NTG(正常眼圧緑内障)というのもあります。視神経そのものが弱い方です。緑内障は加齢により増加し、70歳台ですと10人に1人の有病率に高まります。

メモグロビンA1Cの値が、7,5以上・10年間続きますと、糖尿病性網膜症になってきます。
網膜にシミ状に出血が始まり、自覚症状が少ないのが危険です。硝子体手術で治療しますが、糖尿病性腎症・糖尿病性神経症とともに恐くてやっかいな病気です。

最近は、加齢性黄斑変性症が増えています。
網膜の下に、新しい血管が出来てきてしまって、それが網膜を圧迫して失明にいたります。
有病率がアメリカで1,6%、オランダで1,7%、日本では0,87%です。

白内障は加齢と共に、水晶体が大きくなりながら、硬くなってしまう病気です。
ここで白内障だったクロド・モネの書いた2枚の睡蓮の絵が示されました。
モネ・63歳の時と、白内障が進んだ76歳の睡蓮です。
白内障になると、強い黄色のフィルターをかけた様に見えるので、76歳の睡蓮が、とても濃い色で描かれていました。
この映像も面白かったです。
ここで、白内障の手術、水晶体の中身を取って掃除して、新しい水晶体にするビデオが放映されました。
これは正視するのが大変な映像でした。
最近、プロ野球の選手が近視矯正手術を行ないます。
現在8万件の手術が年間行なわれますが、ここ10年で年間50万件まで増えるでしょう!!
ドライアイもいやな症状です。ドライアイには涙液減少型と蒸発亢進型があります。
最近は、蒸発亢進型が多くなってきました。ソフトコンタクトレンズを使っていたり、コンピューター画面を長く見ていると、マバタキの回数が極端に減って、ドライアイの原因となります。
最後に、角膜再生医療の実例を見せてくれました。
口腔粘膜(歯科)や羊膜(産婦人科)を使って可能になってきました。自家培養口腔粘膜上皮移植による角膜再生の実例で各科が協力します。自家培養ですから拒絶反応もありません。
失明の方が、0,2くらいの視力をとりもどすのは、まさに感動的なことです。

京都府立大学は1884年に出来て120年の歴史があります。当時から運営費用に困り、京都のお茶屋さんの花代の5%を寄付して頂いて経営できた病院です。
京都の花街に感謝です。」

とても解りやすい、いいお話でした。

会議の後、感謝を込めて・京都先斗町名妓連による踊りがありました。
素囃子「鏡獅子」と、舞「青すだれ」です。写真は青すだれです。
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姫シャコ貝の豆腐よう漬け。

2006-07-30 | 旨い!tasting.
こりゃー初めてだったけど、想像を絶する美味さだったです。
豆腐ようって、水切りした豆腐を、塩と麹・泡盛で漬け込んで、熟成させる食べ物だけれど、ともすると、泡盛の強いアルコールが舌に残って、刺激があり、人によって好き嫌いがはっきりしているじゃーないかと思います。
普通は1年も漬け込んで、食べたり、売ったりするんですが、この姫シャコ貝が入った豆腐ようは、6年間熟成させたそうです。
山本彩香さん特製の豆腐ようですから、ひとつひとつの食材も素晴らしいのでしょうが、まったく癖がないマロヤカな味で、色はほのかなピンクです。
ワンパック2205円と、少し高いですが、極めて優れた技が感じられて、こういう食べ物を創造してしまう、山本さんに感謝してしまいます。
現地でも食べてみたいです。
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うりずん。

2006-07-30 | 旨い!tasting.
那覇市安里にある「うりずん」も店を出していました。
ここの名物は、「どうる天」、沖縄のお店では3個500円で食べられるのに、ここ伊勢丹では630円で揚げたてが食べられます。
ターンムという沖縄の田芋みたいな里芋をベースに、豚肉・かまぼこ・しいたけを混ぜて、油で揚げたコロッケみたいなものです。
ねっとりとして、独特な風味があって、見かけの、しつこさとまったく違い、あっさりと食べることができます。

このターンムという田芋を茎と一緒に茹でて、豚バラ肉・しいたけ、きくらげ、カステラ、グリーンピースと混ぜて炒めたのが、「とうるわかしー」といって山本さんの店の名物料理だそうです。
これも食べてみたい。
ターンムって沖縄料理のベースっていう感じです。
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母娘弁当。

2006-07-30 | 旨い!tasting.
毎日限定の、山本彩香さんと娘さんが作った母娘弁当を買うことができました。
まず、きしもと食堂の「すば蕎麦」を平らげて、屋上に上がり、オリオンビールコーナーに行って、この弁当を開けました。
なんとも目にも美味しいお弁当です。上の方には、ソーキの煮付け(コリコリした軟骨まで食べられる骨付き・味付けはアッサリ)、ごぼうかまぼこ、ニンジン、フーイリチー、ゴーヤーの輪切り揚げ、・どれも素材の味がしっかりと味わえます。
下のトレイには、黒米、ジューシー、大根としその漬物、青菜のゴマ和え、・ほのかに甘い紅芋が入っていました。
全体が、薄すぎるほどの、味付けで統一されています。
「すば」の後で、けっこう満杯だった胃袋にも、すんなりと落ち着いてしまいまいした。
次回、沖縄に行ったら、行ってみたいお店になりました。
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大沖縄展。

2006-07-30 | 旨い!tasting.
明日31日まで新宿伊勢丹でやっている大沖縄展に行ってきました。
もう、ものすごい人・人々で身動きが出来ないほど、ごった返していて、やっぱり最近の沖縄ブームを反映してますね!これは!!!
さすが伊勢丹さん!!今をトキメク・「山本彩香」さんの料理をもってきちゃったし、創業明治38年という沖縄蕎麦老舗の「きしもと食堂」の仮店舗もつくってしまっています。
沖縄料理「うりずん」の出店もあるという豪華さです。
1日600杯でお仕舞いという「きしもと食堂」の・ずば・間に合いました食べました。
788円でした。沖縄では600円で食べることが出来るそうですが、まー輸送費も掛かるからねーーー!
薪で茹でた灰を、麺打ちに使うという製法を守り続け、100年以上続いている。
しっかりとした歯ごたえのある麺です。
大量のカツオ節と、トンコツでつくったスープは、澄んでいて、とてもあっさりしています。
沖縄蒲鉾とラフティーも脂ぎっていないすっきりとした味でした。
あっという間に平らげてしまいました。
旨いです!!!
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涼しい音楽。

2006-07-28 | 聴けた!imaging.
"ドビュッシー : 神聖な舞曲と世俗的な舞曲 / フルート,ヴィオラ,ハープのためのソナタ 他"
ラスキーヌ(リリー), パイヤール室内管弦楽団, ドビュッシー, ランパル(ジャン=ピエール), パスキエ(ピエール), トルトゥリエ(ポール), ユボー(ジャン), シルルニク(シャルル)
ワーナーミュージック・ジャパン

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名古屋も猛暑で、ようやく梅雨も明けるみたいです。
夏は、しっかりと暑くないと、お米の生育とかに影響が出ますし、経済・消費にも大きな影響が出てきます。
名古屋も京都に負けないくらいの暑さです。
暑さを吹き飛ばす涼しくなるような爽やかな音楽紹介です。
ドビュッシーの最晩年に作曲された、3つのソナタです。
1915年から1917年、第一次世界大戦の最中に書かれていて、1918年にドビュッシーは亡くなっていますから、このヴァイオリンソナタが白鳥の歌となりました。
ソナタを6曲まとめて出版する予定だったらしく、印刷された楽譜の中表紙には「ソナタ6曲、さまざまな楽器のための・作曲せしものは、クロード・ドビュッシー・フランスの音楽家」と書き込まれていて、4曲目は、オーボエ・ホルン・クラブサンのためのソナタを書くつもりとも印されています。
6曲全部聴けないのは、まことに残念です。
当時は、ドイツ音楽禁止という第一次大戦下にあって、あえて始めてのソナタを作曲したということは、ドイツ古典派以来の音楽形式への対抗意識、愛国心も感じることができます。
3曲、どれも素晴らしい音楽に出来上がっていますが、特に・フルート・ハープ・ヴィオラのためのソナタが全く新しい境地を開拓しているように聞こえます。
パリ万博では、インドの音楽や、バリのガムランが紹介されたと言いますが、ゴッホの浮世絵を題材にした絵画にも見られるように、日本の音楽も伝わっていたのではないでしょうか?
このソナタ、全編が、東洋の音階で書かれているように耳が感じてしまいます。
日本の笛を思わせるフルートの響き、それは舟歌そのもののような軽やかさです。
ハープの繊細な音、ヴィオラの豊かな響きに包まれて、どこまでも青い海の上を渡っていく葦笛のような涼しげなメロディーです。
メロディーは、従来のソナタのように発展したり展開したりしません。
エピソードの積み重ねみたいに、キラキラ表われるのです。
一幅の山水の水墨画を見るような、多彩な楽器の組み合わせながら、モノトーンの響きが奥底から湧き出してきて、それが涼しさを感じさせてくれると思います。
ピエール・ランパルのフルート、リリー・ラスキーヌのハープ、ピエール・パスキエのビオラと当代一流の演者が競い合う名盤です。
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五条坂。

2006-07-27 | looking.
先日から、大学目薬を作っている会社の会議で京都に行っていました。
京都は、快晴!!梅雨明けを思わせる猛暑です。
京都駅からD2-206の市バスの乗って、清水寺に入る五条坂の入り口近くにある「たきぐち」を訪れました。
五条坂の両側には、華やかな土産物屋や、清水焼のお店が軒を連ねますが、ここは午後というのに、お店は真っ暗。「御用の方はインターフォンでお知らせください」と張り紙がしてあります。
まったく商売っ気がありません。
京都の陶芸家「滝口和男」さんのお母さんがひとりで店番をしています。
滝口さん自身は、ここで生まれたのでしょうが、現在は大津の方に窯を移しています。
京都に来て、時間があると必ず立ち寄るお店です。
滝口さんの食器は、薄くって・軽くって、ものすごく使い易いので、大好きです。
柿の実の形をした小鉢は、遊び心に溢れて、使っていて楽しいです。
線紋様の染付けのお皿も、使い易いです。胡麻すり鉢も愛用しています。毎年お正月に送って頂く干支のプレートも沢山溜まりました。
京都の焼き物は、捜すと、なかなかお洒落で使い易い作品が多いです。
藤平寧さんの、お皿も素敵ですし、妹さん、藤平三穂さんも可愛い食器を提供してくれています。最近は、モザイクに走っていて、私は以前の食器の方が好きです。
この3人の若手作家さん、毎回・個展が楽しみです。
大きく成長して欲しいです。
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開所式。

2006-07-26 | P&E
久しぶりに姫路に行ってきました。
兵庫県の加西市には、新神戸駅よりも姫路からの方が近いです。
中国自動車道、加西インターチェンジ降りたところに、加西物流センターが完成して、その開所式です。
1月18日の地鎮祭から数えると六ヶ月以上かかったことになります。
2500坪の敷地に、一階900坪・二階800坪のセンターが完成しました。
総工費00億円と言いたいのですが、土地も、建物も、配送を受け持ってくれる秋田運輸さんのものです。
秋田運輸さんが建てて、我々が、それを借りるという方式で運営します。
最近は、自前で建てるのはコストが掛かり過ぎるために、大家さんに建ててもらって借りる方式が主流となります。
こうしますと、医薬品の入荷から出庫、お得意様への配送までが、しっかりと定額のコストとして明確になり、損益を算出するのが簡単になるからです。
立派な新築のセンターは出来上がりましたが、このセンターに魂を入れて、しっかり稼動させるのは私共の責任ですから、品切れや出庫ミスの無い、精度の高い物流を完成させなければなりません。
名古屋から行く社員はセンター長と課長2人だけ。あとは全員パートタイマーの活用で稼動させます。
開所式には50人余りのパートさんにも出席頂いて開きました。
祝詞奏上などの神事のあと、こちらの習慣でしょうか?搗き立て丸餅を撒きます。
まるで、棟上式のようです。
福井・滋賀・京都・奈良・和歌山から大阪・兵庫・岡山までをカヴァーするセンターが出来ました。
まだまだ、大変余裕のある、大きなスペースが余っています。
あとは、営業が売上を増やし、稼働率を上げるのみです。
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くすりまつり。

2006-07-25 | 旨い!tasting.
無病息災を願い、お薬を祀るお祭りがあります。
鎮花祭(はなしずめのまつり)といって毎年4月18日午前10時30分より大物主大神(おおものぬしのおおかみ)「大己貴命の和魂」(おおなむちのみことのみぎたま)を祀る大神神社(おおかみじんじゃ)と、北100M余りの所、その荒魂(あらたま)を祀る摂井神社(さいじんじゃ)の両社で行なわれます。
奈良にある神社での、このお祭りは2000年来の古式ゆかしい神事で、大宝元年(701)には、国家の大祭としてとり上げられ、万民の無病息災を祈願した記録があります。
特に摂井神社は古より、華鎮社(かちんしゃ)・花鎮社(はなしずめのやしろ)・花鎮宮(はなしずめのみや)と呼ばれて、病気平癒の神様として篤い信仰を集めています。
また「摂井」は「爽やかな真清水」という意味があり、この拝殿横には、薬井戸があり、神体山の三輪山から滾々と爽やかな真清水が湧き出しています。

4月中旬ころは春の花の飛び散る陽気な季節で、人間の気が一番ゆるむ時・それに乗じて精神と肉体、両面におこる病気の鎮圧を祈願するものとして行なわれ、昔から医薬の業に関わる人々の信仰が厚く、ことに摂井神社には「御神水」と呼ばれる薬井戸があり、この神水は万病に効くといわれ、遠近よりこの霊水を受けに来る人も多いです。

当日の神饌には御神体山であり、万葉集に御室山(みむろやま)と謳われた三輪山に自生する忍冬(すいかずら)や百合(ささゆりの根)などの薬草が神前にお供えされます。
同時に、我々業界から2万点を越える医薬品も奉納され、お供えの後、奈良県の社会福祉施設へ寄贈されています。
大神神社と摂井神社の祭典のあと、記念館の大広間で直会が開かれ、参列者には「疫病除御幣」(えきびょうよけごへい)と「忍冬酒」(にんとうしゅ)が授与されます。
私ども愛知県の組合も参列しましたので、参列した方から、すいかずら(忍冬)で造った忍冬酒をいただきました。
透明のクリーム色の御酒で、味は爽やか!!
無病息災をお願いしながら、頂きました。
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同時発売。

2006-07-24 | ヘルスsoothing.
日本の会社の決算期は、4月から翌年3月までの12ヶ月がほとんどですが、海外の会社は1月から12月までの期間決算がほとんどです。
どうして?こんな差があるのか調べたこともありませんが、生活習慣の一種でしょうか・
今日は、バイエル薬品、ベーリンガー、グラクソ・スミスクライン・ビーチャム、メルク社、ノヴァルティス社、ファイザー社・と、外資系の製薬会社が1月から6月までの半期を終えて、下期の戦略を当社と検討する会議が夜まで続きました。
最近は、武田・三共・第一などの民族系製薬会社の売上比率が、だんだん低下してきて、外国の製薬会社の売上比率がジリジリと上ってきています。
ほどなく、日本の医療用医薬品市場の半分以上は、海外の会社で占められてしまうでしょう。
外圧・日米経済構造改革会議の影響もあるでしょうが、新しい医薬品の開発・申請が圧倒的に外国の製薬会社の方が多くなってきてしまっています。
インフルエンザウイルス自体をやっつける根本療法の、タミフルやリレンザは海外の会社が開発しました。
本日の会議でも、この中の2社が、昨年、米国で子宮頸癌ワクチンを新発売しています。
ワクチンといえば中学校の教科書の記憶では、フランス人医師ジェンナーが種痘ののワクチンを開発したとしていました。
よくもこんな発想が生まれたもんだと感心してしまいますが、牛に天然痘を感染させて、その膿からワクチンを造ったのです。接種をいやがる患者さんが、牛になってしまうからと拒否した恐れも解るような気がします。
先駆者は、何時の時代にも、旧来の慣習を打ち破ることで大変な思いをしています。
小児ポリオだって、日本脳炎だって、インフルエンザでさえも、ワクチンで予防できるようになった現代です。
日本でも、子宮頸癌を患って、亡くなる女性が年間3500人いるといいます。
アメリカでは15歳以上の女性に、このワクチンを接種し始めましたが、9割以上の女性がワクチンによって、子宮頸癌に罹らなくてすむようになりました。
今日の会社の開発した高血圧治療薬は、9月から、糖尿病性腎性高血圧症にも使えて、保険適用になります。
糖尿病性腎性高血圧の患者さんは、まもなく人工腎臓透析の治療を受けなくてはならなくなります。
しかい、この薬を使うことで、人工透析に移行する治療を5年間、遅らせ・先に延ばすことが出来ます。
人工透析に移りますと、年間平均1200万円の医療費がかかってしまいます。
しかしこのお薬の服用費用は、年間7万円、五年間でも35万円にしかなりません。
早く適応許可すれば、医療費の削減にもつながりますね!!

何が言いたいかといいますと、子宮頸癌のワクチンも、何故・もっと早く日本で許可され発売されないか???ということです。
日本での発売は早くて、来年の4月以降になりそうです。
たったいまでも、子宮頸癌に罹ろうとしている方がいるはずです。
遅いのね!!日本の厚生労働省は!!!財務省の顔色ばかり伺って、患者さんの必要性を最優先していませんね!!
「スターウオーズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」などなど・映画しか日米同時公開できないのかね???
もっと迅速に審査して、堂々と患者さんが一刻も早く欲しがっている薬剤ならば、日本で早く使えるようにするのが厚生労働省の責務でしょうが!!!
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