健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

こちらの本でした。

2021-03-13 | Weblog
囚われの山、伊東潤さんです。
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伊東潤の八甲田山。

2021-03-13 | 読んでみた。finding.
 映画になった「八甲田山 死の彷徨」があまりにも悲惨で、新田次郎さんの小説も、まだ、読んではいません。
今回、「囚われの山」日本経済新聞読書欄の推薦で、読んでみました。
新田次郎さんの小説も、フィクションであり、伊東潤さんの作品も、フィクションです。
新田さんの小説と同じように、神田大尉は、神成大尉となっていて、山田少佐は、山口少佐として描かれます。
日露戦争開戦直前の出来事ですから、定かではない事実も多かったのだと思われます。
陸軍第8師団第5連隊210名のうち199名が遭難死亡したとされています。
主人公は、遭難した兵士の人数が合わない、200人であったのではという疑問から、調査取材が始まる。
主人公菅原記者と、家族の問題も、描かれて、真相解明に突き進むというサスペンス仕立てになっています。
主人公の家庭問題が、凡庸にも感じられますが、雪中紀行の描写は、陸軍の浅はかな認識度合いの表現は、迫力あります。
冬季、八甲田山登山案内人が、記者である主人公に対して、起こす行動は、少し理解に苦しみました。
どのテーマで、組み立てていくかが、散漫になったように感じられる小説でした。
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蘇我の娘の古事記。

2021-03-08 | 読んでみた。finding.
 日本古代の謎に挑む。
当時、絶頂を極めていた、蘇我入鹿が、中大兄皇子に討たれる、乙巳の辺の混乱から、物語は始まります。
本来なら、蘇我氏の一族郎党、全て誅されるのだが、危うく、コダマという女の子だけが生きながらえる。
しかし、コダマは、盲ていて、その哀れさと、健気さが、胸を打って、感動を誘います。
やがて、壬申の乱が起こり、、、、、。
天武天皇の御代となっていく。コダマの出生の秘密も明らかにされ、コダマの命は危機に晒される。
そして、謎の多い、古事記の著者が、誰だったのかが、ジワリと分かってくる。

とても、香り高い小説に昇華されています。
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「仏教」梅原猛の授業。

2021-03-04 | Weblog
 素晴らしい本です。
学生に対する講義録を1章づつにまとめてあるので、とても解りやすく、書かれています。
仏教って、我々の身近にありながら、なかなか、理解するところには程遠い、疎遠な宗教に感じます。
お葬式や、法事、お墓まいり、と、否応なしに、仏教とは繋がっているのにです。

目から鱗の内容なんです。
インドで生まれた仏教が、なぜ、インドでは普及せずに、中国、タイ、ミヤンマー、中国、そして、韓国を経て、日本で栄えたのか?
中国で栄えた、大乗仏教と、日本で広まった小乗仏教の違い、、、、。
空海が広めた、密教。
なぜ、密教というのか?密教にたいする宗派は???
一目瞭然、一読瞭然、に、この本を読めば、明らかになるんです。

仏教との比較という考察で、キリスト教、イスラム教についても、解りやすく解説してくれます。

梅原さんの、著作、もっともっと読みたくなってしまう本です
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