健康楽園。

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ノモハンの夏。

2022-05-08 | 読んでみた。finding.
 NHKテレビ「この人に会いたい」シリーズを見て、半藤一利さんを深く知ることになりました。
そして、昭和史、上下を読んで、日本の社会科教育で、なぜ日本史を講義しないのかが、私なりにわかりました。
中学校、高校の社会科の教科書に、掲載すべき、半藤さんの昭和史だと、思っています。
半藤さんの代表作、第七回山本七平賞受賞作品「ノモハンの夏」。
昭和12年の日中戦争勃発から、泥沼の戦争を続け、14年に満州西北部モンゴルとの国境紛争。モンゴルはソ連が実効支配。
ページをめくるのが、切なく、もどかしい、当時の三宅坂参謀本部の無能さ、支離滅裂、現状敵状態認識皆無のエリートたち。
満州西北部、関東軍作戦課の無謀、本部無視、いい加減なソ連軍把握。当時リーダーの実名も挙げられている。
関東軍は、配線間際、条約破って侵略してきたソ連軍に対して、民間人をほっったら歌詞にして、逃げたという恥辱の集団。
ノモハン戦争のデタラメ遂行と同時に、日独伊の三国同盟、締結か田舎の、閣議、海軍と、陸軍の意見相違状況が、同時進行。
ノモハンの大敗を、知らせず、認識せず、第二次世界大戦に向かう、無能、日本。
時を同じくしてソ連軍は、ドイツと不可侵条約を結び、ポーランドに攻め込んだ。
「東部ポーランドに居住するウクライナ人と白ロシア人を戦争の被害から保護する為」
が、その理由。
今の、ウクライナ侵攻と、同じようなこじつけ。
コメント
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