マザーウオーター。

昨年１０月に公開されたけれど、見逃していて、今回今池キノシタホールで見ることができました。
大震災から津波、原発事故、復興がなかなか見えてこないいま、やりきれない気持ちを癒すことがなかなかできない。
「かもめ食堂」「めがね」を製作してきたスタップが再度プロジェクトを立ち上げた映画と聞けば、この時期見てみたくなります。
こんなに早く場末に戻ってきたのには理由があったんだ！！！って感じました。
京都が舞台の映画ですが、なんにも神社仏閣など観光スポットは出てこない。日常の生活が出てくるだけ。

マザーウオーターとは、ウイスキーの仕込みに使われる水のことをいうそうだ。
いつもあたりまえのように存在して、このような大災害のときに、その有り難みが痛くわかる貴重な水。
水が主人公だともいえる映画。
川と河川堤防、早起き豆腐屋さん瑞々しい水、バー水割りの水、下賀茂神社の湧き水、銭湯のお水、自然に水にお世話になっていることがホンワカと見ているうちに判ってきます。
何気ない日常。
台詞も癒し系です。
「人はピトピト進化してるからおもしろい。」とか「この辺に住んでいるんならだいじょうぶ。」「流れながら見えていることもある。」とか、、、、、。
やはり小林聡美さんが、小泉今日子さんに言う「明日も　明後日も　ずーーーっとあるから。」
ということを聴くと、
大震災から立ち上がる力が湧き出てくるみたい。
そして、
「あしたへはダイジなものだけもっていく」
リセットしていくんだという意気込みも感じられます。

そして、なんといってもこの映画は、助け合って行くことへの讃歌、賞賛の映画だと感じた。
人と人が助け合って地域で生きて行く大切さを知らせてくれる。
こんな時期だからこそ、よけいに心にしみます。

雨が降ったら水を貯める。

名古屋は昨日から久しぶりの雨です。
もう２週間くらい乾燥続きでしたから、花粉が飛び交い、鼻炎持ちには苦しい日々でした。
花粉症にとっては恵みの雨ですが、、、、、、、。
さーーーーーーて、これから北上する北関東地区にはどうなんでしょうか？
利根川水系の浄水場が危ないです。
雨の降った後の地上水は、地下水、川に流れ込み、刻々と浄水場に集められます。
先日水道水騒ぎがありましたが、あれは二三日前に降った雨水だと思います。
レベル７なんだから、、、、。
大気中には大量の放射性物質が漂っていると考えられます。
放射性物質を検査して、政府から発表されたときには、時、すでに遅い。もう、飲んじゃっていたんだね。
という取り返しのつかない状態。

だから雨が降ったら、水を貯める方がいい。

東日本大震災では情報の伝達のあり方に課題が浮き彫りになったんではないですか。
なんとSPEEDが機能したのが３月２３日だから、、、、。機能していても、ここまで何故発表を止めるのか。
世界からは、日本全体が放射能で汚染されていると誤解されている。

韓国では、小雨が降っても小学生に雨がっぱと笠、学校を休ませる親もいます。
こんな離れていても、、、、。
３月１２日、１３日の成田空港は日本脱出する外国人でごった返していたという。

昨日終息への工程表が出て来たのはいいが、英語での正確な情報発信が、質、量、ともに足りないのではないか？
結果的に海外メディアの記者の中には「日本は隠している」「正直に話していない」という印象が広まっているのではないでしょうか？
そして、不安を増幅してしまっています。

官民あげて、日本の客観的な現状を海外に向けて伝えていく努力！！！
今こそ、必要です。

閣下のご意見。

４、５、６、７。

福島原子力発電所事故について、INES国際原子力評価尺度で、ついにレベル７と、最悪な状態にあると発表した日本政府。
チェルノブイリ事故のまだ１００分の１の放射性物質の外部流出が無いとのことだが、あと、数ヶ月続いたとしたら、チェルノブイリに追いついてしまうのかと不安が増すばかりです。
当初３月１３日にはレベル４、茨城県東海村事故程度だと発表していた日本。
しかし、１６日には既にフランス、リベラシオン紙は、レベル６にあたると発表していた。
このズレが、また情報発表の不安を増幅させました。
そして、モニタリングポイントでのい放射線量を公表明示したのが２３日、SPEEDシステムがあったのに、これがスピードなのか？？？
SLOWと、変名が相応しい。

そしてスリーマイル事故のレベル５相当から、一気に６へ、、、、、。
そして一昨日７へ。
これでは情報を小出しにしていて、最初から７だと分っていて、故意に発表していなかったともとれる。

ミリシーベルトの単位の人体への影響度は公表されている。
０、５ミリシーベルトが１回のエックス線検診に浴びる量だから心配ないと、、、、、、、。
しかし、このシーベルト単位は、毎秒なのか毎分なのか、毎時間なのか、明らかでない。
胃の透視に浴びるのは、数秒だろう、、、、、、おそらく。
しかしながら、大気中に放射線が存在して、そこにいたとしたら、いた時間を掛けた放射線量が個体をさらして影響を受けるのではないか。

５％致死量が２シーベルトならば、１００ミリシーベルトの場所に２０時間いたとしたら、５％に方が亡くなるのではないか？？？
こういう時速と距離の関係をしっかり明らかにしてくれないから、われわれ国民は不安になるのではないか？？？

総統閣下が力説しているのは、このことではないか？
http://www.youtube.com/watch?v=nFFjtW7ODkk

経済産業省、日本政府と、東京電力、新聞社との、癒着は皆無だったのか、
このまま何日続けば、レベルいくつになる恐れがあるとの経過予想さえ発表されていない。http://www.youtube.com/watch?v=nFFjtW7ODkk

いつになったら、日本は、公明正大と言えるようになるのか？
しっかりと、見極めよう！！！

木山啓子さん。

昨日の統一地方選挙。
私の住む区での投票率は最終どうなったんでしょうか？
午後６時過ぎに行ったんですが、５時時点での投票率が１７、１％と低調。
どうしたんだろうか？？？？？
県議会への期待度が低いのか？地方自治への関心が低いのか？政治そのものへの魅力、期待が低下しているのか？

NPO法人JEN事務局長の木山啓子さん。
かってのイラク戦争、ハイチ地震など、紛争、災害で被害を受けた１９ヶ国で約２００万人を支援してきました。
この大地震より以前にこれだけの支援を、思いを持って実行してきたことに驚嘆、そして尊敬です。

出発点は１９９４年、民族紛争が続く、旧ユーゴスラビアだったといいます。
クロアチア、ブコバル近郊の教会で家族を失った高齢者が「私の願いはただひとつ、１日でも早く死ぬことです。」と、訴えました。
受けた無力感から、人は誰しも自立する力を持っている！！！
それを取り戻すための心のケアをしよう！！
ここから、様々なプロジェクトを発信します。

１９９５年の阪神大地震、２００４年の新潟大地震にもかかわってきました。

２８歳でお金をためてニューヨーク州バッファロー大学に入学。
政府開発援助に女性の視点を取り入れたり、NGOに参加。

かって人道支援団体は車に日本や国連の旗を立てれば襲われないというのが暗黙の了解でしたが、９、１１を境に一変。
援助関係者がテロの標的とされるようになってきました。

イラクから戻った頃から新聞が読めなくなり、外出の身支度まで苦痛になってきて「自分は駄目だ」まで落ち込みました。
１０年走り続け休みらしい休みがとれなかった。
アフガニスタン内戦、インド西部地震、エリトリア帰還難民、イラク復興と、深夜３時４時まで残業続きでしT。

そこからも復活して活動を続ける木山さん、応援したいです。

期待する。

片山義博総務省大臣。
旧自治省にいらして、１９９９年から８年間鳥取県知事を務めました。無駄なダム建設や博物館を中止し、財政を立て直す見事な手腕を発揮。
なによりすごいのは、地震で被災した住宅の再建に補助金を出すなど、国を先取りした制度を創設した。
これが今回、早く適応されないのか？？？
分権に抵抗する霞ヶ関、古巣の総務省にも批判の矛先を向けて来た。
その手腕が買われて、慶応大学教授を経て、昨年、菅改造内閣の唯一の民間閣僚として総務省大臣に就任しました。

慶応大学教授時代に、日本経済新聞に述べた記事が残っています。
医療保険の財政が厳しく破綻しそうだと言われて久しいです。そもそも日本の公的医療保険は大企業の従業員などが入る健保保険組合、中小企業従業員の協会けんぽ、公務員の共済組合、このどれにも入らない自営業者、退職者などが入る国民健康保険があります。
保険料を納める人の少ない国民健康保険が一番苦しい運営をしいられています。

片山さんは、公務員がこの、国民健康保険に加入すべきだと提言しています。
大賛成。もっともな意見だと感じます。
さらに「そもそも公務員が自分たちだけの特別の仕組みを持っていること自体がおかしいのです。公務員は国民の生活を安定させるために、奉仕する立場のはす。それなのに国民と同じ制度に入っていたのでは十分な保障が受けられない。いい生活ができないといわんばかりです。」
加入すれば「公務員は自分や家族にもかかわるので、問題だらけの国保をよくしよう真剣になるでしょう。安定した収入（税金）がある全国３００万人超える公務員が国保に入れば、国保の財政状況の改善になります。」
そして、ほどなく、すべての国民が同じ制度に加入する一本化への道筋も示しています。

４月３日のNHK日曜討論に出演していた片山さん。
大地震復興財源で、安易に増税すべきでないと言っていました。
大臣の、アイデアが実現されていくことを強く期待します。