健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

悪人はどこに?

2006-03-31 | 読んでみた。finding.
ナラタージュ

角川書店

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ナラタージュとは、映画なので、主人公が回想の形で、過去の出来事を物語ること・だそうです。
物語は正に、主人公工藤泉の高校生時代の回想から始まります。演劇部担当の葉山先生との熱い恋愛関係が、力まない、すっきりとした語り口で物語られて、進んでいきます。
とにかく純な恋愛物語です。
泉を支える両親は、ベルリンに転勤になっても常に泉を支えて見守り応援する、いい父親で優しい母親です。演劇を練習するメンバーも、みんな思いやりのある人、力を貸す人、協力する人ばっかりです。
全員が、主人公の恋愛が成就するように願い、盛り上げようとする人ばかりです。だから、純粋に人を思うという気持ちが結晶が形成されていくように感じられていきます。
「頼りにされる自分が気力を取り戻していくのを感じた。」331ページ。「この人からはなにも欲しくない。だだ与えるだけ、それでおそろしいくらい満足なのだ。」347ページ。
静かに上品に進行していきます。この物語には、悪意を持った人、騙す人、妨害、邪魔する人、は一切登場してきません。
葉山先生もとっても素敵な、芯の通った、とっても思いやりのあるパートナーなんです。泉の将来のことを思いやって身を引いてしまうのですから。そして泉も葉山先生の奥様のことを思い身を引くのです。
泉が社会人になって、偶然、カメラマンの友人から葉山先生が、まだ、泉の写真を持っていて、愛する気持ちの大きさが確認できるのが結末なのだが・・・・・。
哀しい物語です。お互い思いを残して身を引いてしまうんです。純粋な思いだけが残っています。
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給料袋ひとつとっても。

2006-03-30 | P&E
思い出すと懐かしいんだけれど、以前というと30年前にもなりますが、当時勤めていた会社の給料袋には表に「あなたの貴重な労働の対価です、大切に使いましょう!」と大書してありました。
もう一般企業のほとんでが給料明細書に変って、銀行振り込みになっているんだと思います。
こんなところにも公務員の常識は世間の非常識がまかり通っています。
何と中央省庁の4割の組織では、いまだに給料を現金で手渡しているんです。内閣府は手渡しをすることで年間1億円の余分な事務経費がかかるとして当該各省庁に銀行振り込みへの変更を要請しました。
役所側は「組合が組合費の徴収関係で反対しているから。」と釈明したそうです。
組合費の徴収など、自動振り替えでシステム化すればいくらでも簡単に出来るのに、わざわざ業務中に組合費の徴収で一人一人回るんかい??そんな非効率なことしてんの?と言いたいです。我が社含めて民間企業では何十年前から常識というのにです。
こうした官民の「温度差」是正の含みもあるのでしょうが、公務員には能力開発の目的で、ホテルやデパートで接客を学んだり、福祉施設で介護実習などをしたりする研修制度が設けられています。このような短期研修から、長期では組織文化の吸収や人材ネットワークの形成ばども学ぶようです。
構造改革・構造改革と声高に叫んでいますが、給料自動振込みのような身近なところからサッサと改革しろって言いたいです。

写真は西麻布「千利庵」の蕎麦がきです。
コメント (4)
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プロデユースしなければならないのは?

2006-03-29 | 読んでみた。finding.
野ブタ。をプロデュース

河出書房新社

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昨日は名古屋始発6時16分「のぞみ」で門真市まで行ってきました。新大阪から梅田に出て、環状線で京橋まで行きました。京橋駅周辺は、焼き鳥屋とかもつ焼き屋がひしめいていて良い雰囲気です。一度寄ってみたい飲食街がありました。京阪電車に乗り換えて門真市へ。ここは豊田市と似て企業城下町。駅前からずっと松下電器も事務所・工場が広がっています。
先週金曜日、関西同業2社の薬粧部門の営業権を頂くことを発表しましたので、その会社の門真本部を訪問しました。兵庫県の西、加西市には物流センター建築中で5月には完成予定です。これから関西方面への出張が増えそうです。
往復の新幹線車中で読んでしまったのが、この「野ブタをプロデユース」でした。
日本テレビ系で土曜の連続ドラマとして放映されましたし、60万部も売れた大ベストセラーですのでつい手が出ました。
最近は、このような軽い雰囲気で読みやすくって、力が入っていない読み物が受け入れられやすいんですね。学園物といいますかスクール物の話題です。
クラスの人気者・桐谷修治君、何を思うのか、転校してきたデブで内気なイジメ受け易い小谷信太(コタニシンタ)君を人気者にしちゃおうという企みをスタートさせるのです。
プロデユーサーとしての修二君は、信太君を「野ブタ」と命名して、色んなパフォーマンスを仕掛けて注目させていきます。この辺の気軽さが持ち味なのかなーー?
しかも主人公はあくまでクールで、「俺の着ぐるみショーのお客様なのだ。ウルトラマンの中心に汗臭いオッサンが入っていることを知らない無垢なお子様なのだ。」23ページ・とクラスの皆を見下しています。そして「この距離感が居心地いいんだ。遠すぎたら寂しいし、近過ぎたらうっとうしい。適当に笑わしておけば波風立たないし、誰にも嫌われない。」23ページというプロデユースを実行していくのです。
そこには激しい衝突や苦悩は表われて来ません。受けを狙う笑いと気軽な学校生活に満ちています。この手軽さが売れる条件なんですね今は!!
野ブタは、しっかりと人気者になっていきます。わざとズボンが破けたりヘイコラしたりして。
だけど本当に本気でプロデユースしなければならないのは自分自身じゃないのかい修二君!!
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ニッポン・チャチャチャ!

2006-03-28 | ことば。thinking.
WBCの応援ではないですが、日本って「ニホン」なんでしょうか?それとも「ニッポン」なんでしょうか?
日本と呼ばれる国名の起源を考えてみましょう!諸説がありますが、聖徳太子が隋の国に送った書状に「日出ずる処(ところ)の天子」という有名な文面があり、これを日本の語源と考える人が多いようです。
はっきりと「日本」という名称が文献に登場するのは7世紀唐代の史書で、「日本国は倭国の別種なり」という記述があります。
国内でも大化の改新ころには、既に日本という国名を使っていたようです。しかし、当時の読み方は「やまと」「ひのもと」などで、「ニホン」「ニッポン」と音読みするようになったのは奈良時代以降と思われます。
13世紀にマルコポーロがその著書「東方見聞録」の中で日本のことをジパングZIPANGUと紹介したことはよく知られています。ヨーロッパ各国ではそれが変化して現在の呼び名になったと思われます。それでは何故ジパングなのでしょうか?
元朝時代の中国で、日本をジッパンと呼んでいたのがその由来のようです。「日」という感じの音は「昨日」「当日」など現在の日本でも日と読むことからも判ります。
ただ、日本ではその後も日本の読み方には定義は無く、戦前は大日本帝国の場合のように力強さがあるというイメージから「ニッポン」を積極的に使いました。
オリンピック選手の胸のロゴも同じ理由でNIPPONと表記されています。戦後はソフトなイメージの「ニホン」という読み方のほうが多く使われているようです。国立国語研究所の調査でも、ニホンが圧勝。「日本一」や「日本代表」ではニッポンと発音する人は20%いるものの「日本」単独ではニホン派が96%に達しました。
国連のニホンの登録名は「ニッポン」になっていて、国としては一応ニッポンと名乗っているのですが、国号として正式に定められているものではないようです。
70年前、文部省臨時国語調査会が呼称統一案として「ニッポン」を決議したのですが、政府では採択されず、結局、現在に至っています。
法制化されていない以上、正式な読み方があるはずも無く、発音は慣例に従うしかないということです。
でも歴史的ににも国際的にも「ニホン」というより「ニッポン」というほうが正しいかもしれません。
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クラッシュ。

2006-03-27 | looking.
久しぶりに映画を見てきました。「ミリオンダラーベイビー」の脚本を書いたポール・ハギスさんが脚本を書いて原案を作り監督・製作までした映画です。アメリカ社会が持つ問題点・人種差別とか、銃社会とか、貧富の差とかをしっかりと描いているこういう映画は好感が持てます。複雑で根が深い問題だけれど、それを隠さずに掘り起こして解決の方向を見せてくれる映画です。「ミリオンダラーベイビー」がなんともやりきれない後味の悪い結末だったのに比較して「クラッシュ」はより良い社会が出来るんだ、解り合える人間関係も出来るんだという希望を感じさせてくれます。
ロサンジェルスが舞台になりますが、この都市は白人よりも有色人種の人口が多い町です。21世紀半ばには、アメリカの4人に一人がヒスパニックになり、総体で白人人口を有色人が上回る予想も出ています。
映画の冒頭からクラッシュ(自動車事故)の場面、運転手がちが互いを罵倒しあってる場面です。黒人にカージャックされてしまうWASP検事夫妻。職務質問される黒人ディレクター夫妻は黒人であるが上に白人警官ライアンに屈辱的なボディーチェックを受けてしまいます。そのライアン「黒人のために、我々白人の雇用機会が失われているんだ!」と病院の受付で叫ぶような差別主義者なのに、クラッシュして燃え盛る車の中から黒人女性を命かけて救い出します。ライアンも家に帰れば父一人、子一人でデブで尿道炎で病んでいる父親を看病する身です。登場人物の生活背景、性格形成の要因がとても丁寧に深く描かれていて納得性を高めています。
イラン系の雑貨店主は、ペルシャ人なのにアラブと間違われ、差別を受けてノイローゼにかかっています。黒人の錠前屋が鍵を治さなかったと逆恨みして、拳銃を手に入れ、錠前屋へ復讐に向います。アメリカ人にはペルシャ系もアラブ系も区別がつかない現実が抉り出されます。
登場人物一人一人のエピソードが、誤解とか差別意識にあって、解決されていくように見えますが、根本的な問題は解決されず、個々のエピソードも、まだまだ変転があるんですよ!・という余韻にも満ちています。
9,11以来、アメリカを席巻する「キリスト教右翼」と「ネオコン」という不毛な二大潮流はアメリカを硬直させてしまっている感じがします。
ハギス監督は、そのアメリカ社会の危機と、それを改革して行く灯火を示してくれました。だから感動も深いんだと思います。
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初鰹。

2006-03-26 | 旨い!tasting.
桜前線も上昇中ですが、カツオも黒潮に乗って北上中です。
金曜日の夜は、西麻布「千利庵」で蕎麦三昧。
「今日は良いカツオが入りました。」という女将さんのオススメで早速注文。少しモッチリとした身が赤く光って、とっても美味しい初鰹でした。
写真は突き出しのコンニャクの南蛮漬け。白菜漬け。そして、ゲソ焼き。
本日はソバガキを頂きました。
千利庵の蕎麦がきはドンブリの中に細長い卵のような可愛いカタマリが6個ほど、蕎麦湯に浸された状態で、アツアツで出てきます。
それを、ざる蕎麦の汁に付けて食べるんだけど、少し粘り気のある身が、蕎麦の香りとともに口の中に広がって、なんかドンブリ蕎麦飯を食べたような感覚に落ちいってしまいます。
熱燗を合わせて最高でございました。
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口治療。

2006-03-25 | looking.
へらずぐちをたたくなっていう意味で、イッチローと韓国では大流行となっています。
最近の韓国情報のブログを覗いてみますと、もう22日からずーーーっと WBCのことばかり連続して書き込みがされています。韓国っていうか韓国の人達は常日頃からつくづく「どうしても日本には勝たねばならない!」っていう気持ちが強いのだと感じます。最近テレビドラマで流行っているのは「宮」がテーマだそうです。韓国には景福宮などの立派な宮殿があるのに何故皇室が無いのだろうかという気持ちです。韓国の前は、朝鮮という王朝がありました。それを1910年(明治43年)に日本が併合してしまって、朝鮮総督府を宮殿の真ん中におったててしまったのです。
日本人として反省は大ですが、今になっても聞くことはあんまりいい気分ではありません。しかし、韓国と日本の間には、いうにいわれぬ感情が存在することも事実です。
合宿前にイチローが「戦った相手に向こう30年は手を出せないという思いになるほどの勝ち方をしたい。」と別に韓国を特定して言ったわけでもないのに、「イチローの30年妄言」事件になってしまいます。韓国では「韓国が日本に30年間勝てないようにしてやる。」と訳されているんです。ずいぶんニュアンスが違いますね。だから韓国に負けたとき「僕の野球人生で最も屈辱的な事件です。」が「イチローの屈辱事件」になってしまいます。 写真のような朴選手がイチローを殴っているような合成写真も出回ってしまいます。
アメリカに日本が負けたときは、日本が可哀想だの大合唱でした。それが、決勝トーナメント準決勝で日本に敗れ、日本が優勝してしまったのが歯軋り以上に悔しいのでしょうね。
本来なら韓国が優勝していた。7対0で韓国が勝ったのも同然。とか、「日本WBC恥ずかしい初代優勝」「極まり悪いチャンピオン」などという訳のわからない記事になってしまいます。
日本は、予選で負けようが、決勝に残ってルールに従って、堂々と勝利したんだから、真に誇れる優勝だと思います。
一番唾棄すべきは、日程も勝手に、組み合わせも自分の都合だけで決め、審判とグルになって戦ったアメリカです。アメリカの栄光もWBCに関しては地に落ちたね。WBCの結果テレビで放映しませんでした。
韓国も準決勝まで3社で放映していましたが、韓国が負けると3社とも決勝は放映しませんでした。
一方、出場も危ぶまれたキューバこそ日本と同等に誉められるべきチームです。野球が国技で、小学校から野球が必須科目なのです。プロは無いが国内リーグはあります。全員アマチュアで決勝進出です。月給2000円の国、彼らこそ本当に自分のため国のために戦った純粋アマチュアチームでした。
メキシコ大使館には1日500通のお礼メールが届いているそうです。WBCで新たなメキシコとの親善が深まりました。
それにしてもイチローは立派でした。誇りとプライドが強いからあんなに悔しがれるんですね。
解っていて、それでも韓国は言いたいんです!
「韓国はWBCで日本に二回も勝ったニダ。(ヘヨ体ではく、ハムニダ体で言っています。)日本も実質的に2対1で負けたことは分かっているはずニダ。
日本の優勝は恥ずかしい優勝ニダ。10月以降の韓日野球国家代表チームの再対決を要望するニダ!」
となります。
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どぜう汁。

2006-03-24 | 旨い!tasting.
郡山に行ってきました。営業権を頂いた会社との会議です。
お昼ごはんでは、久しぶりにどぜう汁をご馳走になりました。
どぜう、といえば駒形どぜうには何回か行ったことがあります。丸鍋は細いドジョウがギッシリと平たい小さな丸鍋に詰まっていて、刻み葱をたっぷり乗せていただきます。なかなか上品なお味であっさりと泥臭くもなく食べることができます。
どじょうの柳川なんか、もっと食べ易かったです。
最初は、うな重と肝吸いを註文したつもりでしたが、まだ味噌汁が出るというのです。
ハテナ?????ほどなく出てきてビックリ。どんぶり鉢に10センチを越える立派なドジョウがびっしり入った味噌汁でした。
豆腐とごぼうと葱だけの味噌汁。なんたってドジョウが度迫力です。
青森から持ってくると言っていましたが、魚体も太くて頭からかぶりつきました。
やぱり大きいので、小骨が気になりました。
味はといえば、泥臭さは全く感じられなくて美味しくいただけました。
「竹園」・郡山市大町一丁目2-7、電話922-2466
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青木雄二さん。

2006-03-23 | 読んでみた。finding.
「銭」の教訓。―世の中をしっかり見なあかん

主婦と生活社

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名作「ナニワ金融道」を書いた、青木雄二さんが亡くなる直前に執筆したものを集めた本です。
無論、漫画家は漫画の方が数段面白いけれど、青木さんの漫画に対する取り組み姿勢が判ってきます。それと社会に対する見方も。
銭と金と、表現は異なりますが、「女にとっての(いい男)とは、(銭を持っとう男)ですわ!79ページ、の章を読みますと、似てるんです。ホリエモンさんに。
青木さんの言いたいことは、まえがきに凝縮されているような気がします。
「地球上のことを考えた場合、地球があって人類が生まれてきたわけで、土地いうもんは元来、ライオンもキリンも象も全部が共有していたもんなんや。それを人間が「わしのものや」と言い出してからおかしくなった。」と、冒頭にあって、根底に理想原始共産主義みたいな思いが流れている感じがします。そして3万人以上の自殺者を出す、今の資本主義を批判しています。「資本主義というんは、結局のところ金がすべて。金があればなんでもできるし、他人もコントロールできる。どんな人間でも銭の前には頭を下げよる。」悲しいはなしやがな!!と言っていて「だからこそ、勉強せなあかんいうことと違うか。(勉強は嫌や)言うとる場合やないって。自分のためにやらんとあかん。結局、無知な奴はいたぶられる。弱い者に容赦ないで、資本主義いうやつは。」と結んでいる。
あとは実用書も兼ねるみたい、キャッシングからサラ金、闇金に落ちていくアホさへの警告。出資法で29,2%の金利を取ったらあかん。と法律で定めてあっても、「低金利5%」と書いてあって、それが年利でなくて1日の金利で、10日で5割「トゴ」がまかり通るかが書いてあります。
パチンコで破綻した主婦が、家具を一旦買い上げられて、月々・家具リースで搾り取られる様も、細かく丁寧に書いてあります。
40歳過ぎて漫画家になった苦労と「わしほど世間を知っている漫画家はいない。」という自信もよく判ります。
下手そうに見えて手抜きしてない作画への姿勢は見事です。背景のお店の看板「吸血ファイナンス」「犬飼銀行」「キャバレー排卵」「拘束銀行」「ソープランドアソコ」「オメコクラブ」なんて細かく書いてあったのが思い出されます。
なんか「アイフル」のコマーシャルがおどろおどろしく見えてきてしまいます。
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山田ふとん店。

2006-03-22 | 読んでみた。finding.
文句あっか!!―オレのトンデモお笑い人生

文藝春秋

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B&Bの島田洋七がどうやって吉本に入り、浅草の花月に殴り込みをかけて行ったか。人気絶頂から自殺も考えるどん底に落ち込む激しい浮き沈み。そして復活への取り組みが書かれていて一気に読み切ることができます。
洋七さんをささえる回りの協力がすごい感謝の気持ちで描かれています。
駆け落ちした奥さんの肝っ玉が太い!おかずにサバの小さいのひとかけらしか食べれんかった極貧時代、そんな中でも「貧乏ごっこやと思え。」と耐えて生活するし、月給8000万円になっても「金持ちごっこ。」だと8円でも安いトイレットペーパーを探して買うという賢婦ぶりです。
睡眠時間1日10分という超売れっ子の時代、月給15万円の給料制から歩合制に切り替えます。最初の月給が21万円の封筒と500万円の紙包み。次の月が40万円封筒と2000万円のレンガ包み。奥さんはその紙包みを「この頃、ファンレターがぎょうさん来るようになって良かったね。」なんて押入れにほっとくんです。次の月が8000万円・また7000万円と続きます。溜まった3億円に気が付いたときが大爆笑です。
銀行の対応が傑作!誰も3億円貯金したいって言っても洋七のギャグだと信じないのです。
そして親父に漁船を兄貴にはマイホームをプレゼントしてしまいます。そのあとに何と2億円の税金支払命令が来るのです。そこがまた爆笑!3億円稼いで借金生活です。
回りをささえる一員の「うちは明るい貧乏だからよか!」といっているおばあちゃん。また、お母んをつれてハワイに行きます。入国審査のとき、入国目的は口頭で答えなくてはなりません。「ええか、観光、サイトシーイングっていうんやで。」「そんな横文字、覚えられん。」「「ほんなら、齋藤寝具店って覚えたら、それで何とか通じるから。」「それなら大丈夫や、覚えられる。」で実際イミグレーションで係りの人に問われて言いよった言葉が「山田ふとん店!!!」や。206ページ。
そのあとどうなったか?
たけしとの交流・友情も熱く描かれています。
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