方針発表会。

本日は、当社第４期方針説明会を開催しました。
全国から支店長、管理責任者を集めて、TKP神田ビジネスセンターを会場に、熱気あふれる会となりました。
「細事重要　凡事徹底」して、黒字基調が今期はもっと拡大して、BCP事業継続計画への積極的投資が実現するように激励しました。
懇親会も、実績に貢献した方々の表彰やら決意表明で盛り上がりました。
とても旨い酒でした。
祝電などお祝い、ありがとうございました。

薬王堂さん。

盛岡市本社、東北に１６９店舗を展開しているドラッグストアーさんです。
２５０社４５０人以上の方々が方針発表会に参加しておりました。
まず「お客様に喜んでいただける店をつくろう」が合い言葉です。株式も上場しておられます。
わかり易く、明確に、微に入り細にわたって説明いただきました。
しっかりと地元のお客様のこころをつかんでいるのが強みです。
大震災から３年以上。
両親を亡くした震災遺児の進学の夢を実現するために「公益社団法人みちのく未来基金」に参画しておられます。
ゴミの減量化、リサイクル活動も実施。地球環境改善も実行。
「からだと心に愛情を」と、市民健康公開講座も開催。
全国障害者スポーツ大会基金へも寄付を続けておられます。
来年度６２７億円の売上、２００店舗を目指す薬王堂さん。
しっかり応援します。

石割桜。

盛岡市裁判所前に聳え、花崗岩の大岩の割れ目からソメイヨシノがスッく堂々と枝を広げています。
今年は、まだ桜前線が仙台付近ということで、盛岡は３分咲き。
樹齢３６０年。
国の天然記念物に指定されています。
昔、落雷により真っ二つになった花崗岩の割れ目に、自然に実生で桜が育ったとのこと。
満開は、さそや見事でしょう！！！！

セルフケアと健康寿命。

世界に冠たる長寿国となった日本ですが、医療費の増大に歯止めがかかりません。国民総医療費は４０兆円に迫り、介護保険費を加えると５０兆円を越えて、年金　生活保護を加えると社会保障費用が一般会計支出の５２％を越えてきています。
医療機関に病気になってしまってからかかるのではなく、事前に自己治療をして病気にならないようにすると医療費が削減されます。
今回、ピンピン元気で何でもできる健康寿命と平均寿命を限りなく近づけようと、セルフチェックの規制緩和通知が３月３１日出されました。
糖尿病予備軍早期発見のための自己血液検査が、薬局などでも簡単にできるようになりました。
ひろくこの機能をひろめて、糖尿病などを防ごうとの啓発講演会シンポジウムでした。
筑波大学内分泌代謝　糖尿病内科の矢作直也先生による「健康寿命と糖尿病診断アクセス革命による糖尿病早期発見」
厚生労働省局長による「健康寿命延伸に向けた厚生労働省の取り組み」
ココカラファイン塚本厚志社長による「地域におけるヘススケアネットワークを構築する」
日本一般用医薬品連合会会長上原明さんによる「セルフメディケーションは高齢社会の医療問題に貢献します」
とても、示唆に満ちた、いいお話が聴けました。

ゼログラビティ。

見逃していた「ゼログラフィティ」
目黒シネマで見ました。
美しい映画。宇宙から見る地球が美しい、無重力　無酸素　マイナス１２０度の空間に放り出されて　宇宙服の酸素も残り少ない　そこで生き抜いていこうという意思が美しい。
大迫力の宇宙空間、激突場面。
宇宙服を脱いだサンドラブロックのチャーミングなこと。
ハラハラ場面の連続。
生き抜いてやるという強い思い。
帰還した、豊かな海と大地が愛おしい。
とても視心地いい映画でした。

チスル。

韓国現代歴史最大のタブーとされてきた済州島虐殺事件。
韓国独立系制作会社が創った。
日本敗戦後、米国とソ連は朝鮮半島を３８度線で分割。米国に占領されていた南は選挙を行うことになった。南だけの単独選挙が南北分断を決定的にするとして１９４８年４月３日選挙に反対する済州島島民が蜂起。
それを「アカ」の仕業として、警察　韓国軍　米軍は、海岸線５㌔以内内陸にいる人間を暴徒として　鎮圧のため無差別に殺戮した。
殺戮は、なんと７年間の長きにおよんで、この映画のように洞窟奥深く逃れた人たちもすべて３万人が犠牲となった。
その大半は、政治　イデオロギーとは無縁な人たち。
アカの島、共産暴動の烙印を押されて、近年まで語ることさえタブーだった史実。
「なぜ殺されなければならないのか？」わからなかった人たちばかり、「なぜ殺さなければならないのかわからない」韓国軍の兵士。
当時極右のならず者も韓国軍に加えたというが、
アメリカ、時の李承晩大統領は、人類史に残る汚点を記しました。
この悲劇を招いた源は、アメリカとソ連なんだから、この歴史事実をしっかりとまず認識すべき。
ウクライナも　危ういと感じる。
小国、と　無垢な人たちは、翻弄され抑圧され、悲劇が起る。
「アカ」という烙印を押したのは誰だ？
殺戮命令を出したのは誰だ？
国際裁判でナチスと同じようにアメリカと李承晩は裁かれるべき。
そういえば李承晩がかってにひいた李承晩ラインが竹島問題を発生させたんではないか。

見なければ良かった映画だったかもしれないけれど、見なければならない映画でした。

日吉屋外観。

大正時代から営業しているだけある外観です。
振り子のある掛け時計も趣きがありました。

日吉屋。

日曜日は、清澄白河を散歩。
東京都現代美術館の帰り道、大正６年創業の蕎麦屋さん発見。
江戸時代の「深川丼」を食べさせてくれるそうだ。
以前、地下鉄駅近くの深川丼店で食べた丼は、そんなに感激はなかったけれど、ここ日吉屋はびっくり。
まず、丼といってもドンブリではない。
鉄鍋に、ネギとワカメががたっぷり、その下にはこれでもか！！！！と、ぎっしり浅利のむき身が敷き詰められている。
手打ち蕎麦もついて１３００円。
スープもしっかりと浅蜊の香りがしていて旨かった。

次回は、長谷川平蔵好みの「一本うどん」食べてみようと想う。
下町散歩はさまざまな発見があります。

川合康三君。

我が友、川合康三君のエッセイが、岩波書店月刊小冊子「図書」に掲載されました。
３月号と４月号です。
専門の漢詩、中国文学を引用して台湾での暮らしを細やかに描いています。
さすが、文章上手いなーーーー！！！
現在台湾は、馬総統の政策に反対する学生デモの渦中にあります。
その最中、今月初め台湾大学に赴任しました。
しっかりと無事勤め上げて、帰国してほしいです。

序夜「ラインの黄金」

ワーグナー楽劇　ニーベルングの指環序夜「ラインの黄金」
東京春音楽祭のメインイベントです。
１００人以上のフルメンバーNHK交響楽団と、ドイツから参加の歌手たちで演奏会方式でのコンサートでした。
昨年が「ニュルンベルグのマイスタージンガー」。
いよいよ指環シリーズの登場です。
オペラ方式ですとオーケストラボックスに入れる楽団員の人数が制限されますので、演奏会方式のほうが優れているところもあります。
楽劇　ニーベルングの指環は、序夜「ラインの黄金」に続き「ワルキューレ」「ジーグフリート」「神々の黄昏」４夜にもわたります。
脚本も、無論音楽もすべてワーグナーの発想から生まれた作品。なんと巨大な作品かとあらためて感嘆。
神々の住む天界の世界と、地上の世界に住む巨人族や人間、ライン川の底に住む乙女たち。それに地底に住むニーベルング族、地母神エルダがからんでいく。
ライン川で黄金を守る乙女たちから、女性との真実の愛を断念したものだけがこの黄金を手に入れ世界を支配する力を得ることを知り、盗み出す小人族アルベリヒ。
アルベリヒから指環に加工した黄金を奪うのが神ヴォータン。全知全能絶対権力の神らしくない、畏れ、権力欲、金欲、愛欲にも満ち、エルダの予言にも左右されてしまう、なんとも人間らしい神様。
自分の居城ワルハラを巨人族につくらせる御礼に、美の神フライアを差し出すことも約束している。
やはり、ニーチェの「神は死んだ」と共鳴する、「神々の黄昏」へと指環が導かれる伏線が仕込まれている。
神は妻である女神フリッカにも諌められ、妹フライアを巨人族から取り戻すため、世界を支配するパワーを持つ黄金の指環を巨人族に与え、ワルハラ城に堂々と入城。
アルベリヒも巨人族も、いずれ巨万の富と指環の魔力を元手に　神々を倒し　世界を支配してやろうともくろむ奴らは野望を抱いている。
壮大な神話ははじまったばかり。
指環は原子力ともとれるし、さまざまな解釈がされて、現代に息づくニーベルングの指環。
傑出した傑作です。