健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

コップテン。

2010-03-30 | 読んでみた。finding.
沈黙の春 (新潮文庫)
レイチェル・カーソン
新潮社

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今年の秋、愛知県で、生物多様性保持会議が開かれます。
絶滅危惧種が増えている中、世界で、この会議が開かれています。
とっても重要な会議だと思います。
先日、沖縄に行ったら、公園などにはスズメが一杯しました。
このあたり名古屋では、なんか鳩とカラスばっかりが、目に付きます。
数年前から、北海道では「スズメが消えた」といわれています。
旭川を中心に、スズメの死骸が発見されています。

誰かが最初に察した小さな変化が、じわじわと進行し、大きな変化が表面化したときには、取り返しのつかない状況に陥っている。
怖いことです。

1962年出版された「沈黙の春」アメリカのジャーナリスト、レイチェル・カーソンの著書です。
もう、1950年代から、この問題に取り組んでいたと思われます。
第八章「そして鳥は鳴かず」では、
「鳥が帰ってくると、ああ・春がきたな、と思う。でも、朝早く起きても、鳥の鳴き声がしない。それでいて春だけがやってくる・・・・・・。」
40年前、アメリカで消えたのは、スズメでなくてコマドリだった。輸入したベニア板の原料オランダ楡の丸太に付いてきたニレニキクイムシを駆除するために撒布した殺虫剤。広範囲に撒布され、付着した木の葉が落葉。腐葉土になりました。それを食べたミミズ。ミミズの体内に殺虫剤の毒成分が凝縮。そのミミズを主食としていたコマドリが中毒死したという連鎖です。
怖いのは、この異変に気付くまでに多くの時間がかかったということです。

スズメの件も、一体何故?????
原因がわからないだけに余計に不安です。

この本をいち早く、初版発行時に、ひろく紹介した人がいました。
私が、中学、高校時代に通った「斉藤塾」の、斉藤先生です。
斉藤塾で、毎月日曜日に開かれていた、父兄会「昭和会」
ワイドな黒板には、全面縦書きに、推薦本が、50冊ほど・・・・・。
あーーーーーー、立派な先生だった。
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ハートロッカー。

2010-03-25 | looking.
イラク戦争って、何だったろうか??
まったく愚かな、理想も意味も無い、権力・暴力行使をしただけではないのか?
強烈な、冤戦・反戦メッセージを発している映画だと思う。
キャスリン・ビグロー監督が、アカデミー賞の多くの部門を制覇してしまったとうことが素直に納得できる作品だ。
バクダッドの子供たち、住人がちの、よそ者侵入者への冷たい視線・態度の中での、爆弾処理班の物語り。
不発弾をはじめ、バクダッド市内に残っていること自体、イラク戦争を始めたアメリカが原因なのではないか、軍用車にも容赦なく、投石が子供たちから浴びせられる。
兵士たちには、その罪を背負うだけの責任はあるのか????
たんたんと、居直って処理していくジェームス軍曹。
子供の死体に埋め込まれた爆弾も血まみれになってつかみ出すジェームス。
男の体には、爆弾が巻きつけられていて、助けて!!と、叫んでいる。あと2分で爆発。
ボンドとか、並みのサスペンス映画では、あと1秒というときに起爆装置が切られるのだが・・・・・・・・。
ここでは、まったく180度違う結果に・・・・。

爆発・テロ・死、というトリプル恐怖・緊張感を我々観客は強いられ、巻き込まれていく。
全編・爆発寸前の緊張感の持続!!!
兵士たちは、蝕まれていって精神は病んで、酒・殴り合いをして、恐怖から逃れている。
その姿が痛ましく・・・、同化する。

「アバター」は、ジェームスキャメロン監督。キャスリン・ビグローさんの夫。
ともにアカデミー賞を競った。

現在の選ばれた選考者は、ハートロッカーを選んだ。
2作品とも、虚構だ、つくりものだ。
でも、どちらがより真実を表しているかというと・・・・・・、私はハートロッカーだと思う。
アメリカが、まだ、イラク戦争を疑問視しているんだと・・・・・。
この、選考に敬意を表したいです。
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坂根正弘さん。

2010-03-23 | P&E
世界に通用している数少ない日本企業のひとつ。
コマツです。
すべて営業数字の経費も、見える・みえる化を実行して、見事コマツを世界企業まで育て上げた「坂根正弘」さんの人間発見コラムです。
広島生まれの坂根さん。
貧乏学生だった坂根さんを、周りの人たちが温かくサポートする姿はほほえましい。
これは、なんたって坂根さんの心根・目線が優しいからでしょう!!!
家庭教師をしていた十三の病院の娘さんのこと、、、、コマツの寮から出て、はたと困っているときに、寮の世話係だった隣家の美人の奥さんが「ここで暮らしたら」「みんなの食費からあなたの分捻出するから」
日経新聞の夕刊で、美人なんて言われたら嬉しいでしょうね。

日本政府が、自動車や電機ばっかり、基幹産業として援助、外資の進出を認めなかったことも、アメリカのキャタピラー社と、真の切磋琢磨ができてよかったとポジティーブに捉えてたくましいです。

就職にしても教室からコマツへの応募が3人になっていて、教授がジャンケンで決めなさい。
そこで偶然勝ったから・コマツ入社ができたと、、、、、。
この偶然必然も興味深いです。

事実、そして課題が見えれば、打つ手が明らかになる、、と、、「なにごとも見える化が基本」・この信条ができた経緯。

傷み無しでは解決できない問題に立ち向かうのが、リーダーの本来の役割だと言い切る坂根さん。
素晴らしい!!!!
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ねぎどん。

2010-03-19 | 旨い!tasting.
今年二回目の「ねぎどん」訪問です。
深谷ネギがのっかったどんぶりではございません。お蕎麦屋さんです。
安い!!!!!しかも旨い!!!!接客がフレンドリー!!!!です。

谷中「鷹匠」みたいに、極めて洗練されたお蕎麦もいいし、鷹匠さんは・朝7時半からやっている。
こちら「ねぎどん」は午前7時からやっている。
朝蕎麦は、いいねーーーーーー。
7時前に着いたら、もう暖簾かかっていて営業中・お客様もいました。
こういうお店は、流行りますわ!!!

先回は、お蕎麦に玉葱の天麩羅をトッピングしたので、今回はネギ肉細うどんに桜海老のかき揚をトッピング。生卵を加えました。
注文したら、おばちゃんが、朝から・すごい食欲だねーーーー。褒められた。
それにしちゃーーー太っていないとも、言われて、、、、、。

今度は、釜揚げうどん・あsっさりしてるから、食べてみて!!!
だって。
嬉しい。  もう開業して10年になるとか。

東京都台東区千束1-17-8     「ねぎどん」
   03-3873-0738

こんどは、名前の由来を訊いてによーーーっと。
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ロミオとジュリエット。

2010-03-17 | looking.
年齢を感じさせないアナニアシヴィリ。
すごい踊りでした。私と変わらない年齢はほんとうなのか・??眼を疑うとはこのこと。
14日、ゆうぷとホールでの日本公演最終日を見ました。
客席、左右・中央が、かなりのスペース、黒天幕が張り巡らされて客席が縮小されていました。
中には、テレビカメラが回っています。
おそらく、日本でジュリエットを踊るのが最後ということで、放映されるんでしょう。
とにかく、カーテンコールがすごかった、20分以上続いたのではないか?
一階席は、全員・スタンディングオベーション。
それに答えるアナニアシビリ。
可憐です。
体形理想のジュリエットよりも、すこしふくよかですが、踊りの繊細さはだれよりも素晴らしいと感じます。
このバレエ、プロコフィエフの音楽がすごいです。
特に、二幕、キャピュレット家とモンターギュ家のいさかいから発した騒動。マキューショーとティボルトの殺し合い。マキューショーは刺されて絶命。激怒したロミオは、ティボルトを殺す。
そして、ティボルトの葬送・・・・、ここまでの緊張感が素晴らしいです。
プロコフィエフの面目躍如たるところ。

あーーーー、NHK「プロフェッショナル」に出演していたボリショイバレーのソリスト、岩田守弘さんがマキューショーを踊った。
これが、ものすごく躍動感に溢れて、キビキビしていて素晴らしい!!!
賞賛の拍手がすごい。
ロミオ役のウヴァーロフも、素晴らしかった。ゆるぎない大きな踊りで、アナニアシヴィリを支えている。
この舞台が見れなくなるのは、まことに残念です。
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イエローキッド。

2010-03-15 | looking.
真利子哲也監督のデビュー作品であり、東京が藝術大学大学院・終了製作でもある作品。
主なスタッフは、ほとんど同大学大学院生ということです。

また、この映画の女性主役、町田マリーさん。
私の大学時代、同じクラブで汗を流していた後輩の娘さんです。
あの父親から・・・・・・・、まさかの女優さんです。
あと、日本経済新聞夕刊「シネマ万華鏡」の4つ星作品。

なんてって、若いボクサーだけが心の頼りである主人公田村が魅力的。
認知症になっている祖母と何故か、ボロボロ荒れた貧しい家に二人暮しだ。

漫画家服部の描き方が秀逸だと感じました。
「まだ、本気出してないもんね。」「本気出したらこんなもんじゃーない」常に言い続ける、人間の弱さをあからさまの表現する。
痛いねーーー。
ふにゃふにゃの弱さと、悪強さの正面衝突。
イエローキッドという漫画のストーリーと映画の台本がシンクロしてきて・どちらがほんとうか分からなくなってしう。

ついに核の連鎖が始まって、これは、連鎖が続くことが感じられて、救いも何も無い映画だなーーーー。
町田マリーの役柄も受身ばっかりで、素敵でない。

でも、これは、悪の連鎖に陥ってはいけないという警鐘の映画なんだ!!!
きっと。
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垣添 忠生さん。

2010-03-10 | ヘルスsoothing.
日本経済新聞夕刊「人間発見」に国立がんセンター名誉総長・垣添忠生さんの「がんとの長い闘い。」が連載されました。
何代目か前の、がんセンター総長さんは、あと10年で癌を完全撲滅すると宣言されましたが、なかなか難しく、まだ、その達成には至っていません。
がんは、1981年以来、日本人死因のトップになりました。
2008年には、なんと34万人が癌で亡くなっています。
いまや、男性の二人に一人は、なんらかの癌にかかるといわれています。CTやMRI、優れた化学療法剤が出来上がっているために、がん医療の進歩はめざましい!!!
国立がんセンターが出来たのが1964年。
当初は、すべての癌の5年生存率は、30%前後でした。
現在は、約60%にまで上っています。

ここでは、垣添さんが、1975年に国立がんセンターに就職する、以前・・・・、何故医師を目指したか、、、。
奥様との出会い。
そして、奥様の癌との戦い。
うつ病になってしまった経緯。
涙なくして読めない手記です。

患者さんからあがった、がん医療変革を訴える声が、「癌対策基本法」成立に結実したこと、その中味を充実させる力強い実行。
こういった素晴らしい医師が、病気を克服していくのだと、感動しました。
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老舗デパートの対応。

2010-03-09 | P&E
久しぶりに怒れたなーーーーー。
肩に軽いスプリングコート。アクアスキュータムにいい感じのが見付かったので、名古屋のデパートに行きました。
受付で、アクアスキュータムは、どこにありますか??質問。
「何をお求めですか?」「コートです。」「ワイシャツしか、あいにく扱っておりません。」「ほかのデパートで置いているところありますか?」
即座に!!!
「名古屋では扱っているデパートは、ございません。」っていう答え。
近くの松坂屋本店に行きました。念のため・・・・・・・・。
あったんです。
売り場も、コートも。
こういうのって、どうなんだろう??????
まずは、東京店とか、他のお店ならございます。って案内すべきだと思いますが、、。
そして、扱っている他のデパート、調べるくらいのこと、サービスは、してくれてもいいだろうに???
って、感じます。

コメント (3)
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いたる。

2010-03-07 | 旨い!tasting.
金沢に住む友人Aさんのお父様がお亡くなりになりました。
享年91歳。大正9年生まれです。
5年ほど前に自宅で転倒してしまい、大腿骨骨折してから寝たきりになってしまっていました。
だんだん体力も衰えてきて、ついに帰らぬ人となりました。

参列してくださるかた引きもきらずでした。
生前・お元気だっただけに悲しみもひときわ際立ちました。

なんたって、驚いたのは、通夜式も告別式も会場に入ると、軍艦マーチ・など、行進曲が流れていたことです。
喪主のご挨拶で、故人は音楽をこよなく愛していて、楽団の指戦時中に揮者をしていたことがあるそうです。
特にマーチが好きだったということで、故人を偲んで、マーチが元気に流れていました。
祭壇には戦前のライカが2台。
写真も大好きで、そのうえ、絵を描くことも大好き。作品も3点飾られていました。

そして、大きな祭壇の両側には、なんと・サッポロビール大缶のタワーができていました。
すげーーー!!!
とにかくビール!!!それもサッポロビールが大好きだったそうです。
取引先との商談も、お茶でなくって、サッポロビールを飲みながらしたという豪傑でした。
昨今は、なかなかこういった経営者もいなくなりましたし、時代がこんなことを許さなくもなりました。
血圧40まで下がっても、長く行き続けた生命力に献杯です。
Aさん。安らかにーーーーお眠りください。

通夜の夜は、Aさんを偲んで、片町の「いたる」へ。
人情酒酒場で、杯をあげました。
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中村屋。

2010-03-03 | 旨い!tasting.
さとなおさんに紹介いただいたお店です。
大学卒業して、すご就職した、紀伊国屋書店本店隣のお店の筋向かいにありながら、5年間うろうろしていた新宿時代には、眼にもとまらす、今になって行っている。
やはり、知らないっていうことは、どうしようもなかったんだと、諦めているんだけど、アンテナは高く敏感に張っておくしかない!!!
再認識させられることです。
中村屋・一階は、焼きたてのパンなど、美味しそうな匂いに満ち溢れているけれど、二階がなんとも、広い・食堂になっているビルです。

ここの「インドカリー」・美味しい!!!
何十年かぶりに復活した、白目米を使っているという説明。
やはり、そちらを注文しました。
とにかく、骨付きの肉が3個・どかんと入っているのが嬉しい。
辛すぎない味だけど、旨味がしっかりと感じられるルー。
なんとも、アッサリ・消化のいいカレーなのです。

隣の人たちが食べていた、スープスパゲッティも美味しそうだったなーーーー。
あーーー、いろんなメニューが楽しい。
ランチだけど11時半くらいになると、ほぼ満員の盛況です。
やはり美味しいし、ちょっと豪華だし・・・・。満足度は高いです。
こちらで1500円だったかなーーーー。

新宿区新宿3-26-13  TEL03-3352-6161
「中村屋」
老舗の味を守っています。
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