健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

THIS IS IT.

2009-12-29 | looking.
マイケルジャクソンのライブ「THIS IS IT」のリハーサル風景を中心に、マイケルの踊り、伝道師がごとき話、盛り上げて、協力するスタッフとドキュメント風に獲って編集した映画。
ラングの中のライブ。
これっきゃない!!!!とでも訳すのか?!?

マイケルの信者ともいえる信奉者が舞台を創り上げていく過程は感動的でもある。
エッセンス・スピリッツが凝縮されて提示されるから!!!

始まりのところはブロードウェイミュージカル・コーラスラインを思い浮かべました。だって、
バックを踊るダンサーのオーディションの場面から引き込まれる。マイケルと踊りたくってしょうがないダンサーばかり!!!
でも主役は、彼らではなく、あくまでもマイケル。

マイケルが叫ぶところが印象に残った。
ここは、ロックンロールの教会なんだ!!!と。
そして、ダンスのコーチが言う。ロシアのバレリーナ、バジリニコフもこういう動作、仕草をしたんだとダンサーに告げるところ。

マイケルは、舞台作りがイメージにそぐわなかったとしても、決して声を荒立てることはありません。細部までイメージを伝えようとします。
やさしく、解き明かしていきます。
丁寧に、圧倒的に舞台から訴える力を生み出していきます。
それは、感動的だし、ムーンヲークして踊るマイケルを見て、画面にひきつけられます。

そして実際の舞台でもないのに、映画・映像で、そこにマイケルはいないのだけれど、会場から拍手が鳴り響いてくるんです。
見て、よかったです。
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流行語。

2009-12-27 | ことば。thinking.
年末が近付くと「今年の流行語」が選ばれます。
世界的なイベントのゆです。
日本では、「2009 ユーキャン新語・流行語大賞」です。
候補60語が発表されて12月1日に大賞・ベストテンが選ばれます。
「婚活・1000円高速・裁判員制度・事業仕分け・脱官僚・新型インフルエンザ・草食男子・八ツ場ダムなど・・・・。」
時の世相が反映されてますねーーー。
今年は、ご存知のように「政権交代」

昨年は、もう忘れているほど、時の流れが速いけれど・・・・・・・。

「アラフォー」「グー!」。
「あなたと違うんです」の福田さんは受賞を辞退しました。

先週、オックスフォード大学出版局が発表した「今年の言葉」。
「アンフレンド」だった。UNFRIEND.。インターネットのSNS・ミクシサイトで、友人としていた登録を取り消すこと・・・・だそうだ。
冷え冷えとすつ温かみの無い言葉が、米国社会の現状を表しているのかも。
その他、負債が資産を大きく上回ったのに公的支援(税金)で持ち応えている「ゾンビバンク」。ZOMBIE BANK。
あと、失業した人たちを表現したのか、
ファンエンプロイド。
FAN、楽しむ。UNEMPLOYED、失業。
いずれにしても、暗い暗い・現実をモロニ表しているように感じます。

来年は、いい年にしたいです。

玄関の靴箱の上だけ、整理してお飾りをしました。
鏡餅と、酒盃です。
鏡餅は、ガラス製・かわいらしい!!!
金沢駅近くの「COLLABON」で、買った・片山由佳乃さんの鏡餅です。
ツルツルしていて、和室にも洋室にも合いそう。

金杯は、なんかクリムトを思わせる金彩で、輝いています。
鈴木秀昭さんの作品です。
金の日輪のように輝いて眩しい!!

来年は、明るくって、いい年にしたいです。
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わたしを離さないで。

2009-12-24 | 読んでみた。finding.
わたしを離さないで
カズオ イシグロ
早川書房

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恐ろしい小説です。
静かに・静かに、ひそやかに、恐怖が押し寄せてきます。
カズオ・イシグロの作品。
思い出しました。タイでの臓器売買を題材にした映画を。
しかし、あの映画のようにセンセーショナルに、悲劇を暴き出すのではない。

人の心のヒダにしみこんでいく悲しみ。
最後になっても、その悲しみの語り口は、変わらない。

人に行き方、エゴイズムとはなんだろうか??
人のために生きるとは・・・・・・・・。
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カキフライが無かったら来なかった。

2009-12-21 | 読んでみた。finding.
カキフライが無いなら来なかった
せきしろ,又吉 直樹
幻冬舎

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週間ブックレビューで、推薦されていた本・。
題名に惹かれ買ってしまった。
なんという緩い・ユルーーーーーーイ、キャラクターだろう!!!
日常の出来事を、ささいなことを、このように・ありもままに・ゆるやかに感じる感性は、いままでなかった。
469句の俳句が、左右のページに二人で競演。
「まだ眠れる可能性を探している麻」
又吉。
「人見知りを貫いた成果を見せる機会がない」
せきしろ。
「獏がデジャブとつぶやいた」
又吉。
「モータープールでは泳げないと知った夏の日」
又吉。
「趣味が高じて趣味がなくなる」
又吉。
「チェックアウトが10時で時間が空いた」
せきしろ。

などなど、、、、、、、。
散文もシュールでオモロイ。
写真も・視点を感じる。

確かに自由派・・・無修正の心だ!!!

なにものたちだ???お笑いの奇才と、妄想文学の鬼才だった。
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戦場でワルツを。

2009-12-20 | looking.
パレスチナ難民キャンプでの虐殺事件を題材としたイスラエルの長編アニメです。
イスラエル兵士としてレバノン戦線に参加したアリ(監督自身)の体験にもとづいているという。

アニメ。しかしなんというアニメだろう。
暗闇と影が支配するアニメだ。
寒さと、吹きさらしの風、そして雨。色彩というものが感じられない。

宮崎駿さんのアニメ・ラピュタもポニョも、素晴らしい。なんて色彩に溢れて明るくポジティーブだろう!!!世界に冠たる日本アニメの代表です。

しかし、このイスラエルのアニメも素晴らしい。
陰影に満ちた画面。暗闇ばかりが支配するアニメ。戦争の現実をこれほど生々しく表現できるのかと驚嘆するばかり。

レバノンでは・当時、親イスラエルのバシール大統領が暗殺された。このカリスマ大統領がいなくなると彼を支持するキリスト教民兵たちは、難民キャンプにテロリストがいると決め付ける。
これは、どこかの大国が、大量破壊兵器がある、テロリストがいると決め付けたことと、なにも変わるところが無いと思う。

イスラエル兵士として参戦しているアリは、記憶を喪失しているという設定。
なにか、ものすごくショッキングなことに遭遇、自分も実行したのか、記憶が飛んでいる。
それを、戦友・友人に会うことによって、回想場面を含めて、記憶を、おぼろげながら、明らかになってくる。

イスラエル兵は、パレスチナ難民キャンプでの大虐殺を、阻止せずに、見守り・援護したのではないか???

あまりにも残酷な部分が、記憶から飛んでいて、それを探ることから、残酷さが、より強く浮き彫りになる。

フォルマン監督は、アリだった。
街頭に溢れる、涙を流しながら叫ぶ女たち。そのあいだを縫ってあるくあり。

そして、最後の場面だけ、アニメでなくて・・・・・・・・・・。

これは貴重なアニメ映画です。
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今年も。

2009-12-16 | 勝手にranking.
師走もあと二週間になっちゃった。信じられない温かさです。
本日から冷え込むみたいなんだけれど・・・・・。
例年どうり2009年、ヒット商品番付が発表されました。
東の横綱は、エコカーでした。
私も、今年助成金・エコポイントを利用しまして、ハイブリッドカーにしました。
しかし、西の横綱・激安ジーンズは未体験ゾーンです。いまだに・・・・。
大関も、発光ダイオードを使った、消費電力白熱球の八分の一の電球でした。
フリーもキリンが開発した、まったくアルコールがないビール風味飲料です。
関脇が「餃子の王将」と、「規格外野菜」
小結が「下取り」です。

とにかく低価格・価格破壊商品が、番付を飾ります。
あと、環境保護・エコ商品が、売れに売れた!!

寒さが増すと、ユニクロのヒートテックが大ブレイク!!!!
もう、2・3店見たが、売り切れ状態。
発熱下着は以前からあったのに・・・・・・・・。
デザイン・ネーミング・売り方で、こんなにも様変わり・右肩上がりになるのか!!
感歎です。
いつの時代にも、どんな不景気といわれている時代でも、お金が集まる会社は出てくるし、売れまくる商品も出てくる。
いくら日本の全体GDPは伸びなくても・・・・・。
やはり、こういう厳しい時代だからこそ企業間格差は、より鮮明になってくるのかなーーーーと、これ・っ実感!!!

まーーーだ、まーーーだ、やり切れていないことばっかり!!
宝の山は、どこにでもあるんですねーーー。
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カティンの森。

2009-12-14 | looking.
土曜日の夕方というのに、満員。札止め。
恐ろしい映画です。
カティン。虐殺があったことだけは知っていましたが、ナチスドイツが実行したことだと思い込んでいました。
不勉強を恥じます。
今年83歳になるアンジェワイダ監督が50年以上映画化を画策していて、ついに完成したという労作です。
1938年に始まるポーランドの悲劇。
ドイツとソ連、双方から侵略され分割統治されていたとは!!この事実も知りませんでした。
そして、カティンの森で実行された大虐殺がソ連の手で行なわれていたとは!!
絶句!!!
異常な緊張感を持って見続けなければならない映画だ。

この映画を見ると、はたして現実的を踏まえているとの前置きでスピーチしたオバマ大統領のストックホルムノーベル賞授賞式での戦争肯定内容に疑問を感じます。
いかなる戦争もしてはならない・・・・・・・、と。

この映画。
ロシアで上演されるのだろうか?
中華人民共和国ではどうだろうか???
北朝鮮では・・・・?

宮崎駿さんの映画も素晴らしい。
しかし、この映画も、小中学生に見てもらいたい。
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時代を映す。

2009-12-11 | 読んでみた。finding.
師走も10日経ってしまいました。
今年の10大ニュース・今年の川柳・募集の時期ですねーーー。
相変わらず第一生命さんがサラリーマン川柳を募集、人気投票しています。
応募作品2万1千455件。
2位が、「久しぶり ハローワークで 同窓会」
                 ほろ苦いですねーー。世相ですね。
5位、「やせたのは 一緒に歩いた 犬の方」
                 それでも歩かなくっちゃー!!!
10位、「篤姫に 仕切らせたいな 国会を」
                 民主党になっても何も決まらないねーーー。
4位、「朝バナナ 効果があったの お店だけ」     
                 今現在、潤沢でなにより。

なんと1位が、「しゅうち心 なくした妻は ポーニョポニョ」

映画は大人気だったのはわかるんだけど、ちょっと意味がわかりません。
どなたか意味を教えてください。  
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陰獣。

2009-12-09 | looking.
江戸川乱歩原作の小説を映画化したシュローダー監督。
「刺青」二部作も見たけれど・・・・・。
名古屋シネスコーレで上演中。
幕開けから、なんとチャチな画面つくり!!!まるで紙芝居そのもののレベル。
雑で、安易な仕上がりだなーーーーーと、見ていると、それはフランスの大学での講義に題材として使われている大江春泥という推理小説作家の作品でした。
そっから、そんも教授が尊敬する大江春泥に会いに日本へ向けて出発。
そこで、フランスでモデルをやっている女優・源利華演じる芸者と出会う。

なんといってもオカシイのは、全編ほとんど台詞がフランス語で話されているっていうことです。
シュローダー監督の、京都御茶屋好みがよくわかります。

本編に入っても、作品の出来映えの、安っぽさは全編に流れていて、その寓話的効果がまた、嘘っぽくって、不思議な雰囲気を醸し出しています。

なんといっても源利華さんが、妖艶で美しく。
ドレス、着物、緋色の襦袢、ランジェリー姿と、美しく・その表情を変えてセクシーです。
この源さんを見るために映画と判断しました。

でなくっちゃーーーー、あまりにも安普請の空気に満ちていて耐えられないです。
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過ごしてないじゃん?

2009-12-06 | looking.
ポーランドのスコリモフスキ監督による、なんと17年ぶりの新作映画「アンナと過ごした4日間」です。
映画評論家・中条さんの、本年屈指、監督の恐るべき才能が全編に発揮されていて、必見の一作、・という批評につられて見てきました。
いやーーー、なんだか・よくわからない映画だった!!!
批評家といわれる方は、何を基準に本年屈指という言葉を発するのだろう??
と、疑問をもってしまった。
面白くって、元気が出るよりも、沈潜していく心を感じてしまう。

ちょっと頭の弱いレオン。
田舎の病院で火葬係をしていて、死体の指輪を盗んだ・盗まなかったで、院長との関係は悪化してきている。
病院に勤務する看護師アンナ。そのレイプされる場面に遭遇するレオン。
ただ、見ているだけだった。
そして、アンナに異常な片思いの気持ちを募らせていく。看護師宿舎が向かいにあって、毎晩勤務から帰るアンナを覗いているレオン。
そして夜勤中のアンナの部屋に忍び込み、アンナが寝る前に飲むお茶に睡眠薬を混ぜて、部屋を出てくる。
そして、とうとうアンナ就寝中に部屋に忍び込むようになってしまうのだ!!!
驚くことに、触ったりは決してしないし、出来ない。
ただ見つめている、そして壁掛け時計を直したり、誕生日祝いパーティーの後片付けしたり、とうとう、誕生日祝いの指輪を持ち込んで、アンナの指にはめてしまう事態に・・・・・。
その、忍び込む場面がスリリングではあるけれど・・・。

なんにも4日間も過ごしていないではないか!!!
忍び込んで、見つめていただけの4晩。

とうとう、アンナの部屋から脱出するところを発見されて、逮捕され、裁判にかけられるレオン。
「好きだ!!!」とも言えない。気持ちを伝えることもできない。
単なる、ストーカーよりも内気で、もどかしさが感じられるが・・・・。

裁判でも、レオンは、すべて愛のため・と言い切るが・・・・・。
アンナは、受け入れない・そして、指輪はレオンに帰される。
なんの進展もない二人の関係。

そして出獄して家に戻ると向かいの看護婦宿舎は、無くなっていた。
なんと、寂寥感ばかり感じられる映画なんだろう。
いろいろな愛があるのだ、ということを示したいのか・・・・。
心震える感動は、どこにも無かったと感じてしまった映画でした。
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