健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

世阿弥。

2024-02-27 | 読んでみた。finding.
 こんな場所にも、世阿弥が、取り上げられていました。
世阿弥は、絶頂期から、佐渡島に流されて、失意の日々を送って、まさに、天国から、地獄まで味わい尽くした人。
能の極意を伝授する、花伝書、風姿花伝が、ビジネス書に通じるところあり、という書き方です。
とても、わかりやすく、読みやすい本です。

ちょしゃM大江さんは、野村證券を定年まで勤め上げ、経済コラムニストとして、執筆や、講演をなさっている方です。
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昼ビールでもしながら、、、、、、、、、、、、。

2024-02-23 | 読んでみた。finding.
 日経新聞 話題の本欄で見つけた、韓国人フリーイラストレーター、ハ、ワンさんが書いた「あやうく 一生懸命生きるところだった」です。
まず、題名に惹かれて、ネガティブな内容を想像させますが、読むと、それほどでもなく、、、ポジティブ。
自分を取り戻す気分になれるような気がするし、社会復帰への道筋も示されているようにも感じられます。
今を大事に、毎日生きていくのが 大切だとも、、、、。
とにかく、平易、気軽に、読んでいけるし、文中のイラストもゆる〜ーくって、著者のもの。
昼下がり、寝っ転がって、ビールでも飲みながら読むのが、最適でしょう。
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打ち方を教えない。

2023-11-05 | 読んでみた。finding.
 ゴルフのコーチとして、今までの常識では、思いつくことさえない、やり方というか、方法といいますか?
海外の試合参加でさえ、初めてだった、渋野日向子さんが、なんと、42年ぶりで、メジャータイトル獲得してしまいました。
青木コーチと、タッグを組み始めて、さずか17ヶ月目の偉業。
なぜ、教え子 渋野さんが日本人として史上2人目のメジャーチャンピオンになることができたのか??

コーチ、青木翔さんが、どのように、生徒と向き合って、生徒の可能性を聞き出していったのでしょうか??

言うは安く、行うは難し!!!!

モチベーション、向上心を高め、やる気を高めるか!!!

とっても、読みやすく、わかりやすく書かれています。
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イスタンブール経由、トウルーズ往復、ターキッシュエアライン。

2023-09-16 | 読んでみた。finding.
2023年ラグビーW杯フランス大会、対チリ戦を応援して、帰って来ました。エールフランスや、ルフトハンザは、戦争中のロシア上空を飛行できず、往路だけで14時間以上かかります。ターキッシュエアラインは中国上空を飛んで、イスタアンブールに行けるので飛行時間は短縮できました。でも、しかし、出発便が大幅に遅れたので、かえって時間がかかったかのしれません。往復の機中で、持参した6冊、読み切りました。普段なかなかマットまった読書時間が取れないので、貴重な愉楽のひとときでした。私には、瀬戸内寂聴さんの「秘花」が、すごく心にしみ込みました。世阿弥の絶頂期から、佐渡島へ流され、そこで、命尽きるまでを、丁寧に愛情込め感動のもとに書き上げています。また、読み返すべき感涙の書でした。村田さんの「コンビニ人間」も考えさせられ、面白かったし、林真理子さんの「私のスポットライト」も、自らの好きに向き合う苦悩と喜びが描かれていて、ジワリ感動。ハゲタカ、イラン人は面白すぎるは一気に読めました。新型コロナウイルス感染拡大以降、初めての海外旅行。いい、きっかけになりました。
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ノモハンの夏。

2022-05-08 | 読んでみた。finding.
 NHKテレビ「この人に会いたい」シリーズを見て、半藤一利さんを深く知ることになりました。
そして、昭和史、上下を読んで、日本の社会科教育で、なぜ日本史を講義しないのかが、私なりにわかりました。
中学校、高校の社会科の教科書に、掲載すべき、半藤さんの昭和史だと、思っています。
半藤さんの代表作、第七回山本七平賞受賞作品「ノモハンの夏」。
昭和12年の日中戦争勃発から、泥沼の戦争を続け、14年に満州西北部モンゴルとの国境紛争。モンゴルはソ連が実効支配。
ページをめくるのが、切なく、もどかしい、当時の三宅坂参謀本部の無能さ、支離滅裂、現状敵状態認識皆無のエリートたち。
満州西北部、関東軍作戦課の無謀、本部無視、いい加減なソ連軍把握。当時リーダーの実名も挙げられている。
関東軍は、配線間際、条約破って侵略してきたソ連軍に対して、民間人をほっったら歌詞にして、逃げたという恥辱の集団。
ノモハン戦争のデタラメ遂行と同時に、日独伊の三国同盟、締結か田舎の、閣議、海軍と、陸軍の意見相違状況が、同時進行。
ノモハンの大敗を、知らせず、認識せず、第二次世界大戦に向かう、無能、日本。
時を同じくしてソ連軍は、ドイツと不可侵条約を結び、ポーランドに攻め込んだ。
「東部ポーランドに居住するウクライナ人と白ロシア人を戦争の被害から保護する為」
が、その理由。
今の、ウクライナ侵攻と、同じようなこじつけ。
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民主政治のあけぼの。

2022-01-17 | 読んでみた。finding.
 相変わらず意気軒昂な塩野節といいますか、わかりやすく解き明かしながら、自らの意見もしっかりと書き込んで素晴らしい!!
「ローマ人の物語」、全15巻を読んで、「ローマ亡き後の地中海世界」全2巻を読み、今回、ギリシャ人の物語を読みました。
ローマ人は、エトルリア文化を吸収し成長したというけれど、政治、経済、インフラ整備の部分では、ギリシャの影響が大きい。
ローマの市民集会、元老院政治は、王が支配する専制独裁政治から大きく踏み出した政治形態だけれど、その原点は、ギリシャに行き着く。
ギリシャ人が、民主政治の権現とも言える、ペリクレスを、どのように生み出したか、その後の、アレキサンダー大王の時代。
そして、なぜ、ギリシャが滅んでいったのか、納得、得心させてくれる優れた読み物です。
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人間臨終図鑑。

2022-01-13 | 読んでみた。finding.
 年末から、年始にかけて、読んでいる本。なんだか時期がふさわしくない気もするが、
むしろ、生き抜いていく、パワーのような 心ね を、もらう気がする。
元はと言えば、関川夏央「人間晩年図鑑」に感動して、実は関川さんが、山田風太郎「人間臨終図鑑」に触発され、
書き上げた本だと知り、そのルーツを訪ねてみた次第。
第1巻は、10代に亡くなった方々から49歳に死んだ方々を描いている。
ところどころ、警句が散りばめられ、感慨も深まる。
「死をはじめて想う それを青春という」山田風太郎。
「親も友達も、みんな死んでいきました。そのくらいのこと私でもできるでしょう。」田中澄江。
などなど、、、、、。
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またまた、日本の惨劇を感じることに、、、、。

2021-12-09 | 読んでみた。finding.
 日本経済新聞の、梯久美子さんが毎週連載している「この父ありて」。
10月は、辺見じゅんさんでした。
逸見さんが、角川書店創業者、角川源義さんだったなんて、この記事で知りました。
源義さんも、戦争による心の傷が限りなく深かった方で、哀愁と孤独が、この二人の絆を強めたと書かれてます。
生きる力を文化に求め。の記事。肉親を相対化して捉える筆。の記事。
そして、さまざまな魂、静める旅路。深く考えさせたれます。
新聞連載記事がきっかけで、「男たちの大和」「ラーゲリからの遺書」読みました。
切なく、悲しみばかりがこみ上げてくる、読むのに、とっても辛い内容です。
後世にへと、伝えて行かなくてはいけない、日本の愚行。
小中学校の、教材にも使用してほしいと思いました。
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精神病院を捨てたイタリア、捨てない日本。

2021-11-03 | 読んでみた。finding.
 私も、精神病患者さんというと、遠ざかる差別の意識が恥ずかしながら存在します。
日本の社会は、なるべく精神病の患者さんは、隔離して、社会の安全を守りきるという方向が優勢です。
患者さんを社会復帰させてあげる、力仕事、たいへんな治療にチャレンジしないところがあることを痛感させられる本でした。
イタリアでは、精神病を精神の病気というよりも、精神病棟のもたらす病気だと、とらえ、気づきがありました。
力、拘束とか、薬物だけで押さえつけない、ものとして患者を扱わない。
ここからの出発です。
精神病患者さんの、社会的挫折感症候群を食い止め、社会に返す作業に手をつけた素晴らしさ。
また、イタリアが一段と好きになりました。
イタリアに比較しての日本の現状も明らかにされてしまいます。
支配、隷属、抑圧から、チームで患者によりそい、親密に接しながら、説き、納得しながら、自分の狂気と共存。
気の遠くなるような、辛抱つよい治療継続。
その芽が、日本、帯広にも生まれているのに期待したい。
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たゆたえども沈まず。

2021-08-01 | 読んでみた。finding.
 ゴッホと弟テオに対する、限りない愛着が感じられる物語です。
ゴッホとテオは、ゴッホの書簡という詳細な記録が残っていて、明快にわかる部分もあありますが、
パリ時代、兄弟同居していた時には、お互いの書簡は無くって、そこにフィクション、想像が入り込む余地があります。
そこを、原田マハさんは、林という画商を登場させ、浮世絵版画の影響などを浮き彫りにして、物語に膨らみをもたせてます。
「星月夜」を生み出したエピソードを含めて、ゴッホに対する強い思いと愛情に溢れた物語です。
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