健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

石庭美和「風」。

2014-10-30 | looking.
石庭さん曰く。
長く待った子供を授からなかったので、子持ちになる人生を諦める代わりにきちんと好きなことをやって死んでいこうと思った。だから生活を整理し、本気で絵を描き始めた。その途端、腹に子供が宿った。先ずはつわりが来て、絵具の匂いに吐いた。生まれた赤ん坊には感激したが、可愛い野獣は生後3年以上も睡眠が熟さず、寝不足という消耗に全ての集中、判断力を削がれた。やがて子供が言葉を持つようになると眠りが深くなり、代わりに1日中休むことなく喋りはじめる、、、、。先達の女達が皆通った道なのだ、、、、、、と、自らを励まして制作に臨めるようになった今は、小学校に助けられている。愛しい敵の就学時間が私の制作時間となったからだ。
今、私は自分の為には滅多に外出しない。アトリエに籠れる時間はまだまだ少ないのだから、故に殆ど外の誰にも会わなくなった。世の展覧会も楽しげな集まりも皆別世界。そんな底深い育児の穴から覗く空は美しく、季節の草木は芳しい。
夏休みが終わる日の夜明けに、息子の眠る寝床から携帯でこの文を書いた。明日からは授業が5時間となり、私の時間が戻ってくる。、、、、、、、戻ってくるよね???今回のグループ展の〆切が迫ってきてるんですけど!!!!(と言いつつ、朝御飯の支度に向う)

文章も素敵だけど、習作「風」は、素晴らしい。
こちらが習作?????
おもわず見入ってしまう完成度の高さ!!!!
復帰してきてくれること、この上ない喜びです。
コメント (2)
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室井佑月さんトーク。

2014-10-28 | 聴けた!imaging.
お得意様イベントをサポートしました。
1500名以上の希望者があり抽選で600名が参加という人気です。
室井さんのように強く生きることができたら素敵。
裕福な家に生まれて、高校生時代はイギリスに留学。そうしたら父親が倒産して夜逃げ。
急遽帰国して、一家は暗転。
すぐさまOL,コンビニ店員、ファミレスに働き、銀座のホステスが一番長かった。
一家を支えなくてはいけなかったから。
20代で物書きになる。
年間300名デビューして1人残るかという世界。
運よく1997年、性の小説大賞に選ばれた。
銀座時代から「一緒に死んでくれ、っていう男はたくさんありましたが、「結婚してくれ」と、
はじめて言ってくれた方と結婚29歳。
現在中2の息子がある。
夫、浮気して離婚。5000万円の連帯保証も背負う。
思えば当時、月の連載60本で、家庭を省みるゆとりがなかった。
現在月15本、
息子には「世界を動かす男になれ」と、言い続けている。
「男は自分から約束させないと動かない」
人間って、一人で生まれ、一人で死ぬけれど、一人では生きていけない。
小さな幸せを感じながら、雑草のように逞しく生きていきたい。
いいお話でした。
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森山良子ライブ。

2014-10-22 | 聴けた!imaging.
オーチャードホールに行ってきました。
森山良子さんといえば、東京での下宿暮らしの時、午前0時くらいの深夜放送。
この広い野原いっぱい、、、、、、、、。
ソニーのミニトランジスターラジオで、こたつに入りながら聴いていた。
そして、今日の日はさようなら、、、、、、、、。

なんたって森山さんの高音は透き通っていて、延びがバツグン。透明感あふれる歌声で、聴いているだけで幸福感に包まれます。
アンコール前の最後の曲。
やはり「さとうきび畑」
寺島さんの葬儀のときは、この曲が流され、谷川俊太郎さんが弔辞を贈ったといいます。
「ざわわざわわざわわ、風に涙はかわいても、この悲しみは消えない」
素敵なリサイタルでした。
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島田「おんな泣かせ」

2014-10-13 | 旨い!tasting.
甘口端麗な島田のお酒です。
ラベルの お姉さんが持っている手紙は何なんでしょうか??

今日まで日本薬剤師会全国学術大会で山形に滞在しました。
VOCA大賞を受賞した 田中望さんに、山形でオススメのお店を訊きましたら、まず、山形は蕎麦!!!
「庄司屋」さんを紹介いただきました。
すばらしい香り高い蕎麦を堪能しましたが、そこでメニューにあった清酒が、なんと「くどき上手」
鶴岡市の蔵だそうです。
こちらは、爽やか辛口端麗。

セットで飲んだら味わい深いでしょうね!!!
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アンティーカ トラットリア ノスタルジカ。

2014-10-07 | 旨い!tasting.
「古き懐かしい食堂」とでも訳すのか、中目黒のアンティーカ トラットリア ノスタルジカ。
力強い、とても美味しいイタリアンだった。
お皿の派手さ、盛りつけの美しさには遠いけれど、、、とにかく旨い。
「仔羊のコラテッラ」内蔵の煮込み。仔羊のレバーペイスト、ポルチーニのパスタ、コウイカの前菜。
どれも美味しい。
写真の栗とセロリのパスタ、絶品でした。
中目黒にあります。
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天野正子さんの著書。

2014-10-05 | 読んでみた。finding.
「生活者とはだれか」「つきあいの戦後史」など。
「老いがいの時代」の中で、天野さんは「老いとは記憶であり、時間の大方は過ぎ去った過去の歴史に立ち戻り 過去の世界をよみがえらせ、生き直すことにあてられる。」
と書かれています。
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天野正子さん。

2014-10-05 | 読んでみた。finding.
東京家政学院大学学長であり、お茶の水大学名誉教授でもある天野さん。
老い、老いていくことについて深く考えさせてくれる。
生と、老い 死は、人生の両極ではなくって ひとつながりであり、自分が今 渦中にある若さの価値が 実は相対的なものでしかないことに気付いて欲しい、、、、と、言います。

戦後の一時期は「死にがい」の時代、高度成長期に盛んだったのは「生きがい」、何をどれだけ獲得したか、業績や地位が最大の関心事だった。
それから、、、失われた20年を経て高齢化社会が現実になった今を、「老いがい」の時代だと位置付け。
人生85年時代、65歳で仕事辞めても あと20年。
老後や余生という後ろ向きのイメージだけで過すには長過ぎる。

老い、、、、は、人生の最後ではなく、幼年ー青年ー中年ー老年ー死までの生きる営み全体を「老いる」、エイジングという進行形でとらえるべき。
老いは なにかを失うだけではない。
老人の日々は、衰退だけでなく、創造の連続。老年になって得るのは それまで知り得なかった新しい人生の見方。
天野さん、すごいです。

しっかりと年を重ねていきたいものです。
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